モトローラ 目黒蓮アンバサダーに起用した経緯と狙い?「直近ではほぼ初」な広告展開

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モトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社代表取締役社長の仲田正一氏

 『モトローラ新製品・新ブランドアンバサダー発表会』が9月17日に都内で開催。アイドルグループ『Snow Man』で“めめ”の愛称で親しまれている目黒蓮がブランドアンバサダーに起用となったが、その狙いなどが関係者から明かされた。

 スマートフォンの開発および販売を行っているモトローラ・モビリティ・ジャパン合同会社(以下、モトローラ)では、9月27日より大型アウトディスプレイを備えた新型折りたたみスマートフォン『motorola razr 50』シリーズを発売予定。これにあわせて目黒をブランドアンバサダーに起用し、9月18日より全国放送となる同製品の新TVCM『ひらかれる世界』篇(15秒・30秒)にも出演となる。

 会見後、モトローラ代表取締役社長の仲田正一氏が囲み会見を開催。その際に、仲田社長は、モトローラを取り巻くいまの環境として、多く認知している層が40、50代が多いとともに、「10代がお金は使いたくないけどそれなりの性能がほしいという方が使われているのが現状だと思っております。ただやっぱり、20代、30代のこれから市場を牽引していく世代にまだまだモトローラは知られていないというのが事実です。そこは、まずは知って頂くということで、目黒さんにブランドアンバサダーをお願いしたという経緯です」と、狙い20代、30代の層へまずはモトローラを認知してもらうということに力を入れている戦略を窺わせることに。

 アンバサダー選定の際に仲田氏は「いろんな可能性を考えました。目黒さんは真摯に真面目にいろんなことに取り組んでおられる。それから新しいことにチャレンジしていく。そういう姿勢はわれわれモトローラがチャレンジャーとしての姿勢。かつ通信市場において真面目に100年近く仕事をしてきたところと通じるものがあるのではないかなと思って起用させて頂きました」と、あらためて起用理由を語った。

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 モトローラでは店頭策としてソフトバンクのショップ限定でQRコード付きのカードを用意したり、屋外広告、体験スペースなども展開。さらに、目黒&アバター“ミニREN”と2024年12月下旬に放送を予定しているというCMに自分が作ったアバターが出演するかもしれない『motorola razr 50 AIBOU アバターCM 出演キャンペーン』も展開したりとTVCMだけではなく大々的に広告展開もしていく。

 これだけの規模の広告を打つのは仲田氏によると「直近のモトローラでは、この10年くらいではほぼ初では。何十年ぶりぐらいの規模です」と、相当に大きなプロジェクトである様子を窺わせる。

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 また、仲田氏にとって、今回の目黒の起用で何が達成されれば成功であると感じるのかも質問。「まずはやっぱりモトローラをみなさんに知って頂く。そして知って頂くことを通じて、今度は2つ折りの端末の良さ、ご理解と思っています。ただこれは触って頂くしかないです。あとは長い時間を使って頂くうえで、良さを分かって頂いて、2つ折りの市場が広まっていく、そしてその中で、モトローラが一定のシェアを占められる。こういう順番で考えております」とのことだった。

 取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ