“ひろゆき”の愛称でも親しまれているエンジニア・西村博之氏(以下、ひろゆき)が12月16日に都内で『Mo,de in Japan』ブランド商品発表会に登場した。
2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)の創設者の一人としても知られているひろゆきが、株式会社made in Japan(メイドインジャパン・所在地:石川県鹿島郡)を設立。同社では、ひろゆきが、日本の隠れた職人たちが作る製品を世界に広めるために設立したもの。これにあわせてフランスからひろゆきが緊急帰国した。
同社では、優れた技術力を有する企業とパートナーを締結し、新規ビジネスを開拓していく。その第一弾としては、繊維メーカー大手で石川・能登に本社を置く丸井織物株式会社とタッグを組み、アラミド繊維100%(防弾チョッキや防刃チョッキに使用される繊維)で作られた「燃えにくい、切れにくい」衣服ブランド『Mo,de in Japan』(モードインジャパン)を作り上げた。会見では今後同社でスーツ、食品などの開発を考えていることも明かされており、スーツに関しては以前の動画でもすでに着用しているものが出ているとも明かしていた。
デモンストレーションとして、ひろゆき自らがバーナーで炙り、ナイフで切るデモンストレーションを実施することに。さらに、耐火性を照明するため、会見中、衣服の下にロウソクを置いて行い、最後まで衣服が燃えることはなかった。なお、耐熱というわけではないそうで、衣服は燃えずとも中は相応に熱いのだそうだ。
この衣服を作った経緯としては、以前、長く使える靴下というものを購入し、長く使えるものであればその後、購入しなくてもいいのではという考えに至り、この頑丈な衣服を考えついたという。
丸井織物株式会社 代表取締役専務で株式会社made in Japan取締役も務め参画している宮本氏は株式会社made in Japanの立ち上げに喜んでいたそうだが、その第一弾でアラミド繊維のものを扱うと聞いて驚いたそう。丸井織物株式会社内での役員会にもかけられ、少々“物議を醸した”と苦笑いしながら話す。
それでも、他社がアラミド繊維数十%含んでの値段に対し、アラミド繊維100%のもので今回の価格帯(3万1900円~)で発売できるということは布の裁断から何から相当に難しいという。今回発売して売り切れた場合、再販されるかは未定なのだそうだ。なお、販売はインターネットのみになるとしている。
この商品を販売して会社としての利益の多くは見込めないというひろゆき。しかし、素材の提供や縫製などをしてくれたところには多めに配分されるようにしているとも。また、こうした会見形式にしたことについても、海外への商品展開も見据え事業参画パートナーを募集するという気持ちからなことも明かしていた。
■販売アイテム
【Mo,de in Japan】アラミド繊維半袖Tシャツ| 3万1900円(税込)
【Mo,de in Japan】アラミド繊維長袖Tシャツ| 3万7400円(税込)
【Mo,de in Japan】アラミド繊維パーカー| 5万9400円(税込)
【Mo,de in Japan】アラミド繊維ジップアップパーカー| 7万400円(税込)
■ブランドサイト
https://shop.modein.jp
取材・撮影:水華舞 (C)エッジライン/ニュースラウンジ