『新しい地図』草なぎ剛（46）が22日から23日にかけ放送される「24時間テレビ 43『愛は地球を救う』」（日本テレビ系）から放映となる大人用紙おむつブランド『アテント』TVCM全13篇に出演している。
今回のCM制作の背景として、超高齢社会に進む日本へ、国が地域共生社会の理念とその実現手段の1つとして地域包括ケアネットワークの構築を提言し、各種法整備を進めている現状で、アテントは、この地域共生社会の理念に共感。今後世代を超えて大切な問題となる「介護の社会化」に取り組んでおり、大人用紙おむつを下着の総称である「パンツ」と呼び、「かくさないパンツ」をコミュニケーションワードとして、おむつを恥ずかしいものとして隠すのではなく、オープンにしてみんなで考えていけるポジティブなものに変えていきたいという思いを込めている。
24時間テレビは、福祉・環境・災害復興の三本柱を援助の対象に掲げており、老若男女問わず視聴者自身がこれらの問題に向き合うことができ、「おむつのことを恥ずかしいものとして隠さずオープンにしてみんなで考えていきたい」というメッセージを生活者に訴えるには絶好の環境と考え、同番組からTVCMを放映することとなる。
草なぎは、優しさの裏に固い芯を持ち自分のことばで自分の考えを語ることができるという人柄が「これからアテントが伝えていきたい想いに合致していると考えます」ということから、起用となった。
CM13篇は、介護の社会化に関わる13のテーマで構成。基本的に草なぎがシンプルに、テレビの前の人に語りかけ、問題を提起。考えてもらうことで、生活者に自分と関係があることと捉えてもらえることを狙う。
撮影現場は、監督やプロデューサーをはじめとする制作チームがアテントのパンツ着用という正装で臨む。顔合わせの際、そのことを草なぎに伝えると、「僕も今はいていますが、とっても快適です」「はいていること、忘れちゃう」「これでライブしてもいいかも？」と、笑顔で感想を返すことも。
13本のCMは、撮影前に草なぎと企画打ち合わせを開き、草なぎ自身の高齢化社会やおむつへの想いを聞いてセリフに反映されたものに。台本どおりの言葉を話すのではなく、介護という課題や共生社会について一緒に考えていくプランナーとしてもCMに参加し、草なぎ本人として賛同できるメッセージだけを話すという形をとった。13本という本数の多さなうえ、カメラマンも監督もこだわることで有名な大御所だったため、長引くと思われていた撮影も草なぎのおかげでスムーズに進み、予定終了時間より3時間早く終わるものとなった。
さらに、休憩中に草なぎは何度もセリフを反芻したり、パンツの資料を読み込んだりと想いを込め、撮影に向かい合う姿が。『こだわり』篇の、折りたたんであるパンツを広げて、手でさわったり、その特長を紹介するシーンでは、耳に近づけ、「紙なのに、カサカサという音がしないんだ」と、自然体の演技で、見事OKテイクを獲得していました。また、どのメッセージに対しても、「本当にそうですよね」「これからの日本の未来にとって、大切な役をありがとうございます」と何度もうなずきながら、撮影を終えていた。
なお、『パンツの歴史』篇の撮影中、即興で踊ってほしいという監督の無茶振りが。これに草なぎは、即オリジナルの振り付けを考え、急きょセリフがない踊りだけのカットを長回しにする展開も。さらには「何の踊りだ、これは？」と、アドリブで踊っている自分にツッコミを入れて、スタッフも爆笑。現場ではその直後、このダンスを「アテントダンス」と命名していた。
『CMの限界』篇では、最近生まれたフレンチブルのワンちゃんの話になると、すっかりデレデレ。「かわいいんだ、これが」「マーベラス！」と、我が家の新しい家族を思いやる場面もあった。
『アテント』TVCM全13篇はキャンペーンサイト（https://www.elleair.jp/attento/talk/）内でも視聴可能となっている。
