声優・梶裕貴が24日、、東京・丸の内ピカデリーで劇場アニメーション『かがみの孤城』（監督：原恵一／配給：松竹）プレミアイベントに俳優・當真あみ、『DISH//』北村匠海、吉柳咲良、板垣李光人、横溝菜帆、宮﨑あおい、原監督とともに登壇した。
作家・辻村深月氏の同名ベストセラー小説が原作。鏡に吸い込まれ、不思議なお城で暮らすこととなった7人の中学生たちの、心の交流とお城に隠された謎に迫っていく物語。當真は学校での居場所をなくし、家に閉じこもるようになった中学1年の主人公・こころ役を、梶は恋愛気質で惚れっぽく、マイペースな中学1年生・ウレシノ役を演じた。
会場には7枚の巨大な鏡が設置され、そのうちの1枚からキャスト陣が登場するという、雰囲気満点の凝った演出からスタート。
梶は原監督と辻村氏の作品ということで「僕も、もともと大好きな作品なので、関わらせて頂いて嬉しく思っています」と、笑みが浮かんだ。
それぞれ役作りのエピソードを語っていくこととなり、それを目を細めながら聴いていた梶。「どっか父親みたいな、みんながんばれていいお話だぞという気持ちで」と、しみじみ話しつつ、自身としては、「普段のアニメのアフレコに参加させて頂いているときと同じような形で参加させて頂きました。そのなかで、声優としてのあり方については考えながらで、俳優さんが声を当てるという座組ですけど、監督が僕をうウレシノという役で起用して頂いたのは『感情の振れ幅や、コミカルなところがあるので、声優さんにお願いをしたかったです』と言われて。ある種、ナチュラルなお芝居と声優としてのお芝居をうまくミックスさせられたらと思っていました」と、調整していたとも。
さらに、ウレシノが中学1年生ということで、「年齢ですけど、中学当時というのは自分からすると20数年前です。性別とか外見を超越できるのが声優の面白さだなと思っているので、声優冥利に尽きるお仕事だなと思います。それと、マサムネという役に高山みなみさんが起用されていて、それも素敵なので劇場で見てもらえればと思います」と、アピールした。
作品にちなんで、もしも1つ願いがかなうならという話題も振られた。ここでは序盤に話した北村が身長がもっと伸びたいと話したことから、吉柳、板垣も同じ願望を挙げるという1つの流れができていたこともあり、梶も「身長ですね。37歳なので伸びる見込みないですけど」と、乗っかる一幕も。
そこから自身の本当の願望として今年11月3日に妻で声優・竹達彩奈との間に第1子が誕生したことを公表していたことを踏まえて、「私事ですが、最近子供が生まれまして。子供の健やかな成長を願っています。ここにいる素敵なお兄さん、お姉さんみたいに育てていきたいなと思っています」と、願いを込めると、これにはキャスト陣も拍手で祝福していた。
『かがみの孤城』は12月23日より全国公開予定！
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