「スクールアイドルミュージカル」へ関根優那「1人1人キラキラ感」

「スクールアイドルミュージカル」へ関根優那「1人1人キラキラ感」30

 ミュージカル『スクールアイドルミュージカル』(脚本/演出/振付:岸本功喜)公開ゲネプロが10日、東京・新国立劇場 中劇場で開かれ『椿咲花女子高等学校』で椿ルリカ役の堀内まり菜、皇ユズハ役の浅井七海、北条ユキノ役の杏ジュリア、天草ヒカル役の小山璃奈、三笠マーヤ役の佐藤美波、椿マドカ役の蒼乃夕妃、『滝桜女学院高等学校』キャストで滝沢アンズ役の関根優那、若槻ミスズ役の西葉瑞希、来栖トア役の星守紗凪、鈴賀レナ役の三田美吹、晴風サヤカ役の青山瑠里、滝沢キョウカ役の岡村さやからが、歌にダンスにお芝居に、ステージいっぱいにきらめきを放った。

 本作は、これまでの『ラブライブ!』シリーズ作品のミュージカル化ではなく、完全オリジナルの新作ミュージカル。本作のために新たに書き下ろされた楽曲とともに、全国レベルの学力と伝統を誇る兵庫の名門進学校・椿咲花(つばきさくはな)女子高校と、芸能コースアイドル部を擁する大阪の人気有名高校・滝桜(たきざくら)女学院の10人の少女たちと叶える青春学園ドラマとなっている。

 ゲネプロでは、歌いながら物語が進行するミュージカルなパートもあれば、ルリカ、アンズをはじめとしたメンバーの葛藤も入りドラマも紡がれていく様子が。楽曲の見せ方なども、演出が盛り込まれており、さまざまな工夫も窺わせていた。なお、観客がペンライトが使えるシーンもあり、持っていくとより一緒になって楽しめるステージにもなっていた。

 終演後には『椿咲花女子高等学校』と『滝桜女学院高等学校』の生徒キャスト10人で会見を行うことに。それぞれのメンバーについてのキャラクター性と、見どころを語った。

 堀内は「2年生のルリカちゃんはスクールアイドルに出会って、それまでの生活から、どんどん何かを起こしていきます。夢中になるものへのまっすぐなエネルギーが強いです。遊園地に行くことが好きで、ワクワクすることにまっすぐです。アンズちゃんが転校してくるシーンに強く衝撃を受けます。このシーンは演じていても1番パワーが弾けている瞬間だと思います。ルリカちゃんの爆発するエネルギーを劇場で感じてもらえたらと思います」。

 浅井はユズハへ「ルリカちゃんの幼なじみで、習い事や勉強もたくさんしている真面目な子ですが運動音痴という一面もあります。ルリカちゃんの様子がおかしいということに気づいたりします。それと、要所要所に“どうしたユズハちゃん!?”というところもあって、カワイイと思っています」。

 杏はユキノへ「1年生で後輩ですが、ルリカ先輩が大好きなんです。学力は1位をとるくらい頭がいいのですが、ルリカ先輩が好きすぎて、先のことは考えてないんじゃというくらいのところがありますが、そういうところがユキノらしいと思っています」と説明しつつ、「頑張って練習するシーンがあるんですが、“どした?”(笑)というシーンもあるので、観てもらえれば」。

 小山はヒカルへ「スポーツ女子の役で性格はサバサバしています。劇中でも結構素早い速度であらゆるツッコミを入れます。マーヤちゃんのボケは私がツッコミ役で、そういう掛け合いは見どころかなと思います」。

 佐藤は「マーヤちゃんはアニメとアイドルが大好きで、勉強はできませんが、元気な女の子です。後半に進むに連れて、苦手な勉強を頑張っていて、マーヤちゃんが可愛いくて(笑)。ヒカルちゃんとのボケ・ツッコミの関係性とか、たまに良いことをいうところもあります」。

 アンズを演じる関根は「アンズちゃんは、『滝桜女学院』の学園長の娘とともに、スクールアイドル部のセンターを務めていて、昔から歌ったり踊ったりしています。そして、『椿咲花女子高校』に転校することでお話が進みます。歌ったり踊ったりすることが好きですが、やりたいことが分からなくなっちゃったという悩みがありますけど、キラキラ輝いていけるような力を持っています」。

 西葉はミスズへ「『スクールアイドル部』の部長でストイックでしっかりしている子です。センターのアンズと違う部分があるのdえ、そこが高校生らしさがあると思っています。作品を観て頂くとビジュアルから感じる印象とはまた違ったものを感じてもらえると思いますので、ぜひ劇場にお越し頂ければ」。

 星守はトアへ「『滝桜女学院』メンバーのなかで唯一の1年生です。芸能コースに通っていて、先輩たちに思ったことをちゃんと発言する元気な子です。その発言内容によって、みんなが動揺したりということを観て頂ければ。アンズ先輩に憧れてこの学校に来ていて、先輩方の感情に敏感で、感じ取ってワタワタしたりしています。見どころとしては、5人のストイックな部分が、仲間でありライバルというどのように表現していくのか観て頂ければ」。

 三田は「レナちゃんは寡黙な子です。大事なときにしか言葉を言わないので、1つ1つ大事に演じています。そんななか、笑い上戸でちょっと抜けている部分やふわふわしている部分があって、ダンスは誰にも負けないという熱い想いを持っています。見どころは、理事長さん同士のやりとりが、空気がくぁるくらいの感じがしています」。

 青山はサヤカへ「プライドが高くて、センターの座を虎視眈々と狙っている子です。自分勝手で思ったことをすぐに言ってしまったり、みんながしんみりする発言をしたりして、集団行動が苦手です。でもだからこそ、自分のことを見つめる時間も多くて、だからこそ仲間のことを思ったりしています。大きな態度の振る舞いとかもしているので感じてもらえれば」。

 けいこの話題へ。それぞれディスカッションをしながらメンバーのキャラクター性を作り上げていったそう。星守はシーンに応じてのメンバー同士の変化した関係性などもしっかり作り上げたと話し、「メンバーとのシンクロ率というのを話しながら頑張っていけたと思います」と、自信を見せる。

 そんななか、三田は本作で初舞台を踏んでいるそうで、「不安があったんですけど『滝桜女学院』チームがたくさんフォローしてくれて!」と、感謝し、『滝桜女学院』チームの雰囲気を窺わせることも。そんな話をしているなか三田は何かがツボにハマったようで笑うこともあり、西葉が「急に笑いだすんですよ!」とツッコミつつ、レナのキャラクター性にも取り入れられたという笑い上戸なことを伝え、5人で笑い合う様子も。

 『椿咲花女子高等学校』『滝桜女学院高等学校』の両校にかかわる関根は「『滝桜女学院』はみんな常にうるさい(笑)……というか元気にしゃべっています。『椿咲花』は1人1人が天然でポワポワしたメンバーが集っていてツッコミ役がいない印象です(笑)。でも1つのことがハマると、爆発的に笑い出して」と、表現していた。これに杏が『椿咲花女子高等学校』のキャストは「ノリがいいんです。私が消毒マットの上で踊らないと進めないよとやってみせたら、後のみんながやってくれて」と、チームワークが高そうな様子だった。

 そして作品のファンへ向けて、関根から、「ラブライブシリーズ初のオリジナルミュージカル作品で、2校の理事長の娘が出会うことで、みんながどう成長していくかを観て頂ければ。1人1人のキラキラ感が伝わると思いますし、それぞれ全力でこの作品に挑んでいます。劇場で生で観て頂くことが1番伝わると思っています!」とアピールすると、堀内も「1人1人がワクワクしながら楽しんで毎日来たものが詰まっています。幸せがたくさん詰まった舞台がここにあります!幸せなキラキラが1人でも多くの人に届くように、この瞬間を見届けて頂ければ」と、メッセージを寄せていた。

 ミュージカル『スクールアイドルミュージカル』東京公演は10日から同15日まで新国立劇場 中劇場にて、大阪公演は2023年1月25日から同29日まで梅田芸術劇場 メインホールにて上演予定!

 ■公式Twitter
 https://twitter.com/sim_LoveLive

 ●アンサンブルキャスト
 大原万由子/金子 楓/鈴木まゆり/中﨑花音/藤本くるみ/古沢朋恵/森本めい/渡辺菜花

 ※ラブライブ!シリーズ過去記事
 ・μ’s東京D公演最終日のラストシーンは2013年のライブを彷彿!観客と涙の大合唱に【ライブレポート後編】
 ・Aqours初オンラインライブ「LOST WORLD」DAY2はラストに“花火”!伊波杏樹「この9人で全力で」【DAY2レポ】
 ・大西亜玖璃 久保田未夢に選ばれ歓喜で声裏返らせ飛び跳ね
 ・伊達さゆり Liella!8人からサプライズハグ?に大テレ

 ※記事内写真は(C)プロジェクトラブライブ!スクールアイドルミュージカル

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