俳優・柿澤勇人(35)が12日、東京・渋谷のHMV&BOOKS SHIBUYA内でカレンダー『Hayato Kakizawa 15th Anniversary 2023 Calendar』発売記念イベントを前に、報道陣向けに会見を開いた。
カレンダーはこれまでの出演作品をピックアップして役柄のオマージュに挑戦していることが特徴。デビュー作『ジーザス・クライスト=スーパースター』から今年の『ブラッド・ブラザーズ』まさまざまな表情が楽しめる仕上がり。
柿澤にとって、自身の名前の冠のついた取材は初めてなのだとか。それでも気負いはないようで、「初めてですよ!ファンクラブのイベントはやってきましたが、記者のみなさに集まって頂いて、話を聴いて頂くということは、ちょっと恥ずかしいです」と、はにかむように笑う。
本日からリリースし、「今年15周年経ったという記念をしたカレンダーです。いままで劇団四季から始まって、ストレートプレイなど、12本作品を決めて、それをモチーフにした衣装の特徴や、小道具だったり、メガネとかをみんなでディスカッションしてこういうのが良いんじゃないかとか、そういう感じで12月分やりました」と、コンセプトを説明。
1月のデビュー作『ジーザス・クライスト=スーパースター』はお気に入りだそうだが、これまでのカレンダーのカットと何が違うのか質問が飛ぶ。すると、これまでは「カッコよくしたりしていたんです」と、決めカットが多かったそうだが、「1月はデビュー作をイメージしたんですけど、上半身シャツ一枚で撮影したんです。その撮影が終わった後に、スタイリストさんたちが、『水かけちゃいましょう』と言って。めちゃくた寒い早朝に撮ったのですが、良いチームプレーでした(苦笑)。よく見たら胸元は水たまりになっています」と、水も滴るようなものになっているそうだ。
今年を振り返って、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に源実朝役で出演し、約半年間役と向き合い続けていたことが印象的だったといい、「いい出会いも再会もありました」と、役者として充実していたよう。
来年は、「舞台で『ジキル&ハイド』という作品があって大作で名作です。それと、まだ解禁されていませんが、大きな作品が続きます。いつもと変わらないようにと思いますが、元気に体調管理しながら、新しい作品に。とはいえ、壁が何個立ちはだかっているので、いい芝居をみなさんにお見せできることが僕の目標かなと思います」と、意気込む。
プライベートでは、「趣味がないので趣味を見つけたいと思うんですよ。スキーは一式買いたいと思いますけど、それ以外も見つけたいです」とのことだった。
また、芸能活動15年という節目の作品にもなるが、「15年よく突っ走ってきたなと思います。失敗もたくさんしたし、地方公演で怪我して舞台降板ということもありました。コロナ禍で舞台演劇が止まってしまうんじゃと思った瞬間もありますし、舞台の火を消してはいけないという気持ちで走ってきました」と、さまざま思いが駆け巡っているという。それでも、「15年といえど、通過点と思っていますので、今後も役と作品に出会えればと思っています」と、目を輝かせた。
『Hayato Kakizawa 15th Anniversary 2023 Calendar』はA5サイズ卓上で2640円(税込)で発売中!
※柿澤勇人過去記事
・柿澤勇人&濱田龍臣ミュージカル「東京ラブストーリー」で完治役
・柿澤勇人 吉田鋼太郎演出に引き出される繊細な演技からコミカルな表現や歌やダンスの遊び心シーンも!舞台「スルース~探偵~」開幕で魅せる
・柿澤勇人 舞台最高と思ってもらえなかったら佐藤二朗のせい!?広瀬アリス テヘペロや三谷幸喜から褒められ恥ずかしげ
※記事内カレンダーカットは「Photographer:Ayane Matsui」