俳優・松坂桃李(29)、古田新太(52)、三戸なつめ(27)、斎藤工(36)が18日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで映画『パディントン2』(監督:ポール・キング/配給:キノフィルムズ)日本語吹き替え版完成披露試写会に登場した。
全世界328億円越えの大ヒットを記録した、おっちょこちょいなところもあるけれど紳士的で言葉もしゃべれるもっふもふなクマ・パディントンが、ブラウン一家と出会ったことから温かい触れ合いとともに巻き起こる騒動が描かれた作品。松坂はパディントン役、古田はブラウン家の大黒柱ヘンリー・ブラウン役を、三戸はブラウン家の長女・ジュディ役を、斎藤は本作でパディントンの前に立ちはだかる落ち目の役者・ブキャナン役を吹き替えする。
黒のチェックスーツ姿で現れた松坂は、「パンダのシャンシャンが世間では流行っていますけど、来年はこのクマのパディントンが流行ると思います!本当に面白い作品になっています!」と、第一声から作品の出来に胸を張る。
すると古田が、「世間では大相撲問題も出ていますが、そういうのも吹き飛ばしてくれます」と、洒落っけたっぷりに話し笑わせたり、斎藤は落ち目の俳優役と紹介され、「落ち目の俳優……」と、ぼやきつつ、「あがったと思わなければ、落ちることもないというメンタルを手にしました。そもそも登っていないと戒めて生きております」と、ストイックなコメントで場内を爆笑させた。
見どころの1つへ松坂は「パディントンが街に溶け込んでいる」ことを挙げる。本作ではパディントンがバイトするということで斎藤からパディントンが劇中以外でどんなバイトをしたらいいかと提示すると、古田が「洗車のバイトはどう斎藤くん!」といい、斎藤は「モップのバイトとしていいかもしれませんね(笑)」と、即座に対応して意外といいいコンビネーションを見せていた。
バイトの話題は続き、松坂へ、過去のバイト経験の質問が。これに松坂は「スーパーの青果コーナーで野菜を売っていたんです。でも、知識も何もなくて。そうしたら、『どう調理したらいいですか?』と聞かれて、『煮たらいいんじゃないですか?』『これは煮たほうがいい野菜です』となんとかその話題に持ち込んでました」と、購入者に煮物が増えそうなセールストークを繰り広げていたそうだ。
ほか、劇中では世界で1冊の飛び出す絵本をプレゼントするためにパディントンが奮闘するということで、場内には幅1メートル80センチ、高さ2メートル40センチという巨大絵本が設置。これを会場に訪れたパディントンがアンベールし、登壇者たちで開くという和気あいあいなやりとりもありつつ、巨大絵本へ「パディントンの世界はいちいちオシャレですね(笑)。こういうやり方があるんですね。オシャレです」と、ひたすら感嘆していた。
最後に松坂から「みなさん、ストレスたまってないですか?」と、客席に呼びかけるように切り出し、「ぜひ、この作品は疲れとかストレスを抱えたまま観に来てほしいです。クマのパディントンが癒して心をすごく軽くしてくれるので!いろんなものを溜め込んだまま劇場に来てください!」と、爽やかな笑顔を浮かべ癒やしをアピールをしていた。
映画『パディントン2』は2018年1月19日より全国ロードショー!