“キスマイ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔(35)主演で13日より公開予定の映画『そして僕は途方に暮れる』(脚本・監督:三浦大輔/配給:ハピネットファントム・スタジオ)。本作公開記念特別番組放送と配信がされることが4日、発表となった。
本作は、2018年にシアターコクーンで藤ヶ谷主演で上演された同名オリジナル舞台を映画化したもの。藤ヶ谷演じる主人公のフリーター・菅原裕一(すがわら・ゆういち)がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇を描いたもの。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。裕一と5年間同棲している彼女・里美役に前田敦子、親友・伸二役に中尾明慶が舞台版と同じ役柄で出演しており、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平が起用されている。
番組には藤ヶ谷、前田、中尾、豊川、香里奈が登場。まず、シアターコクーンで上映された同名舞台から続投となった藤ヶ谷、前田、中尾の3人でのトークからスタート。初公開の本編映像やメイキング映像とともに、撮影の舞台裏などをたっぷりと語り合う。「楽しい思い出はいっこもない!」と言い切りながらもトークでは爆笑の連続する様子が。
次コーナーでは藤ヶ谷と、豊川悦司、香里奈を迎え、貴重な座談会が実現。三浦組の厳しさ、『俳優・藤ヶ谷太輔』とは、さらには本作の魅力などを話し、家族役ならではアット―ホームに会話が進む。
脚本を最初に読んだ時の感想を藤ヶ谷は「めちゃめちゃ面白いなと思って。人間、逃げ続けるとどうなるかなんて考えたこともなかったので、三浦監督の世界観って面白いな、俺は好きだなって思いました」とコメント。また、前田は藤ヶ谷演じる裕一に振り回される彼女役を演じてみて「三浦監督が求めている本当に理想の彼女像が里美ちゃんなんだなと思ったので。すごく優しく喋ってほしいとすごく言われましたね(笑)」と役作りの秘話を明かす。藤ヶ谷と中尾が共演する北海道での雪が降るシーンでは、雪の粒一つにも三浦監督のこだわりがあったようで、4時間かかったと笑い合い「色んな雪が降るだろう!」と中尾がツッコミを入れる場面も。
逃げて、逃げて、逃げまくる裕一の姿を描いた本作の魅力について豊川は「暗い雰囲気一辺倒じゃなく、どこかユーモアがある。どんどん物語に引き込まれていくような印象」と話し、香里奈は「とてもポップで、クスッと笑えるところがたくさんあって、前向きになる様に仕上がっていた」と本作の印象について語る。キャスト陣の全てを捨てて逃げ出したい経験についても大発表されるなど、ここでしか見られないシーンも満載となっている
この公開記念特番は、三浦大輔監督の出身地で、映画の撮影も行われた北海道エリアのHTBにて1月4日25時55分から放送。さらに、放送後、ハピネットファントム・スタジオ公式YouTubeチャンネルにて1月7日正午から配信がスタートとなる。
※藤ヶ谷太輔過去記事
・藤ヶ谷太輔大晦日に“逃亡”!「そして僕は途方に暮れる」映像202
・藤ヶ谷太輔「そして僕は途方に暮れる」過酷ロケで「支障(笑)」
・藤ヶ谷太輔「色気漏れすぎてる」ダメだし!「調子乗るな」に爆笑
※記事内画像は(c)2022 映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会