“ジャニワ”との略称でも親しまれている舞台『JOHNNYS’ World Next Stage』(演出:東山紀之、堂本光一、井ノ原快彦)会見が3日、東京・帝国劇場で開催され『HiHi Jets』、『美 少年』、『少年忍者』ほかジャニーズJr.らが公演直後に思いなどを語った。
2012年11月初演以来、ジャニー喜多川さんのエンタテイメントの集大成として上演を重ねてきた『ジャニーズ・ワールド』『ジャニーズ・アイランド』シリーズの最新作。演出は東山紀之、堂本光一、井ノ原快彦の3人が務めていることでも話題となっている作品だ。
会見では質問に対して答えたいキャストが挙手制でとなったが、1問目から『HiHi Jets』猪狩蒼弥が大振りな動きを見せて猛アピールしていくことに。投げかけられた質問は、本作へ向けてどんなトレーニングをしてきたかというもの。
「これまでだと1ヶ月くらい前からけいこに入るんですけど、今回は2ヶ月かけて。例年の倍の期間です」と、まずは時間が増えたという。
そのけいこ内容としては、「東山紀之さんが時間をとってくださって、レッスンの前に、レッスンのためのレッスンをしてくださって。全員、けいこ場にヨガマットを持ってきて、1時間発声練習をしてから本来の演目のリハーサルに入っていくという形で」と、入念な準備のもと行われたそう。この入念な準備は『HiHi Jets』髙橋優斗によると「きつかったよね」と言いつつ、「発声やストレッチ、腹筋は数え切れないくらいやって。体が変わりましたよね」と、体つきが変わったそう。
さらに、猪狩は「本当につらかった」ことがあるといい、それは「演出のお三方(東山、井ノ原、堂本)が褒めて伸ばすタイプで全然怒らないんですよ。基本、『めっちゃ良かった』って言った後に『1点いいかな』って言って、そこでめっちゃエグいことを言われるんです。俺たちも褒められて気持ちよくなっているところに、喉がはち切れるくらい叫んだりするよう言われて」と、振り返りつつ、「『お客さんは君たちがしんどそうにしていればいるほど、お客さんは楽しいんだよ』と、スマイルで言われて。“気持ちいい!”と喜んでやっているんですけど、帰ったらヘロヘロで、騙されたような感じです(苦笑)。でも、楽しくやらせてもらいました」と、うまく演出の3人にディレクションされていた様子を窺わせることも。
一方、髙橋は東山から「僕ダンスちょっと下手なんですけど、初日からロックオンされて」と告白。猪狩もその東山と髙橋の様子を横で見ていて、「優斗を気にかけてくださっていたんです。ダメだしという言葉がNGになりまして、ノートという言葉に変わりまして。そのノートという言葉が(髙橋を指しながら)人の5倍くらいありました。1公演目終わった後に、東山さんが来て、『優斗、合格!』って言われて……」というと、髙橋は嬉しそうに笑みを浮かべながら、「ありがとうございます!!!」と、その状況を再現するように腰を90度に曲げてお礼しつつ、「1つ1つを本当によく見てくださっていて、大事にしてくださっている感じというか、より頑張ろうというエネルギーになって」と、力にもなったそうだ。
ほかにも東山の演出として『HiHi Jets』の井上瑞稀からは、「戦争のシーンを東山さんが担当されて、声を荒げる部分と抑える部分の強弱をつけたり、あえて落ち着くことで、新しい演出プランを頂きました」と、演出プランを話したり、けいこでは「立ち方、歩くスピード、振り向き方、全部を指導してくださいました。口で言うだけではなく、東山さんが実際にやってみせてくれて、貴重な時間を過ごさせて頂きました」と、感謝もしていた。
そして髙橋から、「こういうご時世ですけど、最後まで走りきりたいと思います。盛り上げつつ、帝劇自体も盛り上げたいと思います」と、意気込みを語っていた。
舞台『JOHNNYS’ World Next Stage』は1日から同26日まで帝国劇場にて全36回で上演予定!
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