藤ヶ谷太輔 1回限定うさ耳装着予告!逃げるレベルアップで携帯切る?

藤ヶ谷太輔 1回限定うさ耳装着予告!逃げるレベルアップで携帯切る?2

 “キスマイ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔(35)が7日、都内で主演映画『そして僕は途方に暮れる』(脚本・監督:三浦大輔/配給:ハピネットファントム・スタジオ)公開直前イベントを俳優・前田敦子(31)、中尾明慶(34)とともに開いた。

 本作は、2018年にシアターコクーンで藤ヶ谷主演で上演された同名オリジナル舞台を映画化したもの。藤ヶ谷演じる主人公のフリーター・菅原裕一(すがわら・ゆういち)がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇を描いたもの。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。裕一と5年間同棲している彼女・里美役に前田、親友・伸二役に中尾が舞台版と同じ役柄で出演しており、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平が起用されている。

 晴れ着姿で登場した3人。藤ヶ谷から「本年もよろしくおねがいします。なかなか3人で話す機会もなかったので、楽しみにしています」と、笑みを浮かべる中、本日から仕事はじめという前田と中尾。とくに中尾は、休み中ヒゲを伸ばしていたそうで、そのシルエットを「成人式のヤンキーみたくなってしまって」と、たとえて3人で爆笑する様子も。

 続けて、お正月の過ごし方の話題が振られ、藤ヶ谷は「お正月は家族と親戚が僕の家に集まって祝うんです。友人も結婚して忙しいみたいで、会うことができる人数も減ってきました。そんななか、母の料理を手伝いながら過ごせました。気持ちもビシッとしましたね」と、のんびり過ごせたそう。

 作品についてあらためて、「裕一はささいなことでも嫌だと思ったら逃げてしまう男で、人間関係も、携帯の電源を切って、逃げて逃げて、逃げた先に何が待っているのかという役です。2018年の舞台のときもお客さんは序盤は鼻で笑うような感じだったんですけど、中盤をすぎると、自分にもこういうところがあるかもという感じるのか、静かに見入ってくる感じがして」と、舞台版の説明も交えてコメント。

 逃げ続ける裕一について、藤ヶ谷は「彼は彼なりに一生懸命に生きているんです。その一生懸命さが滑稽に映るように。でも、コメディーやコントではないですし、決して犯罪者ではないのでそのラインが難しくて、いるよねこういう人という人なんです」と、微妙なさじ加減があったという。さらに、「生ききって愛嬌があるようにするというのも意識していて、このまま逃げ続けたらどうなるんだろう、それでも観たいと思ってもらえるように」と、調整に苦労があったよう。

 そんな裕一へ藤ヶ谷はつきあっていくうちに「逃げたいことでも逃げられなかったので、逃げられる裕一は格好いいのかなって」と思うようになったそうで、裕一を見習って「嫌なことあったら、携帯の電源切ろうかなって思うようになりました。裕一を経験したので、逃げ方のレベルが上っているんです。どこかで使おうかなって思っています」とも語っていた。

 作品にちなんで、恋人に今後のことを話し合おうといわれたら?という質問が寄せられると、中尾は「それはもう駄目なやつじゃないですか」というと、藤ヶ谷も「話を伸ばしたとしても、変わるとは思えないし、逃げたいと思ってもどういう逃げ方なら許されるかとか考えますよね」と、意見を伝える。

 続けて、親友に自分の痛いところを突かれたら?という問い掛けには、藤ヶ谷は、「逃げないですね。自分はこう思っていると伝えます。話し合うことで、より仲が深まると思っています」と、正々堂々立ち向かうそう。

 3問目は、姉から痛いところを突かれたら?という問いかけがあったが、藤ヶ谷は自身が長男で弟が2人いる立場ということで、いまいちピンと来ないようで、「弟と、ご飯とか旅行もするし、親友とうちの弟も入っているLINEグループがあって、仕事が早く終わったときに、『メシ行こう』と言ったら、親友は忙しくてダメで、弟2人は行けると言われて、これじゃ兄弟会だからやめようってなることもあったりして」と、仲の良い兄弟を窺わせたが、逆に弟から言われたら?との声が飛ぶと、「『あそこの芝居こうできたんじゃない?』と言われたら、それは聞けないかもな」と、実感を込めたコメントも。

 ほかにも、新年ということで今年の抱負を話していくこととなり、「うさぎ年の年男なので、映画が跳ねますように」と願いを込める。そこからウサギにまつわるエピソードとして、昨年大晦日から今年元旦にかけてのカウントダウンコンサートで「ウサギのカチューシャをつけてもらって。自分がまたつけるのは12年後なのかなって思います」と語ったり、逃げたいけど克服したいものは?との質問にも「宣伝の方がPRのために、うさ耳をつけてくれと言うんです。でも、『いや大丈夫です』と言い続けてきました。ただ、あまりにも言われるし、宣伝の方にはずっとお世話になっているので、この作品のPR期間に1回はしようかなって。1回ですよ!」と、その後何度も1回を強調しつつもうさ耳をすることを予告。ではどんな場所でするのかへ中尾が「舞台あいさつのときにつけたら?」と、案を出していたが、結局どこで披露するのかは決まらず、持ち帰っていた。

 そして藤ヶ谷から、「全員が心血を注ぎ、たくさんの方に刺さる長く愛される映画になったと信じています。家族や恋人、友人、バイト仲間とか、みなさまが生きていく中で、感じる感情も詰まっていると思います。観た方の感想が気になっています。答えを出さないようにと三浦さんから言われて演じていて、観る方によって答えが違うと思います。何度も楽しんで頂ける、共感と反感の時間になるのではないかなと思います」と、メッセージを寄せていた。

 映画『そして僕は途方に暮れる』は13日より全国公開予定!

 ※藤ヶ谷太輔過去記事
 ・藤ヶ谷太輔「そして僕は途方に暮れる」過酷ロケで「支障(笑)」
 ・藤ヶ谷太輔「色気漏れすぎてる」ダメだし!「調子乗るな」に爆笑
 ・藤ヶ谷太輔 4年ぶりストレートプレイで主演で「『真実』『嘘』『正義』がキーワード」!演出・上村聡史氏から「頭の回転の速さ、シャープな立ち姿」【コメント全文】

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