“キスマイ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔(35)主演で13日より公開中の映画『そして僕は途方に暮れる』(脚本・監督:三浦大輔/配給:ハピネットファントム・スタジオ)。本作の本編映像が同日、解禁となった。
本作は、2018年にシアターコクーンで藤ヶ谷主演で上演された同名オリジナル舞台を映画化したもの。藤ヶ谷演じる主人公のフリーター・菅原裕一(すがわら・ゆういち)がほんの些細なことから、恋人、親友、先輩や後輩、家族……と、あらゆる人間関係を断ち切っていく逃避劇を描いたもの。逃げて、逃げて、逃げ続けたその先で、彼を待ち受けていたものとは――。裕一と5年間同棲している彼女・里美役に前田敦子、親友・伸二役に中尾明慶が舞台版と同じ役柄で出演しており、豊川悦司、原田美枝子、香里奈、毎熊克哉、野村周平が起用されている。
公開された映像は、あらゆる人間関係を断ち切ってしまい行き場をなくした裕一(藤ヶ谷)が、北海道・苫小牧で父・浩二(豊川悦司)に10年ぶりに再会した後のもの。恋人・親友・先輩、後輩、姉……最後はついに母親からも逃げてしまい途方に暮れる裕一が、夜のバス停のベンチに座っていると、偶然通りかかり「裕一じゃねぇかよ」と声をかけてきたのは、家族から逃げていった父親・浩二だった。
10年ぶりに再会した親子は喫茶店で話をすることに。浩二は煙草に火をつけ、自分の近況を話し出す。家族から逃げた後、再婚したが浮気がばれてすぐ離婚、慰謝料を払うために知人から金を借りるも返せないので連絡を断って逃げているという。しかも、スマホ代も払っておらず電話は止められ「見栄だな、見栄。」と、繋がらないスマホを見せる。
そんな父親を見て、逃げ続けている自分を棚に上げ戸惑いを隠せない裕一。しかし、浩二はそんな空気も読まず「いいか、逃げて、逃げて、逃げ続けろ。それでどうしようもなく怖くなったら映画の主人公にでもなったつもりでこう思うんだよ。『面白くなってきやがったぜ』」と逃げる極意をダメ息子に伝授。裕一のルーツが明らかになるシーンが映し出される。この後、裕一は、スマホの電源を切って父のアパートに転がり込み、物語は予想不可能な急展開を迎え……。
■Youtube リンク
https://youtu.be/XWNYfWgKh2s
※藤ヶ谷太輔過去記事
・藤ヶ谷太輔 1回限定うさ耳装着予告!逃げるレベルアップで携帯切る?
・藤ヶ谷太輔大晦日に“逃亡”!「そして僕は途方に暮れる」映像202
・藤ヶ谷太輔「そして僕は途方に暮れる」過酷ロケで「支障(笑)」
※記事内画像は(c)2022 映画『そして僕は途方に暮れる』製作委員会