「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs比嘉」(オリジナル演出・脚色:上島雪夫)東京公演ゲネプロが21日、TOKYO DOME CITY HALLで開かれ、キャスト陣が熱演で魅せた。
漫画家・許斐剛の人気漫画『テニスの王子様』(集英社)が原作。2003年に初演されてから“テニミュ”の愛称で親しまれ続けている。本作では全国大会に進出した青学(せいがく)と、テニミュ初登場となる不知火知弥(しらぬいともや)と新垣浩一(あらがきこういち)が加わりパワーアップした沖縄のダークホースとなる比嘉との対決が新曲11曲も交えて描かれる。
ゲネプロ終了後には青学(せいがく)から越前リョーマ役・阿久津仁愛、手塚国光役・宇野結也、比嘉から木手永四郎役・武藤賢人、立海から幸村精市役・立石俊樹が囲み会見を開催した。
作品の見どころへ阿久津は「シングルス3です。前回は無我の境地を使って勝ちましたが、今回はリョーマの作戦で臨みます。手塚部長がコートに復帰するところも、俺としてもリョーマとしても試合を観るのが楽しみで、ぜひ観て頂ければと思っています」と、2つのポイントを。
その手塚のコメントを受けて宇野は、「彼にとってはやっとの試合。僕にとっては初めての試合なので、この2つの高揚感を大切にして、対決で全力を尽くしたいと思います!青学(せいがく)のメンバー全員でコート上に欠けることなくそろった姿を観てもらえれば」と、勢ぞろいのところもアピール。
一方の手塚との対決となる武藤は「比嘉はいろんな荒行やスパルタに耐えてきたチームなので、それをステージ上で思い切りぶつけたいなと思っています」と、比嘉のたどってきた過程も含めて楽しめるもののようで、「比嘉中は初登場のキャラクターもいますし、1人1人の個性も強いので1人1人にも注目してもらえれば」と、呼びかけた。
立石は、幸村が病から復活するところを挙げ「関東大会より徹底的に勝ちにこだわる姿を観てもらえれば。3rdシーズンならではの演出もあります」と、コメントを寄せていた。
また、青学(せいがく)はリョーマ役の阿久津を除き、来春卒業が決まった現・青学11人の本公演への出演は今作が最後。これに宇野は、「悲しいということではなく、いままで培ってきたものを生かして、青学(せいがく)らしい熱くて爽やかな風を起こせるようにしていければと思っています」と、気合も入れていた。
最後は阿久津から「全42公演全力でケガや体調に気をつけて頑張って、熱い試合を1試合1試合届けていければと思います。2017年の冬から18年にまたぐので寒さを吹っ飛ばせるくらい熱い試合を届けられたら。1人1人のドラマもあるので何回も何回も観てもらえれば」と、PRしていた。
「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs比嘉」は21日からTOKYO DOME CITY HALLの東京公演を手始めに2018年2月18日まで大阪、福岡、愛知、宮城、東京凱旋公演が上演!
※記事内写真は
(C)許斐 剛/集英社 ・NAS・新 テニスの王子様 プロジェクト
(C)許斐 剛/集英社 ・テニミュ製作委員会