伊藤健太郎 映画「静かなるドン」主演発表!神妙面持ちカットも

伊藤健太郎 映画「静かなるドン」主演発表!神妙面持ちカットも1

 俳優・伊藤健太郎が2023年春に公開予定の映画『静かなるドン』(監督:山口健人/配給:ティ・ジョイ)を主演することが20日、発表された。

 漫画家・新田たつお氏が『週刊漫画サンデー』にて1988年~2013年まで連載し、累計発行部数4500万部を突破した同名作が原作。昼はサラリーマンの草食系男子で夜は暴力団総長の二つの顔を持つが、カタギでい続けることを願う主人公・近藤静也の物語が展開される。

 本作は、高杉真宙主演の『ナニワ金融道』に続く、『令和アウトローレーベル』から立ち上がった作品。規制やコンプライアンスが日々厳しくなっているこの令和に、アウトローな世界を生きた昭和~平成にかけた名作の主人公たちから、今の時代を生きるヒントをもらおうと企画されている。

 なお、『ネオVシネ四天王』と呼ばれ、Vシネ界を牽引している本宮泰風が総合プロデューサーを務めることも発表。作品にも、静也を影ながら支える猪首硬四郎役で出演する。

 現在撮影中といい、その劇中カットも公開。暴力団組長の息子でありながら、カタギの道を選び、デザイン会社で普通に働く静也(伊藤)が神妙な面持ちで何かと対峙する様子が窺えるものとなっている。

 作品へ向け、伊藤、山口監督、本宮、原作者の新田氏からコメントが寄せられた。

 ●主演:伊藤健太郎
 これまでいろんな俳優さん達が演じてきたキャラクター作品でもあるので、いい意味で今までとは全く違った「令和」の「静かなるドン」にしたいと思ってます。共演のみなさんも、初めましての方、お久しぶりの方がいらっしゃるので、お芝居を交わすのが非常に楽しみです!
 自分も今までに演じた事のない役柄ですし、アクションシーンも1つの見どころだと思います。
 そして原作にリスペクトを込めつつ、原作の世界を飛び越えた、令和版、映画「静かなるドン」に期待していただきたいです。

 ●総合プロデュース:本宮泰風
 物語の根幹となる勧善懲悪を端的に表現できる時代劇と任侠作品。しかし、それらは時代と共に衰退の一途を辿ろうとしています。それは昭和に生まれ育った人間としては残念でなりません。そこで、その消えかかった火を灯すべく企画されたのが、昭和の名作「静かなるドン」です。この作品を伊藤健太郎くんを迎え、ブラッシュアップしてお届けいたします。日本人の心の根底にある‘弱きを助け強きを挫く’という美徳を、令和の“静ドン”でお楽しみ下さい。

 ●監督・脚本:山口健人
 極道・恋愛・コメディ・アクション!
 ヤクザものの枠に収まりきらないエンターテイメントがたくさん詰まった作品に仕上がっています。
 伊藤さんをはじめ、素晴らしいキャスト陣によって令和の時代に生まれ変わった「静かなるドン」をぜひ、お楽しみにしてください。

 ●原作:新田たつお
 閉塞感とつまらない現実に、憂さを晴らせるような娯楽作品を期待してます!

 映画『静かなるドン』は2023年春、全4話/2話ずつ2週連続公開予定!

 ■あらすじ
 関東最大規模の暴力団新鮮組のひとり息子近藤静也。けれど、彼は「ヤクザなんて嫌い、カタギとして平和に生きたい」と願い、デザイン会社で働き、イマドキの草食系男子として生きている。仕事ができないと怒られながらも、同僚の秋野さんに淡い恋心を抱き、普通に働く毎日。それが静也の幸せ。
 しかし、そんな静也の生活が一変する事件が起きるのだった・・・。
 普通に生きたいだけなのに、新鮮組の危機に直面した静也。いったいその危機とは!?そして新鮮組の行く末は・・・!?

 ※記事内画像は(C) 2023「静かなるドン」製作委員会