木村拓哉“余韻を散らかさないで”雰囲気感じる?

木村拓哉“余韻を散らかさないで”雰囲気感じる?1

 俳優・木村拓哉、綾瀬はるかが23日、京都・T・ジョイ京都で映画『レジェンド&バタフライ』(監督:大友啓史/配給:東映)京都プレミアを大友監督とともに開いた。

 東映70周年を記念した作品。織田信長(木村)と、“帰蝶”とも呼ばれている謎に包まれたその正室 ・濃姫(綾瀬)を描く。政略結婚という最悪の出会いから始まった2人は、いかにして真の夫婦となり、共に天下統一へと向かって行ったのか……魔王と呼ばれながらも時に悩み苦しむ信長を<ひとりの人間>として描き、その側で支え続けた濃姫との知られざる物語となっている。

 木村と大友監督は21日から23日にかけて3日間4都市(名古屋・岐阜・福岡・京都)を巡り、それぞれの会場でサプライズに登場。最後の京都に訪れることとなった。

 京都は本作の撮影の拠点となった東映京都撮影所がある京都の地。織田信長を象徴し、織田家の家紋でもある【織田木瓜】の大きな旗や本作をイメージした豪華な装飾、実際に映画でされた衣装など、『レジェンド&バタフライ』の世界観一色に染め上げられた映画館での開催。

 公開を目前にし、京都凱旋となった気持ちを聞かれた木村は「京都という事で、劇中衣装を着付けてくれたスタッフの方が、今日再び着付けてくださりました。今日のためだけに作られた着物で、非常に感傷に浸っております」と、綾瀬は「1年前に京都で撮影をし、また今日こうして戻ってこれて、いよいよ皆さんに観て頂ける日が近づいてきていることを感じて、とても嬉しく思っています。」と答えた。

 この3日間、日本中をまわり宣伝活動を行ってきた木村と監督。3日間を振り返った木村は「非常に濃厚な時間を過ごしました。大友監督が全国を飛び回ってくださっているのを知っていたので、ようやく名古屋、岐阜、福岡、そして京都と参加することが出来ました。昨日の夜は、公開後にも観てくださった方たちとともに過ごせる時間を持ちたいよねという話を、監督として盛り上がっておりました」とコメント。

 監督からは「特に今回の作品は、観た方々の熱量を凄く感じました。僕らが出てきても『まだ出てこなくていいよ。浸らせてくれよ』みたいな空気を感じました(笑)」とも。それに対して木村もすかさず、「映画を観終わったみなさんの、『もうちょっと、あの余韻を散らかさないでください』みたいな雰囲気をひしひし感じました」と、共感をしながら、作品の余韻に浸ってもらえる喜びを語った。

 時代劇とのゆかりの深い京都から、また新たな時代劇として誕生した本作。時代劇への想いについて聞かれた綾瀬は、「京都太秦では、私が生まれる前から名だたる作品に携わってきた方が着付けをしてくださったり、歴史を感じながら、先輩方と一緒にお仕事をさせて頂きました。セットも時代劇ならではで、今ではもうないようなものがたくさん作られています。セットや着物、かつらだったり、そこに行くと急に戦国時代にワープしたような感覚にさせてもらえるようなところが、私が時代劇を大好きだなと思う部分です」と、時代劇について、そして京都の撮影所についての想いを語った。

 現地メディアからの質疑応答に入り、世界遺産の仁和寺をはじめ、京都にある多くの国宝や重要文化財での撮影の感想を聞かれると、綾瀬は「中々普段入れない場所で撮影させて頂いたのですが、メイクをしてお着物を着た状態で足を踏み入れると、グッとしまった空気感の中で、実際に生きていた人生の大先輩を演じさせてもらうことへの緊張感を良い意味で味わえる貴重な経験でした」と、さらに木村は「その時間をずっと過ごしてきたもの自体に勝る説得力はないですし、その当時から続いている歴史をもった京都の重要文化財や国宝を歩かせて頂くことによって、フィクションの現場にノンフィクションのエッセンスを与えてもらえたなと思います」と、京都のさまざまな国宝や重要文化財での撮影が、さらに作品に深みを与えたことを明かした。また、本作で“魔王”という異名を持つ織田信長と、“帰蝶”とよばれる濃姫を演じたことにちなみ、お互いの呼び名を聞かれると、とっさに綾瀬が「レジェタク」と答え、会場中はどっと温かい笑いに包まれる一面も見せた。

 映画『レジェンド&バタフライ』は27日より全国公開予定!

 ※21日から23日までのイベント記事
 ・木村拓哉 スタッフ1人1人の名前挙げ称えて会場拍手に沸く
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 ※木村拓哉過去記事
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 ・木村拓哉「TAKUYA KIMURA Live Tour 2022 Next Destination」リハーサルや本番舞台裏に密着なリポビタンブランド新TVCM!「腐らず、本気で向き合っていく」
 ・木村拓哉 「退職願」取り出し「いろいろ自分でも考えまして」と段田安則“社長”に直訴!アドリブで進むシーンで大爆笑巻き起こすことも

 ※記事内画像は(C)2023「THE LEGEND & BUTTERFLY」製作委員会

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