スクールアイドルグループ『Aqours』の高海千歌役の伊波杏樹、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、渡辺曜役の斉藤朱夏、津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、小原鞠莉役の鈴木愛奈、黒澤ルビィ役の降幡愛が12日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで『ラブライブ！サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! 2023 ～It’s a 無限大☆WORLD～ ＜Valentine’s Day Concert＞』Day2を開催した。
『Aqours（アクア）』とは、大人気となったスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ！』の新シリーズとして2015年2月にプロジェクトが発表。静岡・沼津市の海辺の町・内浦を舞台としたオールメディアプロジェクト『ラブライブ！サンシャイン!!』としてスタートした。以降、アニメーションPV付シングル、各種ユニットシングルの発売、16年7月からのTVアニメ第1期、17年10月からはTVアニメ第2期、19年1月の劇場作品など、話題に。18年年末には紅白歌合戦への出場も果たし、22年6月には2度目の東京ドーム公演を敢行して大盛況となった。
開演時間となると、本公演のメンバーのキービジュアルと同じ赤いチェック衣装のキャスト陣が登場。伊波の「みんな！」の声から9人で「ハッピーバレンタイーン！」と声をあわせて、楽曲『少女以上の恋がしたい』から幕開。2曲目はスローバラードの『待ってて愛のうた』で、ゆったりとした振り付けを9人で合わせながら、しっとりと歌い上げた。
MCでは前日の本公演から久々に声出しが可能ということで、自己紹介にも熱が入り、小林が思わず何度もコール＆レスポンスをしたり、高槻が“格好いい声”でレスポンスが欲しいと言ったことから小林がイケボを出しだすことも。
3曲目『Pops heartで踊るんだもん！』では場内をトロッコでめぐりながらのものとなり、斉藤はトロッコを降りるタイミングで特大の投げキッスを飛ばす一幕が。4曲目は“青ジャン”の通称でも親しまれるTVアニメ第1期のOP楽曲『青空Jumping Heart』を、映像とのシンクロパフォーマンスで観客たちを魅了した。
幕間映像とはDay1と同じく『アクアサスペンス劇場 嘆きのチョコレイト』が展開されたが、その終了時の絵は別のものに差し替わり、笑いを誘っていた。
中盤の5曲目から13曲目まではそれぞれのソロ曲、さらに、その後の14曲目から16曲目までは1年生キャストの3人、3年生キャストの3人、2年生キャストの3人の順番で、統一感をもたせたコーナーはDay1と同じ楽曲で展開。その後のMCで伊波は、「学年曲を披露できたの嬉しいね」と笑みを浮かべたり、キャスト陣からファンからの掛け声に励まされたと話すなどしていた。
さらに、学年別のセクションの際に着ていた衣装が、2019年のファンからの投票企画で作られていたもので、そのテーマは“タイムリーププロミス”ということがアナウンス。ここで逢田は「ファンのみんなと作り上げた衣装でしょ」というと顎を支えるようにグーで手をおいて「ぷんぷん」というと、前日のポーズから変化していることをツッコまれ、照れてしまったのか一瞬後ろを向いてしまう。そこからもう一度振り返った逢田は、今度は両方のほおの横に猫の手をして、猫パンチを披露し「ぷんぷん」と伝え、歓声を浴びていた。
後半は初音ミクと『Aqours』のコラボソング『BANZAI! digital trippers』に。ステージ上部の大モニターに、初音ミクが登場し、配信では合成された映像のなかでパフォーマンス。さらに、楽曲『DREAMY COLOR』、『ユメ+ミライ＝無限大』のパフォーマンスでライブ本編を終えた。
アンコールのかわりに“Aqours”コールが巻き起こるなか、初音ミクが声で登場。「こんばんは！みんな楽しんでる？私も我慢できなくて遊びに来ちゃった、ちょっとだけ一緒に遊んでいってもいいかな？」というと、「よーし、アンコール1曲目はこの曲です。聴いてください！」と、楽曲『KA-GA-YA-KI-RA-RI-RA』へ。楽曲中には、初音ミクもステージ上方のモニターにメンバーのスチール絵と一緒に登場するものに。
続く本日2回目の『BANZAI! digital trippers』では、初音ミクが小宮とともに『Aqours』のWセンターとして立ち、息の合ったダンスやキャストとタッチするような振り付けと、コラボは大盛りあがりとなっていた。
（小林愛香からTVアニメ「幻日のヨハネ」2023年7月予定発表）
その後、公式スピンオフ『幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-』のTVアニメ放送が2023年7月を予定していることがアナウンスされ、1人1人のあいさつへ。声出しが解禁となったライブということで、観客たちのレスポンスにお礼を言いつつ、小宮からは初音ミクとのコラボをあらためて「アンコールの2曲目をミクちゃんと10人で踊れたのは貴重な経験だと思っていますし、めちゃくちゃ嬉しくて。私たちもあたらしい経験ができたと思います」と、貴重な体験へ感謝。
高槻からは、「『Aqours』8周年になりますけど、まだ新しいことたくさんやってるし、振り付けも難しくなっていて。『幻日のヨハネ』も夏に楽しみですね。一緒に盛り上げていきましょうね！まだまだ、みんなと楽しめることがあるというのが幸せです。次はホワイトデーコンサートでお会いしましょうね。お返し待ってます！」と、アピール。
その高槻の8周年に呼応するように諏訪は、「8を横にすると無限大で、『Aqours』まだまだ無限大の可能性がありますから、突き進んでいきたいと思います。ホワイトデーもあるので、ついてきてください！」と先への気持ちを伝えたり、逢田はソロ曲『Pianoforte Monologue』の振り付けが以前に披露したものとは「振りを新しくして頂いて、披露する機会を頂きました。いまの桜内梨子をみんなに届けたいと思って、パフォーマンスをさせて頂きました。私も大好きで、思い入れのある楽曲でやらせて頂いてありがとうございます」と、裏話を披露していた。
伊波はそんな8人の思いを受けて「ファーストライブで見ていた景色とは違っているんだなと感じています。いままでの道のりを経て今があると思っていて、その途中で声出しがダメになってしまったり、ライブも中止になったりして」と振り返るとともに、そういったことを乗り越えて「その場所を用意してくださっているのはみなさんです。みんながいなかったらこの場所はないと思います。だからこそ、前を向いて、千歌ちゃんの笑顔を思い浮かべながら、みなさんと一緒に素敵な時間を作れたらと思っています」と、気持ちを。そして観客たちへ「『Aqours』に真剣にいてくれますか」と問いかけた後に、「私たちも、『ラブライブ！サンシャイン!!』Aqoursに真剣に向き合って、楽しんでもらえるものをお届けしたいと思います」と、いまの気持ちを伝えていた。
ラストは楽曲『勇気はどこに?君の胸に!』をトロッコで全体をめぐりながらパフォーマンス。歌い終えた後には、会場中にハートを飛ばしまくる中、舞台を降り、その最後となった鈴木は、「みんなのこと大好きよ！またね」と、投げキスを飛ばし終演を迎えていた。
なお、配信限定でライブ直後にキャスト陣1人1人からメッセージが送られることに。Day1では1人1人が登場していたが、この日は、1年生キャスト、3年生キャスト、2年生キャストが3人ずつ登場。小林は諏訪が話していた「8は無限大」が気に入っていたのか、そのことを伝えたり、3年生キャストは寸劇を披露しつつ、小宮は会場で配られたというチョコレートを配信で食べられなかった人のかわりにカメラを前にしてパクっと食べるお茶目な姿を見せていた。
本公演の模様は2月19日午後11時59分までアーカイブ配信もされている。
■セットリスト
M1：少女以上の恋がしたい／Aqours
M2：待ってて愛のうた／Aqours
MC1
M3：Pops heartで踊るんだもん！／Aqours
M4：青空Jumping Heart／Aqours
幕間映像
M5：in this unstable world／津島善子（cv.小林愛香）
M6：おやすみなさん！／国木田花丸（cv.高槻かなこ）
M7：RED GEM WINK／黒澤ルビィ（cv.降幡愛）
M8：New winding road／小原鞠莉（cv.鈴木愛奈）
M9：WHITE FIRST LOVE／黒澤ダイヤ（cv.小宮有紗）
M10：さかなかなんだか?／松浦果南（cv.諏訪ななか）
M11：Pianoforte Monologue／桜内梨子（cv.逢田梨香子）
M12：Beginner’s Sailing／渡辺曜（cv.斉藤朱夏）
M13：One More Sunshine Story／高海千歌（cv.伊波杏樹）
M14：予測不可能Driving!／松浦果南（cv.諏訪ななか）、黒澤ダイヤ（cv.小宮有紗）、小原鞠莉（cv.鈴木愛奈）
M15：Waku-Waku-Week!／津島善子（cv.小林愛香）、国木田花丸（cv.高槻かなこ）、黒澤ルビィ（cv.降幡愛）
M16：Marine Border Parasol／桜内梨子（cv.逢田梨香子）、渡辺曜（cv.斉藤朱夏）、高海千歌（cv.伊波杏樹）
MC2
M17：SKY JOURNEY／Aqours
幕間映像2
M18：BANZAI! digital trippers／Aqours feat. 初音ミク
MC3
M19：DREAMY COLOR／Aqours
M20：ユメ+ミライ＝無限大／Aqours
EN1：KA-GA-YA-KI-RA-RI-RA／Aqours feat. 初音ミク
EN2：BANZAI! digital trippers／Aqours feat. 初音ミク
EN3：勇気はどこに?君の胸に!／Aqours
※Day1公演レポート
・AqoursバレンタインLIVE！ソロ9曲連続や学年別コーナー展開【Day1レポ前編】
・Aqours×初音ミク生パフォーマンスでリアルとバーチャル融合【Day1レポ後編】
※Aqours過去記事
・降幡愛 4歳女児黒澤ルビィ憧れ身乗り出す！Aqours合宿も
・逢田梨香子イジり倒される！小宮有紗オフAqours「楽しい」
・諏訪ななかAqoursは「2度目の東京ドームで終わりじゃない」や小宮有紗＆斉藤朱夏が楽曲中ハグで大はしゃぎ！ダブルアンコールに応え「浦の星交響楽団」も再登場の涙のフィナーレ【Day2ロングめレポ・後編】
※記事内写真は
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