映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(監督:ペイトン・リード/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)東京・完成披露試写会が16日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれ日本語吹き替えキャストのアントマン/スコット・ラング役・木内秀信、ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役・内田有紀、キャシー・ラング役・高橋李依、お笑いコンビ『ブラックマヨネーズ』小杉竜一が登場し、司会は青木源太アナウンサーが務めた。
『アベンジャーズ』シリーズなどメガヒット作品を放つマーベル・スタジオの最新作。同スタジオ社長ケヴィン・ファイギ氏が「今までの映画と違い、新たな“アベンジャーズ”に直接繋がる作品」と明言する作品となっている。ポール・ラッド演じる主人公のスコット・ラングは身長わず1.5センチの“最小ヒーロー”アントマンとして活躍。“最小&最強のアベンジャーズ”と呼ばれた彼は、宇宙の生命の半分が消されていた『アベンジャーズ/エンドゲーム』で量子世界を使ったタイムトリップの可能性に気づき、キャプテン・アメリカや、アイアンマン(トニー・スターク)らに伝え、その戦いの行く末を左右する重要な役割を担っていた。
まずは、木内、内田、高橋が登場し、あいさつを始めようとする。すると、小杉から「ちょっと待った~」と扉から飛び込んでくることに。
小杉といえば、スコットの仲間ルイス役で2015年公開の映画『アントマン』と、18年公開の『アントマン&ワスプ』に出演していたが、なんと今回ルイスの出演はないと公式発表されており、「呼んでくれへんから勝手に来ましたよ!」と、絶叫するなか高橋は「ルイス大好きですよ」とぽそっとつぶやいて、華を添えた。
いよいよ明日17日より公開ということで、これまで出演し続けている木内から、「量子の世界が舞台で、その映像が素晴らしいです。アントマンが作品を経るごとに成長していて」といえば、内田も「どんどん強くなってますよね。でもアントマンが殴られているのは観たくないんですよね」と、感慨深げ。
続けて、前作まで幼女だったキャシーが成長して少女となっており、その声の新キャストとなる高橋は、「今回から私の声帯になるということで、務めさせて頂きます」と緊張気味にコメント。キャシーの魅力へは、「『パパ』と呼ぶんですけど、呼び方に1つに、愛情が詰まっていて、呼ぶ声が好きだなって。『パパ』という声が聴けると帰ってきた気分になってもらえると思います!」と、胸を張る。
内田は高橋を見ながら、「だんだん量子世界での愛情が増えていくんですよね」と、目を細めると、小杉も「大人になったキャシーの親子の動きも楽しみに見てもらいたいと思います」と、そこはオススメのポイントのようだった。
一方、小杉は本作に出ていないだけに、『本作』という単語を必死に避けており、内田が「今作と言えない感じが切ないですけど、カワイイですね」というと、場内は大爆笑。
さらには、本作に登場する敵・カーンが時間を操り、過去を消し去ることができたうえ、未来の姿を見ることができるということで、トークを展開。青木アナが「小杉さんはM-1グランプリ』の優勝が消えるかもしれないです」と言い出し、「チュートリアルを消したらええがな。だめですよ。ボディーランゲージでダメって出します」と、必死に訴えていた。
強敵のカーンにちなんで自分の最強の敵はという質問に、高橋は「100円ショップが大好きで、100円ショップに買いに行ったときに、1個買う予定が12個買ってることがあって。今月のオススメがあると試してみようと思って、思ってたより、金額がいってしまって」と告白し、場内をほんわかさせていた。
そして、高橋から「没入しながら、これは!と気づく瞬間が詰まっていると思います。楽しんでいただけると嬉しいです!」と呼びかけるとともに、内田は「普通に平凡な、父親だったスコット・ラングがこんな敵と戦えるのかと。強い最強の敵が現れました。今後の『アベンジャーズ』にもつながりますので、その一歩を観てもらえれば」とアピール。木内からは「いままで詳しく語られなかった量子の世界が語られます。何回も観ると新たな発見があると思います。『アベンジャーズ』史上最強の敵と戦うアントマンやワスプを楽しみにしていてください」と、メッセージを寄せていた。
映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』は17日より全国公開予定!