アイドルグループ『嵐』二宮和也が今秋公開予定の映画『アナログ』(監督:タカハタ秀太/配給:アスミック・エース=東宝)を主演することが17日、発表となった。
お笑いタレント・ビートたけしが70歳で書き上げた初恋愛小説『アナログ』(集英社文庫刊行予定)が原作。全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという動機から始まった本作は、刊行から約1ヶ月で10万部を突破(2023年6月20日に集英社文庫から改めて刊行予定)と反響を呼んだ。
二宮は、手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟役を演じる。ヒロインで悟が惹かれていく謎めいた女性・美春みゆき役には俳優・波瑠が起用となった。
悟は、作りや手書きにこだわるアナログ人間でありつつも、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナー。一方のみゆきは、悟と似た価値観を持ちつつ、今の時代には珍しく携帯電話を持っていないという設定。みゆきから「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と、毎週木曜日に喫茶店『ピアノ』で逢瀬を重ねることとなる。
メガホンを執るのは、長編映画デビュー作『ホテルビーナス』(04)、テレビ東京開局55周年特別企画ドラマ『二つの祖国』(19)、『鳩の撃退法』(21)を手掛けたタカハタ秀太氏。タカハタ氏といえば、二宮とビートたけし主演の2015年放送TBS年末ドラマスペシャル『赤めだか』演出も務めている。脚本は、『あゝ、荒野 前編・後編』 (17)、『宮本から君へ』(19)、『MOTHER マザー』(20)などを手掛けた脚本家・港岳彦氏が務める。
撮影はすでにクランクアップしており、今秋公開を予定している。
今回の発表にあわせ、二宮、波瑠、タカハタ監督からコメントが寄せられた。
●二宮和也
現場の撮影はクリエイティブな日々で、毎日現場に向かうのが楽しい日々でした。
目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も”誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。
コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです。
●波瑠
脚本を読ませていただき、とても美しい物語に感動しました。今は会えなくても色々なことを共有できる世の中でとても便利なことですが、一緒にいることでこそ分かち合える喜びに鈍感になってしまったのかもと不安になります。
誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。
ぜひ、大切な人と観ていただけたら嬉しいです。
●タカハタ秀太監督
「アナログ」が出版されてすぐ、これを二宮和也さんで映画にしたい!と切に思いました。
映画化をご承諾いただけたことは幸甚の至りです。
二宮さんと波瑠さん、初共演のふたりの撮影初日を見て、まさに〈悟とみゆき〉を感じました。
原作本の帯に「愛するって、こういうことじゃないか?」とあります。
誰かを大切にする、とは何か…。
珠玉のラブストーリーを全ての世代にお届けできればと思います。
※二宮和也過去記事
・二宮和也 満島ひかり「タング」で「何回か危ない時があった」
・二宮和也 満島ひかりを“拝む”!映画タングイベで崩れ落ちる
・二宮和也 京本大我が緊張していたと知り「新鮮です(笑)」!「TANG タング」2人登場の場面写真解禁で超がつくほどのナルシスト演技なども
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