ライブイベント『STAGE FES 2017』第二部が大晦日の31日から新年1日にかけ埼玉・大宮ソニックシティ 大ホールで開かれ、4作品の舞台&ミュージカルキャスト30人以上が大集結し、年越しのステージを彩った。
今回登場した作品はミュージカル『Dance with Devils~Fermata(フェルマータ)~』、『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』、舞台『KING OF PRISM -Over the Sunshine!-』、舞台『おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME 2~』の4作品。
この日は、『Dance with Devils』から鉤貫レム役・神永圭佑、立華リンド役・高野洸、楚神ウリエ役・山﨑晶吾、南那城メィジ役・吉岡佑、棗坂シキ役・安川純平の5人、『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』からハイネ役・植田圭輔、カイ役・安里勇哉、ブルーノ役・安達勇人、レオンハルト役・廣瀬大介、ローゼンベルク役・君沢ユウキの5人、『KING OF PRISM』から一条シン役・橋本祥平、神浜コウジ役・小南光司、仁科カヅキ役・大見拓土、太刀花ユキノジョウ役・横井翔二郎 、香賀美タイガ役・長江崚行、十王院カケル役・村上喜紀、鷹梁ミナト役・五十嵐雅、西園寺レオ役・星元裕月、涼野ユウ役・廣野凌大、大和アレクサンダー役・spi、高田馬場ジョージ役・古谷大和の11人、『おそ松さん』からおそ松役・高崎翔太、カラ松役・柏木佑介、チョロ松役・植田圭輔、一松役・北村諒、十四松役・小澤廉、トド松役・赤澤遼太郎、おそ松/F6:井澤勇貴、カラ松/F6:和田雅成、チョロ松/F6:小野健斗、一松/F6:安里勇哉、十四松/F6:和合真一、トド松/F6:中山優貴の12人が会場に姿を見せ、司会はお笑いコンビ『アメリカザリガニ』が務め、とにかく大所帯だ。
午後9時30分、場内が暗転すると観客たちの歓声が響き渡り色とりどりのサイリウムで彩られるなか夜の部がスタート。オープニングで出演キャストの映像とともに10カウントが終わると、トップバッターの『Dance with Devils~Fermata~』ステージから幕開け!
キャスト陣は舞台版の衣装で現れ『Turn it up』の歌唱から。曲中のソロ台詞シーンでは黄色い歓声が上がりまくる。1曲目を終えそのままMCへ、アニメ版のメインビジュアルも公開されるなか、作品の禁断のグリモワールにかけて“禁断の●●トーク!”なるコーナーが。
こちらはキャストがトークテーマを抽選で引いて答えていくものだったが、高野が最初に引いたのはなんと「ふりかけの好きな味」と、プライベートも垣間見える可愛いもの。「のりたま」(高野)、「おかか」(安川)、「しゃけフレーク」(神永)、「スパム」(吉岡)、「塩」(山﨑)と、ふりかけではないものも交ざっていたが、そこは会場のノリと勢いでどれも受け入れられ笑い声も飛んだ。
さらに、自分以外のほかのキャラクターの歌ってみたい楽曲というの質問もあったが高野と神永からは「VANQUISH」とメィジ曲推しが2人現れることもあった。トークコーナー後は、『我ら四皇學園生徒会』からソロ曲を経て、5人での劇中芝居を経て『覚醒のAir』、『マドモ★アゼル』を歌い上げることとなったが、歌唱中にキャストたちが手を振ったり、投げキッスも飛ぶなどサービス満点の演出でコーナーを終えていた。
続けては、『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』へ。白のドレス衣装を身にまとったダンサーたちが踊り舞踏会のような雰囲気のなか『グランツライヒ王国』を歌いながらキャスト陣が登場。
MCでは『Musicに合わせて発表!2017年の●●な出来事!』を告白するものへ。●●の部分が“発見”となった君沢は安達が本イベントの物販コーナーに普通に並んでいたという衝撃的な告白や、“ピンチ!”となった廣瀬はおけいこ事の開始時間に目覚めたという話をしたが「今年じゃないんですけど」と、告白し「2017年のこと!」とツッコミを受けたりと、和気あいあいだった。
王室教師ハイネオールキャストによる『君は僕のミチシルベ』からは、ハイネとのコラボ楽曲コーナーとなり曲中での掛け合いの一幕もあり、植田から「今年一番の幸せの曲を届けます」と『Prince Night ~どこにいたのさ!? MY PRINCESS~』のパフォーマンスで『王室教師ハイネ -THE MUSICAL-』コーナーを終えた。
イベント後半となる3組目は舞台『KING OF PRISM -Over the Sunshine!-』。楽曲『BOY MEETS GIRL』の歌唱となったが、こちらは11人という大所帯を生かして、曲中にキャストが少しずつ加わってくるという心躍る演出に。
MCでは「本番中に1番輝いて見えたこと」をフリートーク。すると五十嵐が1歩前に出て、「やっぱり仲間なんですよ。きょうここで出会えるのも最後かもしれないですし」と、深イイコメントも飛び出したが「だからこそ桜は美しい」と、何かをすっ飛ばしたような発言も飛び出し、キャスト陣も苦笑いでツッコミを入れることも。
そこから古谷が飲み会などで行われる“たけのこにょっき”ゲームを提案。不思議なアトモスフィアが漂うなかゲームが行われたが、この空気を元に戻すために橋本が、「僕と一緒に2人だけの初詣に行きませんか?」と、キュンキュン台詞で一気に観客たちのハートを鷲掴み!さらに、なぜかもう一度キュンキュン台詞を言わされることとなった橋本は、「僕と一緒に2人だけで羽子板しませんか?」と、今度は可愛らしい台詞で和ませていた。
ライブパートでは、観客の目線を釘付けにする演出が連発!
橋本、小南、大見の3人による『Over the Sunshine!』では、橋本が「プリズムジャーンプ!!」と叫ぶと客席に飛び降りそのまま1階席の通路を縦横無尽に走りまくり、小南も合わせて観客たちとハイタッチ。続く、古谷の『恋のロイヤルストレートフラッシュ』では4人のアンサンブルたちが『「he シャッフル』メンバーのパペット姿に扮し、“5人”でのパフォーマンスも。
『EZ DO DANCE』では、カヅキとアレクサンダーのライバル関係を現すように、大見とspiが歌いながら殺陣をしているようなパンチありキックありなド迫力のステージング。観客を8人目のメンバーに見立てて組み込んだ『ドラマチックLOVE』、キャスト間の絡みや全キャストが客席に下り観客とゼロ距離で触れ合える『Shiny Heart Beat』と、沸き返りまくっていた。
なお、橋本からシンの台詞のように「みんなに言いたいことがありまーす!」と叫んでから重大発表があり、舞台『KING OF PRISM -Over the Sunshine!-』の劇場応援上映決定のお知らせが。こちらは2月16、17日に上映劇場は、北海道・ディノスシネマズ札幌劇場、東京・新宿バルト9、愛知・ミッドランドスクエア シネマ、大阪・梅田ブルク7、福岡・T・ジョイ博多となったこともアナウンスされた。
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