『新しい地図』草なぎ剛が2024年全国公開予定の映画『碁盤斬り』(監督:白石和彌/配給:キノフィルムズ)を主演することが1日、発表となった。
古典落語をベースに、『日本沈没』『凪待ち』などを手掛けた脚本家・加藤正人氏のオリジナル脚本で描く本格時代劇。
草なぎが演じるのは、浪人・柳田格之進。“格之進”は謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、とりわけ嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けている。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。疑心と陰謀渦巻く中、愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と、親子の情愛を描く軌跡の物語となる。
今回製作の決定発表へ、草なぎ、白石和彌監督、脚本を担当する加藤氏からコメントが寄せられた。
○草なぎ剛
未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。
古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです。
白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も、仲良くできそうです。
白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目いっぱい楽しみます。
また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います!
○白石和彌監督
私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。
その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。
純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います
○加藤正人
『碁盤斬り』は、囲碁を巡る人情話として根強い人気のある『柳田格之進』という落語を元にした物語だ。白石和彌監督とは、『凪待ち』(2019)に続いて2度目のコンビとなる。この脚本は、監督とプロデューサーと
話し合い、3年半にわたって改訂を重ねて練り上げた。
白石監督は『凪待ち』ではギャンブル依存症という難役の香取慎吾さんを見事に演出しきって素晴らしい作品に仕上げてくれた。今回は草彅剛さんに出演してもらえることになった。草なぎさんとは『日本沈没』(2006)以来2度目の仕事となる。初めて会ったのは東宝撮影所だった。草なぎさんは、薄暗いセットの片隅で、ひとり熱心に台本を読み込んでいた。役に打ち込むストイックなたたずまいが神々しかった。今日まで、俳優として
大きな賞を受賞し、めざましい活躍を続けているのも当然だ。その草彅さんが柳田格之進を演じるということで、期待に胸が膨らんでいる。
この脚本は私の代表作だ。必ずやいい作品になると信じている。
※草なぎ剛過去記事
・稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾 誰がツボ掴む?ななにーネタ見せ
・北村匠海、草なぎ剛ら「JUNON」2023年11月号登場
・香取慎吾 稲垣吾郎&草なぎ剛から選ばれずシュン