スクールアイドルグループ『Aqours』の高海千歌役の伊波杏樹、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、渡辺曜役の斉藤朱夏、津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、小原鞠莉役の鈴木愛奈、黒澤ルビィ役の降幡愛が11日、千葉・幕張メッセイベントホールで『ラブライブ！サンシャイン!! Aqours EXTRA LoveLive! 2023～It’s a 無限大☆WORLD～ ＜White Day Concert＞』Day1公演を開催。ファンと一緒にホワイトデーを楽しんだ。
『Aqours（アクア）』とは、大人気となったスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ！』シリーズで2015年2月にプロジェクトが発表。静岡・沼津市の海辺の町・内浦を舞台としたオールメディアプロジェクト『ラブライブ！サンシャイン!!』としてスタートした。以降、アニメーションPV付シングル、各種ユニットシングルの発売、16年7月からのTVアニメ第1期、17年10月からはTVアニメ第2期、19年1月の劇場作品の上映。18年年末には紅白歌合戦への出場も果たし、22年6月には2度目の東京ドーム公演を敢行して大盛況となった。本イベントは2月11、12日に開催された＜Valentine’s Day Concert＞とあわせてのもので、「♡7周年の感謝＆LOVE♡」を届ける。
＜Valentine’s Day Concert＞と同じく1曲目は『少女以上の恋がしたい』から。本公演のメンバーのキービジュアルと同じ赤いチェック衣装のキャスト陣が登場。＜Valentine’s Day Concert＞のときとは違いハートの箱やぬいぐるみではなく、9人は白のブーケを持って現れ、「White Day Concertにようこそ！」と、お出迎えしてパフォーマンスをスタート。配信では楽曲中、キャストの動きにあわせてハートが浮かび上がるAR演出も差し込まれ、雰囲気満点となった。
2曲目のメロウなミドルテンポの楽曲『待ってて愛のうた』の後に歓声が巻き起こるなかMCへ。高槻から「少し早いですが……」というと9人で「ハッピーホワイトデー！」と声をそろえる。おなじみのあいさつでも、高槻は観客と一緒に両手を挙げて大きな丸を作っているがこの日は丸からハートにつなげホワイトデーらしさを演出したり、小宮も強い言葉を使ったり、鈴木は1トーン上げてだったりとアレンジもたっぷり。衣装の説明では、ファンが“フライング”で9人の後ろ姿を見たいとジェスチャーするとこれを斉藤がいなして、キービジュアルを表示してから後ろ姿を見せたりと、安定感のあるやりとりを繰り広げていた。
眩しい照明に照らされながらトロッコで場内をめぐった楽曲『Landing action Yeah!!』では、トロッコに乗る前と後で肩を組んだりキャスト同士で笑みをかわすことも。4曲目はTVアニメ『ラブライブ！サンシャイン!!』第2期OP『未来の僕らは知ってるよ』で大モニターに映し出されたメンバーたちのOP映像とのシンクロパフォーマンスを見せた。
幕間映像では、メンバーの『アクアトレンディ劇場（昼下がりのマァム） 第1話 出会ってしまったふたり』なる昼ドラのようなものが上映。『Aqours』のメンバーたちをデフォルメしたハチャメチャなキャラクターたちが次々にビジュアルとともに登場し、普段のメンバーたちなら言わないようなセリフやありえない描写が繰り出され、観客たちも拍手や爆笑で楽しむ様子が上映された。
『Aqours』といえば浦の星女学院という高校に通っている生徒で、キャラクターそれぞれに学年の設定がある。5曲目から13曲目まではそれぞれのソロ曲、その後の14曲目から16曲目までは2年生キャストの3人（伊波、逢田、斉藤）、3年生キャストの3人（諏訪、鈴木、小宮）1年生キャストの3人（高槻、小林、降幡）、の順番で、統一感をもたせたコーナーに突入。中盤は2年生キャスト、3年生キャスト、1年生キャストの順番でソロ曲の連続披露＆同学年の3人ずつでのパフォーマンスへ。
ソロコーナートップバッターには、リボンにスカート衣装、胸元に錨の入った青と白のスカジャン姿で登場した斉藤が登場し、楽曲『Paradise Chime』を。2人目の逢田は楽曲『Love Spiral Tower』となり、昨年6月の東京ドーム公演でも披露していた同楽曲衣装でトロッコで場内をめぐりながらのものに。3人目はステッキを片手に髪をアップにした伊波が、ジャジーでミュージカルチックな『Never giving up!』をMVとともに。
Paradise Chime
諏訪はマリンブルーの衣装で海を近くに感じさせるような楽曲『RUN KAKERU RUN』を。鈴木はステージ2階部分に現れ、紫のマイクスタンドを使ってロックナンバー『Shiny Racers』を熱唱し、途中からはスタンドからマイクを外して動きながら。小宮は裏地に朱が入った純白の和装で華麗なダンスとともに『MOTTO-ZUTTO be with you』をパフォーマンス。
高槻は竹ホウキを手に黒の魔女っ子ルックなワンピースに三角帽子姿でコミカルな『あこがれランララン』の歌唱となり曲中には魔法の杖を持ち振ると黄色い花びらの紙吹雪が舞う“魔法”のような演出も。小林は昨年の東京ドーム公演でお披露目した『迷冥探偵ヨハネ』となり、配信では登場シーンでカメラのレンズをわざとボケさせる演出もあり、ダークな雰囲気を引き立てつつ、曲の中盤には小林が腰についていたファーをとったかと思えば、東京ドーム公演でも行った漆黒の羽の映像とのシンクロ演出も再現。ソロラストは降幡がトロッコから楽曲『コットンキャンディえいえいおー！』を披露となり、配信では歌にあわせてステージにあったシマウマをアップで映し出したりと遊び心満載！さらには、ウチワを持ったりお面をかぶったり、曲の最後には会場で配布されたクッキーをかじるような仕草を見せたりと、会場一体となって盛り上がっていた。
【後編（鈴木愛奈何度も“ぷんぷん”！伊波杏樹「“なんどだって約束！”」）へ】
■セットリスト
M1：少女以上の恋がしたい／Aqours
M2：待ってて愛のうた／Aqours
MC1
M3：Landing action Yeah!!／Aqours
M4：未来の僕らは知ってるよ／Aqours
幕間映像前編
M5：Paradise Chime／渡辺曜（cv.斉藤朱夏）
M6：Love Spiral Tower／桜内梨子（cv.逢田梨香子）
M7：Never giving up!／高海千歌（cv.伊波杏樹）
M8：RUN KAKERU RUN／松浦果南（cv.諏訪ななか）
M9：Shiny Racers／小原鞠莉（cv.鈴木愛奈）
M10：MOTTO-ZUTTO be with you／黒澤ダイヤ（cv.小宮有紗）
M11：あこがれランララン／国木田花丸（cv.高槻かなこ）
M12：迷冥探偵ヨハネ／津島善子（cv.小林愛香）
M13：コットンキャンディえいえいおー！／黒澤ルビィ（cv.降幡愛）
M14：決めたよHand in Hand／桜内梨子（cv.逢田梨香子）、渡辺曜（cv.斉藤朱夏）、高海千歌（cv.伊波杏樹）
M15：逃走迷走メビウスループ／松浦果南（cv.諏訪ななか）、黒澤ダイヤ（cv.小宮有紗）、小原鞠莉（cv.鈴木愛奈）
M16：ハジマリロード／津島善子（cv.小林愛香）、国木田花丸（cv.高槻かなこ）、黒澤ルビィ（cv.降幡愛）
MC2
M17：SKY JOURNEY／Aqours
幕間映像後編
M18：BANZAI! digital trippers／Aqours feat. 初音ミク
MC3
M19：DREAMY COLOR／Aqours
M20：ユメ+ミライ＝無限大／Aqours
EN1：KA-GA-YA-KI-RA-RI-RA／Aqours feat. 初音ミク
EN2：BANZAI! digital trippers／Aqours feat. 初音ミク
MC4
EN3：勇気はどこに？君の胸に！／Aqours
※Valentine’s Day Concert記事
・AqoursバレンタインLIVE！ソロ9曲連続や学年別コーナー展開【Day1レポ前編】
・Aqours×初音ミク生パフォーマンスでリアルとバーチャル融合【Day1レポ後編】
・小宮有紗 初音ミクWセンターへ想いや諏訪ななか「8は無限大」【Day2レポ】
・小林愛香からTVアニメ「幻日のヨハネ」2023年7月予定発表
※Aqours過去記事
・降幡愛 4歳女児黒澤ルビィ憧れ身乗り出す！Aqours合宿も
・逢田梨香子イジり倒される！小宮有紗オフAqours「楽しい」
・諏訪ななかAqoursは「2度目の東京ドームで終わりじゃない」や小宮有紗＆斉藤朱夏が楽曲中ハグで大はしゃぎ！ダブルアンコールに応え「浦の星交響楽団」も再登場の涙のフィナーレ【Day2ロングめレポ・後編】
※記事内写真は
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Love Spiral Tower
Paradise Chime