4月1日から放送となるTVアニメ『僕の心のヤバイやつ』のイベント『TVアニメ「僕の心のヤバイやつ」先行上映イベント ~僕らは初めて集まった~』が18日、神奈川・厚木市文化会館で開かれ市川京太郎役の堀江瞬、山田杏奈役の羊宮妃那、小林ちひろ役の朝井彩加、関根萌子役の潘めぐみ、吉田芹那役の種﨑敦美、歌手・こはならむが登場した。
『僕の心のヤバイやつ』は漫画家・桜井のりお氏が『マンガクロス』(秋田書店)にて連載しているコミックス累計発行部数300万部突破の人気作。陰キャで中二病の中学生・市川と、美少女で天真爛漫な山田が繰り広げる青春初恋コメディとなっている。
以下、公式レポート部分。
オープングテーマ・ヨルシカ『斜陽』の音楽と共に緞帳が上がると、堀江瞬(市川京太郎役)、羊宮妃那(山田杏奈役)、朝井彩加(小林ちひろ役)、潘めぐみ(関根萌子役)、種﨑敦美(吉田芹那役)ら豪華声優陣が登場。
ついに幕を開けた先行上映イベントに、会場は暖かい拍手に包まれます。
山田杏奈役の羊宮は緊張のあまり「市川杏奈を演じます!」と自己紹介し、共演者一同から「結婚おめでとう!?」と総ツッコミで祝われるなど序盤からイベントは和やかムード。
本編の上映を前に『自分が演じたキャラクターの紹介』と『注目ポイント』を出演者が語るトークコーナーでは、各々が自分の演じるキャラクターの魅力を伝えていきます。市川を演じる堀江は「(市川は)世界との隔たりを自ら作っているような、いわゆる“陰キャ”の気質を持っているのですが、僕自身も人とのコミュニケーションが苦手な方なので、随所で共感しながら演じました」と語ると「今も市川っぽかった!(笑)」とイジられるなどキャスト一同和気あいあいとした雰囲気の中イベントは進行し、ついに本編第1話・第2話が初披露されます。
上映された本編についてはTwitterでは「めっちゃクオリティ高い」「演出が良すぎて終始鳥肌が立ってた」「市川に感情移入しまっくた」「今後のシーンがどこまで描かれるのかドキドキする」など放送開始を心待ちにするコメントが多数寄せられました。
上映終了後は、再びステージにキャストが登場。本編を観終えたばかりの観客に向け堀江が「いかがでしたでしょうか」と問いかけると客席からは声援に代わり温かい拍手が贈られました。
続いてテーマに沿ってキャストが裏話を話していくトークコーナーへ。最初のテーマは『オーディションエピソード』。事前アンケートを元に、出演者が順番にオーディションを受けた時のエピソードを語ります。
羊宮はスタジオオーディションの際、「キャラクターに寄せた服装でオーディションに臨んだ」と当時を振り返ると、他のキャスト陣も応酬し「オーディションや収録時にキャラに寄せることある?」という話題に花が咲きます。
潘は「キャラというよりも色でゲン担ぎをするタイプ」と話すと堀江は「それって勝率上がりました?」と興味津々の様子。朝井からは「上下ジャージのキャラクターのオーディションを受ける際、気合を入れて上下ジャージ姿で臨んだけれど落ちてしまった」という少し切ないエピソードも飛び出しました。
また堀江はオーディション当時の役作りとしてリアルな小中学生の研究のためにYoutubeを見漁ったと話し、「小中学生の男の子の、興奮した時の声の上ずりや言葉の運び方、喋る時の癖や、どういうときに声が掠れるのかなどを研究した」と役を演じるにあたっての高いプロ意識も垣間見えました。
続いてのトークテーマは『あなたはの好きなキャラクターは?』。種﨑は「アホの男子たちが皆可愛い」と市川たちのクラスメイトである足立翔(CV.岡本信彦) 、神崎健太(CV.佐藤元) 、 太田力(CV.福島潤)を紹介し、「ずっと下ネタを話していて山田達に相手にされていないのも可愛い。メインビジュアルの3人の手がワキワキしているのでそこも是非注目して見てほしい」と思春期真っ盛りの男子3人について語りました。潘は市川の姉である市川香菜(CV.田村ゆかり)を挙げ、堀江に「お姉ちゃんのCVを知った時すごい喜んでたよね」と話を振ると、堀江は「はい、あの、すごく好きで…」と思わずタジタジになってしまう一幕も。
羊宮は自身の演じる山田を挙げ、「見ていて飽きないとはこのこと。想像を超えた仕草や行動に杏奈ちゃんの人の好さや魅力が沢山詰まっていて魅力的」と語ると一同からも共感の声が上がります。潘も「市川が観察する気持ちがめちゃくちゃ分かる。推してしまう」と深く頷きました。堀江も自身の演じる市川を挙げ「見た目の印象から暗い子の印象を受けるのですが、すごく男らしい部分もある」と話すと種﨑も「自分のことは置いといて誰かのことを思ってすぐ行動に移せる男らしさが良い」と応酬。さらに「市川って石鹸とかのいい匂いしてそうじゃないですか?」と想像を膨らませ、客席に向かって「ね、分かりません!?」と同意を求めると会場からも同意の拍手があがりました。
作品の雰囲気そのままの和やかムードで進行したイベントも終盤となり、告知コーナーをはさんだ後、ついにエンディングアーティスト・こはならむが、エンディングテーマ「数センチメンタル」の歌唱を初披露。「僕の心のヤバイやつ」の世界観が再現されたかのようなステージセットを背景に爽やかで可愛らしいメロディーを優しく歌い上げるこはならむ。スクリーンには先ほど上映されたアニメ本編のダイジェスト映像も映し出され、観客はますます本作の世界に浸っていました。
最後の挨拶で種﨑は「堀江さんのリアル市川っぽさが垣間見えて流石だなと思いました」と笑いを交えつつ本日のイベントを振り返り、「キャストという立場ではありますがこの先の展開も楽しみで仕方ないです!」といよいよ来月に控えた放送を心待ちにしたコメントを寄せ、潘は「(市川と山田が)長い時間をかけてだんだんと距離を近づけていくのがたまらないし、それを友人として近くで見られるのもたまりません。今日ご覧頂いた皆様も是非SNSなどで感想を広げて頂ければ」と楽しげに語りました。
朝井は「本日のイベントで見て頂いたような我々5人の”昼休み”のような和やかな距離感もアフレコに乗っていると思います。今後もアニメの中では色々なエモい仕掛けが沢山あるので是非本編をお楽しみに」と晴れやかな笑顔を見せ、羊宮は「この作品を皆さんにお届けできる日をずっと前から楽しみにしていました。1つ1つのシーンが本当に尊くて、原作とはまた違うアニメの魅力もお楽しみ頂けると思います。この先の杏奈ちゃんと市川を是非見守ってもらえたら」と作品に込めた想いを語りました。
最後に堀江は本作について「アニメだけどどこかアニメっぽくない、リアルで身近なお話を垣間見ているような気持ちになれる瞬間が沢山ある作品」と語りつつ、「話数を重ねるにつれて山田と市川の距離が近づいていって、もどかしくてキュンキュンするシーンが沢山あります。是非最後まで一緒に応援して頂けたら」と笑顔で話し、温かい雰囲気に包まれた本イベントは盛況のまま幕を閉じました。
TVアニメ『僕の心のヤバイやつ』は4月1日深夜1時30分より放送!
■公式HP:https://bokuyaba-anime.com/
■公式Twitter:@bokuyaba_anime
※記事内画像は(c)桜井のりお(秋田書店)/僕ヤバ製作委員会