『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』(監督:外崎春雄/配給:東宝・アニプレックス)台北舞台あいさつが19日、台湾・MUVIE CINEMAS台北松仁威秀影城 TITAN SCREENで開催され竃門炭治郎役の花江夏樹、霞柱・時透無一郎役の河西健吾、恋柱・甘露寺蜜璃役の花澤香菜、アニメ「鬼滅の刃」プロデューサーの高橋祐馬氏らが登場した。
漫画家・吾峠呼世晴氏が少年誌『週刊少年ジャンプ』に連載していたシリーズ累計発行部数1億5000万部を突破した漫画『鬼滅の刃』。2019年に2クールでTVアニメ放送され人気に火がつき、20年10月には『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開、21年から22年には、『テレビアニメ「鬼滅の刃」 無限列車編』『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』を放送・配信され、いづれも大きな反響を呼んだ。本作はその続編までが描かれており放送・配信された『遊郭編』の第十話、第十一話とともに、その後の新たな任務地での霞柱・時透無一郎と恋柱・甘露寺蜜璃との出会いや無限城に集められた上弦の鬼の姿を描いた『刀鍛冶の里編』へつながるものとなる。ワールドツアー上映と銘打った本作は世界95の国と地域で上映される。本会場はそのワールドツアー上映のラストを飾る場所となっている。
以下、公式レポート部分。
会場には炭治郎をはじめとしたお気に入りのキャラクターのグッズやコスプレをしてステージの方へ熱い眼差しを送るファンにあふれ、会場の熱気は早くも上昇している模様。キャストの登場を待ちわびる中、竃門炭治郎役の花江夏樹、霞柱・時透無一郎役の河西健吾、恋柱・甘露寺蜜璃役の花澤香菜、アニメ「鬼滅の刃」プロデューサーの高橋祐馬らが登壇。歓声を送るファンを前にキャストたちから「もっともっと頑張ります。鬼舞辻無惨に勝つために!」(花江)「邪魔になるからさっさと逃げてくれない?」(河西)「この里には強くなるための秘密の武器があるらしいの。探してみてね」(花澤)とそれぞれのセリフとともに「ダージャーハオ!ウォーシーホォアジャンシャースー(みなさまこんにちは!花江夏樹です!)」と中国語であいさつすると、会場のファンたちの盛り上がりは最高潮に達し、盛大な拍手が会場全体に広がった。
今回訪れた台湾について聞かれると「シーフェンでランタンを飛ばしたんですよ。アニメ『鬼滅の刃』大ヒットって書いたやつです、それぞれのキャラクターも描きました」(花江)「夜市に行ったんですけど、本場のタピオカドリンクを飲ませていただいたらサイズ感がわからなくて(笑)すごい大きいやつを渡されて頭からお尻までずっと甘い甘いとなってて堪能させていただきました(笑)」(河西)「台北101にも行ってすごい高層階でご飯を食べました。あんなに高いところでご飯食べたことなかったです(笑)」(花澤)と魅力的な街やご当地グルメをとても楽しんでいる様子。
さらに、台湾のファンで満席になった会場の様子を見て「ずっと来たいなと思っていてずっと会いたいなって思っていたのでみなさんがこんなに喜んでいてくれて本当にシェイシェイ(ありがとう)」(花江)「これだけ近い距離でみなさんの顔を見ながらイベントをするっていうことがなかなかなかったので、声も聞けてここに立ってお話しさせていただいているのがすごく楽しいです」(河西)「私もやっとこれてすごく嬉しいです。みんなすごい熱量を持って、声も出してくれてキャラクターの恰好もしてくれてハオカン(きれい)!」(花澤)とその熱狂的な反響に驚きを隠せない様子だった。
ワールドツアー上映を実施したことについて高橋氏は「このワールドツアーはこのアニメーションを作るスタジオであるufotableのクリエイターの想いから生まれました。アニメを作るというのは決して簡単ではなくて、とてもハードなんですが、こうしたみなさんの応援がスタッフの力になっています。そんな皆さんに感謝の気持ちを伝えるために開催しました。この盛り上がりの様子はスタッフにも届けたいと思っています」と、こうして現地のファンに直接会うことで感謝を伝えられる喜びを話した。
また、今までプロデューサーとして数々の作品を送り出してきた高橋氏は「僕たちスタッフのモチベーションはいつも1つで、こうして楽しんでいる皆さんの笑顔を見ることが常に僕たちが元気になる力だと思っています。素晴らしいスタッフやキャストが作った作品をこうやって届けられるサポートができているので僕はとても幸せです」と、世界中の作品を愛してくれるファンに向けてクリエイターやキャストたちによる素晴らしい作品を届けることが原動力になっていると熱く語る。
公開から1ヶ月が経つもなお注目されている本作では初公開となる《刀鍛冶の里編》第一話が公開される。上弦の鬼が無限城に集結する一方、炭治郎たちが刀鍛冶の里へ向かい物語が新たな局面を迎えるのも見どころの一つ。そんな新シリーズのアフレコに挑んだ花江は「今回は新たに無一郎くん、そして甘露寺さん、あと刀鍛冶の里のみなさんや玄弥くんも登場するので、また新しい気持ちで炭治郎として演じていければと思っています。」(花江)と《遊郭編》の激闘とは打って変わって新たに登場する時透や甘露寺らとの現場についてもコメントし、これから激化する上弦の鬼たちとの戦いについても意気込みを見せた。また、《刀鍛冶の里編》のオープニングでは時透と甘露寺が活躍する様子が描かれ今後の展開を期待させてくれるシーンもあった。
河西と花澤はそれぞれ、最初に時透と甘露寺を演じることになったときの心境を「原作漫画を読んでいたので時透無一郎の役が決まったと事務所から連絡がきた時は本当に嬉しくて。これからどういう風に彼を演じていこうかと考えましたね。作品の中に関われるんだと分かった時は何より嬉しいという気持ちが一番強かったですね」(河西)「もうね、本当に嬉しかったです!見ていると安心できるような女の子なので、そういう部分をどうやって膨らまそうかなと楽しくなっていましたね」(花澤)と語り、当時を振り返る。
柱合会議以来のアニメ「鬼滅の刃」への出演に柱メンバーは「物理的にアフレコの時間が柱合会議から刀鍛冶の里編まで間が空いたので、アニメの柱合会議や原作も読み直しました。彼は言葉数があまり多くないので、その中で彼をどう表現していこうかなと考えてアプローチの仕方をちょっと変えてみたりしましたね」(河西)「私は《刀鍛冶の里編》でようやくみんなと掛け合いができて、花江くんとも一緒にアフレコできたりして。演じるにつれて、めちゃくちゃいい子じゃんと思ったりしてて。元々大好きだったけどどんどん好きになっていっちゃいましたね」(花澤)と今まで描かれていなかった新たな一面を演技でどう表現していくか楽しみにしているとコメント。
そんな本作のみどころについて花江は「柱2人の活躍が楽しみですね!あとは炭治郎と禰豆子が刀鍛冶の里を通してどうやって成長していくのかというのも楽しみにしていただきたいです」と柱たちのこれからの活躍や炭治郎、禰豆子の成長にも注目してほしいと語った。
最後に会場のファンとともにキャストとの記念撮影が行われ、会場からの盛大な拍手とともに歓声に包まれた。そして高橋氏からの中国語で会場へあいさつが贈られると、続いて「これからまた戦いが待っています。なのでみなさんも一緒の気持ちになって応援していただけたらうれしいなと思います。これからもぜひ楽しみにしていただけたらまたここに来られるなんてこともあるかもしれないです」(花澤)「放送まであとわずかということで、キャスト一同やっとここまで来れたので、あともうちょっとだけお待ちいただきたいなと思っています」(河西)「ワールドツアーを回ってきてこのステージがラストなんです。この記念すべきラストステージをみなさんと共に過ごせて本当に嬉しかったです。これから炭治郎と禰豆子をはじめ鬼殺隊のみんなががんばって戦いますので、ぜひ一緒にみんなも鬼殺隊の一員となって応援してあげてください」(花江)と締めくくると、会場から割れんばかりの拍手が巻き起こった。
引き続き世界中で上映される本作に胸を高鳴らせながら4人の弾ける笑顔と共にワールドツアー上映の舞台挨拶としては最後となった台北での舞台あいさつを終えた。
多くの国で舞台あいさつをしてきた『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』は世界の国と地域で4月6日(木)まで絶賛公開中。そして4月9日(日)からはいよいよ『テレビアニメ「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編』の放送がスタート。ぜひご期待ください。
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※記事内写真は(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable