日笠陽子福山潤から「ラスボスやるような時代」！小野賢章ドヤ顔

　劇場アニメ『らくだい魔女フウカと闇の魔女』（監督：浜名孝行／配給：ポニーキャニオン）公開記念舞台あいさつが2日、東京・新宿バルト9で開かれフウカ役の井上ほの花、チトセ役の田村睦心、カリン役の石見舞菜香、キース役の小野賢章、闇の魔女・メガイラ役の日笠陽子、浜名孝行監督が登場した。

　作・成田サトコ氏、絵・千野えなが氏による、人気児童書『らくだい魔女』シリーズが初のアニメ化。世界を滅ぼそうとした闇の魔女が封印された黒水晶の腕輪の封印を解いてしまったことから始まる冒険が描かれる。主人公で風を司る銀の城のお姫様ながら失敗ばかりの“らくだい魔女”フウカ役を井上、フウカの幼馴染で時を司る青の城の王子・チトセ役を田村、フウカの親友で植物を司る緑の城のお姫様・カリン役を石見、黒の城の王子で謎めいたキース役を小野が演じている。

　このメンバーで集まるの初という本イベント。日笠が赤いドレス姿で登場し「妖艶な衣装では」というと、隣にいた小野が「いつも通りですね」と、ボソリとつぶやいて、場内は爆笑する和気あいあいななかスタート。

　日笠は小野とはアフレコが同じだったそうだが、ほかの3人とは別録りだったという。それだけに3人の話を聴くことが楽しみでやってきたといい、「ほのちゃん劇場映画で初主演で大きくなって」と、親のような視線を送ると小野は「MCやるんですか」と、ツッコんで盛り上がる。

　作品で好きなシーンへ小野は「フウカが歩いているときに前髪がぴょこぴょこするするところ好きですね」と話したり「（フウカが）オン眉（眉毛より上にある前髪）のキャラクターって珍しいですよね」と細かい部分を挙げる。続く日笠は、その前の田村、石見ともに細かい部分を挙げていたこともあり「マニアックなところをあげればいいのかな？」と言いつつ、フウカの靴下や「髪の毛やお洋服に性格が出てきている気がして」と、ポイントを。ここで日笠は急に浜名監督に向かって「髪の毛と靴下ならどっちがポイントでしたか？」と詰めより出したが、浜名監督は髪の毛に軍配を上げ、小野が日笠にドヤ顔を見せる一幕もあった。

ドヤ顔する小野

　そして日笠から、「この作品でメガイラ役を演じさせて頂くことが先輩方に衝撃だったらしいんです。アベル役の福山潤さんから『日笠がラスボスをやるような時代になったのか』と言われて。巡り巡る時代を感じていて、ほの花ちゃんみたいに若い世代が出えてきて嬉しいことだなと思います」と、声優業界の移り変わりを目を細めながらコメント。

　小野からは、「上映時間は約1時間ですが、1時間以上のボリュームと感じています。魔法は夢があってワクワク・ドキドキと、楽しめるものじゃないかなと思います。誰かにススメたくなるような、子供ができたときに、子供に見せたいなという作品に参加できて、嬉しく思います」と、気持ちを語っていた。

　劇場アニメ『らくだい魔女フウカと闇の魔女』は全国公開中！

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