俳優・門脇麦主演でジャニーズJr.でアイドルユニット『HiHi Jets』作間龍斗が共演し放送・配信中の連続ドラマW-30『ながたんと青と -いちかの料理帖-』（WOWOW）。本日14日放送の第4話と、さらに第2話の現場レポートが公開となった。
漫画家・磯谷友紀氏が月刊漫画雑誌『Kiss』で連載している同名漫画が原作。門脇演じるいち日と。聡明だが「青と（青とうがらし）」のような歯に衣着せぬ物言いが玉にきずな青年・周（作間）が最悪な出会いを経て政略結婚。しかし、ともに「桑乃木」の料亭再建に挑む中で、周はいち日の確かな料理の腕と斬新な発想力にいち早く気付き、やがて一番の理解者となっていくという“グルメラブストーリー”。
以下、公式レポート部分。
2022年夏、物語の舞台である京都で撮影がスタートした、連続ドラマW-30「ながたんと青と -いちかの料理帖-」。6月中旬のある日、京都・太秦の東映京都撮影所内に建てられた昭和な日本家屋のセット内に、主人公・桑乃木いち日役の門脇麦、いち日の15歳年下の夫・周役の作間龍斗（HiHi Jets／ジャニーズJr.）の姿があった。
朝9時から撮影が行われていたのは、新婚初夜、周がいち日の手料理を初めて食べる第2話（WOWOWオンデマンドで配信中）のシーン。結婚式で出された京都名物ハモ料理が苦手で手をつけなかった新郎・周のため、京都人と料理人のプライドをかけ、いち日がハモを使ったハンバーグをふるまうという大事なシーンだ。
門脇は淡い水色の丸襟ブラウスにベージュのスカートという清楚でレトロな出で立ち。撮影前にせりふを確認してから、「よし」という雰囲気で颯爽とセットの中に入っていく。作間は白シャツに細身の黒ズボン。シャツのボタンは一番上までしめ、裾はズボンの中にきっちりと入れられている。そしてセンター分けの髪形に黒い丸眼鏡という、いつもの“アイドル”の姿からはかけ離れた昭和の学生らしい姿だ。この日の撮影では洋装だったが、本作の門脇の衣装はさまざまな時代劇で衣装を手がけるスタイリスト・大塚満が担当。和装を中心とした華やかな装いに注目だ。
門脇と作間が居間のちゃぶ台に座り、撮影がスタート。まず目についたのが作間の美しい所作。背筋をすっと伸ばして正座、お箸も正しく持って、一口大にカットしたハンバーグをパクっと食べる。ご飯もひと口でパク。そのきれいな食べ方から、「仏頂面をしているものの、実はいち日の料理をおいしいと思っている」ことが伝わってくる。実際、モニター前で映像チェックをしている時、我々取材陣に「料理、めちゃめちゃおいしそうでしょ？超おいしいんですよ！」と仏頂面の周とは180度違う爽やかアイドルの笑顔で教えてくれた。「グルメラブストーリー」と銘打った本作、ＮＨＫ「きょうの料理」などで知られる料理研究家・大原千鶴が監修したシズル感たっぷりの料理の数々に注目なのは言うまでもない。
一方受けの演技の門脇。料理を食べた周の感想を待ちながら、「どや、どや、どやの」という心の声が思わず漏れてしまうという、少ないせりふの中にも演技力が要求されるシーンだったが、さすが、のひと言。もちろん、京都弁のイントネーションは完璧、少し頬を膨らませて、周の態度に対する不服な気持ちを表したりと、表情豊かな演技に思わず見入ってしまった。撮影合間には、並んで朝ご飯のおにぎりを食べたり、談笑したり。2人の間には和やかな空気が流れていた。
夕方から撮影が行われたのは、台所でいち日が周に、冷や麦に添えるための薄焼き卵の作り方を教える第4話（4月14日放送・WOWOWオンデマンドでは配信中）のシーン。門脇は大きめの丸ボタンがかわいい光沢のある赤いシャツにベージュのプリーツスカート。作間は開襟の半袖シャツに黒ズボン。シャツの裾を出していることもあって、朝のシーンよりラフな印象だ。
そんな2人を電球色の照明がふんわりと包み込み、まるで昭和映画のワンシーンのようだ。まずはテストから。ながたん（包丁）をぐっと握る作間。これだけでいかに周が「料理初心者」なのかを表現してしまう。そのながたんで切ろうとしたのはなんと卵！ いつもは完璧な周の“隙”が垣間見られるほほえましい一連に、門脇、スタッフからは笑いが起こり、作間自身も笑みをこぼす。テストの合間、包丁を抜く仕草、両手鍋を持つ動作などを何度も確認する作間を、門脇が優しく見守る姿が印象的だった。
さて、次のカットでは周が卵割りに挑戦。いち日はきれいに卵を割り、無器用な周が割った卵はつぶれている、ことを表現したいのだが、器用な作間、テイク1テイク2でもきれいに割ってしまうのだ。そこで、門脇が「卵をつぶして割るための秘策」を伝授。物語外でもすっかり姉さん女房の風格だった。
この一連のシーンでは、光の調整や手元のアップなどを角度を変えて何度か撮影しただけで、芝居の上でのNGはなし。松本壮史監督の映画さながらの丁寧な画作り。その監督の要求に応えていく門脇と作間。プロの仕事の現場は静かに淡々として美しいものだった。
さて、普段は賢くクールな周のかわいさが際立ったこのシーン。門脇が「しっかりしてるキャラなのにお料理ポンコツなんて、プリキュアみたい（笑）」と言い、「確かに」と作間もうなずいていた。
撮影合間にはなぜか運動会の徒競走でよく使われる曲「クシコス・ポスト」を口笛で奏でる門脇と作間。それがいつの間にか「3分クッキング」のテーマソングに変わっていくなど、舞台裏でも息ピッタリ。作間が所属するHiHi Jetsが配信している動画についてやアイドル雑誌の取材などについて門脇が質問し、作間が答えるという姿も見られた。
この日のラスト撮影はエンドロール。2人で作った冷や麦を盛り付けているシーンだ。居間から台所の仲睦まじい2人を視聴者が眺めているような映像にほっこり。毎回変わるエンドロールも楽しみにしていただきたい。
※『ながたんと青と -いちかの料理帖-』過去記事
・作間龍斗 黒メガネ姿！「ながたんと青と」出演発表
・門脇麦ドラマに吉川太郎＆小柴陸ら出演！作間龍斗友達役
・「ながたんと青と」第2話撮影現場レポ！作間龍斗ら半袖シャツ姿
ハモのハンブルグステーキ梅ソースがけ（第2話）
錦糸卵としいたけのたいたんのせ冷や麦（第4話）