俳優・岡田将生(28)、女優・木村文乃(30)が10日、東京・渋谷のタワーレコード渋谷店で4人組ロックバンド『androp』のニューシングル『Joker』(ユニバーサルミュージック)インストアイベントにサプライズで登場し、集まった300人の観客たちを熱狂させた。
『androp』とはヴォーカル&ギター・内澤崇仁、ギター&キーボード・佐藤拓也、ベースの前田恭介、ドラムの伊藤彬彦の4人組。今回リリースした『Joker』は岡田と木村がW主演する映画『伊藤くんAtoE』(監督:廣木隆一/配給:ショウゲート)の主題歌となっていることから、2人がゲストとなった。
今回は内澤が1人で現れ弾き語りするコンセプト。MCで内澤は「椅子を使っていたんですけど、使うと、後ろの人が見えなくなるって。3回目にして気づきました。だからきょうは立ちではじめました」と工夫をこらすなど、和気あいあいな雰囲気でスタートを切る。
さらに、内澤は以前のインストアイベントで30分の持ち時間だったはずが1時間30分も行ってしまったということに反省したというエピソードや「今回はゲストもいないですよ」と言いつつ「きょうは“伊藤の日”ですよね」と、“前フリ”をすることも。
そして、4曲目『Joker』へ。同曲へ「エレクトロな雰囲気とバンド的なものと融合というかなので、1人でどこまでできるのか、どうできるのか、俺も謎なんです(苦笑)。初めてでドキドキしてますけど、もちろん今後やることはないでしょう。スペシャルバージョンで渋谷のタワレコバージョンで演奏したいと思います」と、ソロ歌唱で魅せた。
そこで終了……かと思いきや司会がいきなり現れ“伊藤の日”ということで、『androp』の伊藤が登場。アコースティックギターでの『Joker』を褒めていたところに、岡田と木村が直前に開催したイベントで着ていた和装姿で登場し、場内は歓声で沸き返ることに。岡田は近くで聴いていたそうで、「聴けて良かったです!」と、興奮気味だ。
木村は、「初めて試写で曲を聴いたときに、希望が持てるなって思ったんです。それでパンフレットの歌詞を見たときに、ありがとうって思って。なんなら曲聴いただけで、映画のことが分かっちゃうって(笑)」と、世界観に花を添えたことにお礼をも。
そんな楽曲を作ったときのことへ、内澤は、「無自覚に傷つけてしまうことって、普段身の回りでそういう人がいるなと思い浮かんだんです。自分も無自覚に人を傷つける瞬間があるなと。そういうのが共通していて」と、楽曲へのアプローチも語っていた。
そして岡田から「突然ライブにすいません。映画をすべて説明してくれるような曲です。自分のやっている映画の曲を聴いて興奮しているのと同時に、ちょっとみなさんの前に立って恥ずかしくて顔に熱が入ってきています」と、300人を前にはにかみつつ、「いい映画なのなので観てください」と、呼びかけていた。
映画『伊藤くんAtoE』は12日より全国ロードショー!