俳優・高橋一生(42)が18日、東京・TOHOシネマズ日比谷で主演映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(監督:渡辺一貴/配給:アスミック・エース)先行上映会に渡辺監督とともに登場した。
漫画家・荒木飛呂彦氏の大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』から生まれたスピンオフ『岸辺露伴は動かない』。2020年末より高橋を主演に実写ドラマ化した作品が、劇場長編映画となって帰ってきた。相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴(高橋)が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描いている。
高橋の登場は観客にはサプライズ。高橋の名前が告げられると、ノーネクタイのストライプスーツ姿で客席の間を縫って拍手に包まれるなか登場。「日本で最速の上映会、1万人くらいの方がご応募してくださったみたいです。その中で選ばれし500人だそうです」と、観客たちを拍手で祝福しつつ「ちょっとずつみなさんのお目に触れる時間が近づいていくたびに、ソワソワしている次第です。みなさんがとっても楽しい映画になっていれば」と、心境も。
司会から作品のポイントについて質問が。これに、「公開後まで内緒にしてほしかったんですけど」と、前置きしつつ、「ルーブルとしてはいますが、日本パート期待してもらえれば。インパクトがあると思っております」と、アピール。
さらに、パリ・ルーブル内での撮影が「印象に残っています」という高橋。「名だたる絵画たちと一緒にお芝居できるという経験はなかなかないので」と感激があったそう。ちなみに、高橋の撮影の態度が良かったのを見て取ったルーブル美術館のスタッフから館内で食事をする許可がもらえたそうで、「ミケランジェロの絵の横でご飯を食べているんだなって。行儀が良かったらしく、ルーブルのスタッフさんとも仲良くなって、スタッフさんともご飯を食べて。バゲットがいっぱい来たんですよ」と、思い出も披露。そこから「あとはネタバレになっちゃうのですが……何かを振り回してますよ」と、笑みを見せた。
続けて、作品に感じていることへ。「荒木先生が比重を重くとって描かれているんじゃないかなと感じているんです。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズは部によって血脈の物語になっていくんだと思っているんです。露伴にかんしてもそれは感じていて。映画に関しては、血脈的なものを原作以上に掘り下げて補完している気がしているので、そこは魅力的に感じられるのではないかと思います」と、話す高橋。
そんな名前の挙がっていた荒木氏から、イベント後半に手描きのイラスト複製原画のプレゼントが。これは高橋にはサプライズで、このことを聞いた瞬間、「えーっ!!!」と驚きのあまり目を丸くしながら、渡辺監督から複製原画を受け取っていたが、「賞状をもらうときのようにやらないと」と、お辞儀しながらもらいなおす一幕が。
テンションがあがるあまり複製原画をいろんな角度からしげしげと眺めながら「これすごいですよね」「どこに飾ろう」「キャッツアイも入れないようなところに」と言いつつ、「これは人知れず家で泣きます」と、しみじみ。司会から「今泣いてもいいんですよ」と声をかけられると、「今踏ん張ってます」と、瞳を潤ませる様子も。
この高橋の感激具合にはどうやら理由があるようで、「荒木先生は現場とか事前に合うこともなかったんです。お芝居を作品として観て頂いて、(シリーズ化になりスタッフから)ぜひやってほしいと、お話をいただくので、気分は害されていないんだと思って3年間やらせて頂いていました。ですから、こういった形で、お芝居と漫画で文通させて頂いているという気持ちがあって……。荒木先生から絵でお手紙をいただけるのは感動しますね」と、認めてもらえたような気持ちになっているからのよう。さらには、「(複製原画用の)箱とかありますか?」「(荒木氏が)実在するんですね」「ああ嬉しいですね」「ありがたいです」と、次々と感激の声が漏れていた。
そして高橋から「みなさんに観ていただけること、とっても楽しみにしていたんです。いろんなことがイベントとして あるみたいです。僕自身、初日に向けて高揚しているので、その気持ちをご一緒できればと思います。まず、1番最初に、みなさんがどう楽しんで頂けたのか、感想を楽しみにしています」と、メッセージを寄せていた。
映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』は26日よりロードショー予定!
※高橋一生過去記事
・高橋一生「キリン 氷結(R)無糖」シリーズ新TVCMで心の叫び
・高橋一生ブルースーツ姿でボンネットから突如登場や歌唱も披露
・高橋一生キリン氷結(R)新CM心のなかで「もちろん」
※初稿にてイベント前に主催者側より手描きイラストと話を頂いていたため「色紙」と表記していましたが、イベント後、「複製原画」だったと連絡があったため修正しております。お詫びして修正いたします。