アニメ『呪術廻戦』ステージが21日、東京ガーデンシアターで開催されたアニメーション制作会社MAPPAによる祭典『MAPPA STAGE 2023』内で行われ、虎杖悠仁役の榎木淳弥、伏黒恵役の内田雄馬、釘崎野薔薇役の瀬戸麻沙美、乙骨憂太役の緒方恵美が登壇し、司会はお笑いコンビ『天津』の向清太朗が務めた。
『呪術廻戦』は現在、漫画家・芥見下々氏が少年誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の作品。シリーズ累計発行部数7,000万部を突破し、2020年10月から2021年3月までTVアニメ第1期、初の映画化となる『劇場版 呪術廻戦 0』は、全世界興行収入265億円の大ヒットを飛ばした作品として知られている。
イベント前半はTVアニメ1期と劇場版の振り返りをしていくことに。内田がその際に好きなキャラクターへ五条悟と挙げることもあり、「1発ぶっ放したりとか、物理的に最強、メンタルもすごいんです!」と、熱を込めて話すと、榎木が「五条悟のリアコみたいになってる」と、ちょっと引き気味になるほど。
さらに、業界の大先輩である緒方にほかの3人が質問するというコーナーも開催。榎木は長く少年を演じる秘訣は?と問いかけると、「3ヶ月ごとに就職活動をしないといけない業界で、長くとなると運とかも大きいよね」と、しみじみ答える緒方。これを聞いた榎木は、「運がいいのかもしれません。『呪術廻戦』に出会って虎杖を演じられて。還暦ぐらいまで虎杖の声を出せれば」と、気持ちもあらたになる姿が。
続けて内田は、演じる役の好きなところや嫌いなところへの向き合い方を質問。これに緒方は「キャラクターの好きなところと嫌いなところ出る?」と振ると、内田は、伏黒恵のことを例に挙げ「嫌いというわけではないんですが、恵は自分を大事にしないんです。自分がブチ切れても、相手のためにやろうとする。それって本当に優しくはないと思うんです。本当に優しくしたいなら自分をもったうえでやらなきゃいけないのに、自分がバラバラになっても、相手を救いたいタイプというのが、魅力ですけど心配になるんです」という。
すろと緒方は、「台本を読んで俯瞰で見たときはそう思ったりするけど、我々の仕事はどういう役であっても、その役の正義を見つけてあげて、自分の近いところを見つけてあげて膨らますってところがあるじゃないですか。そうやっていくと、自分と同じという肌感になっちゃうんです。これはどうとか批判しづらいというか。こういうところがウジウジしたところが嫌だねと言われても、自分のことなので、自分のことですいませんとなっちゃって。それはどんな役でもそうで」と、自身の考えを真面目に返す。そんなやり取りを横で見ていた榎木が「僕は雄馬のこと好きだよ」と言い出し、内田がわたわたしだす一幕も。
瀬戸は緒方へ「個人的な話ですが、街ですれ違っても声かけてもいい?」と問いかけると、緒方は「前に別の作品のときにソフトクリームを食べながら歩いた仲じゃないか!
何を言ってるんだ」と、愚問といった様子。しかし瀬戸にもこう聞いた理由があるそうで、「2年ほど前に、神社という神聖な場所でお見かけして。でもこういう場所ですし、こんな外でプライベートでと思って」と、場所も関係していたという。結局そのときに、瀬戸は勇気を振り絞って緒方に話しかけたそうだが、「驚かせてしまって」ということがあったそう。それでも緒方は「大丈夫」と、笑顔で返して瀬戸を安心させる結果に。
すると榎木も「以前、小松未可子さんが歩いてて、からかおうと思って『ファンなんです!』と声をかけたら笑顔で『ありがとうございます!』と、神対応されたんです。小松未可子さんっていい人なんだなって」と、この場に居ない小松をたたえていた。
イベント終盤には、最新映像を収録した『懐玉・玉折』PV第2弾も公開。これを見た榎木は「めちゃめちゃテンションあがった!今回もアクションシーンが!」と、大興奮で内田も「劇場版かと思うくらいの音響」と、いまから待ちきれないといった様子だった。
そして内田から「第2期に向かって物語が動いていると感じていて、ワクワクしてドキドキしています。現場は一致団結して熱いチームワークのものと作っています。7月から楽しんで頂ければ。いっぱい収録頑張ります」といえば、榎木からは「僕も『懐玉・玉折』を本誌で本当に面白く読んでいました。名シーンもいっぱあります。観ていただくことに、ドキドキしています」と話していた。
※PV情報など
・アニメ「呪術廻戦」2期の最新映像収録『懐玉・玉折』PV第2弾解禁