俳優・桜田通が27日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで映画『大名倒産』(監督:前田哲/配給:松竹)完成披露試写会に俳優・神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、小手伸也、浅野忠信、佐藤浩市、前田監督とともに登場した。
作家・浅田次郎氏の同名時代小説を実写映画化。越後・丹生山藩の鮭売り・小四郎(神木)が徳川家康の血を引く、大名の跡継ぎであることが判明。それと同時に丹生山藩が借金100億円を抱えるビンボー藩で、全ての責任を小四郎に押し付け切腹させようとしていた。切腹を避けるため、小四郎は幼馴染のさよや、兄の新次郎・喜三郎、家臣の平八郎らと共に節約プロジェクトを始めるが、小四郎たちは次から次へとピンチの連続となり……。
桜田は小四郎の兄で、病弱だか聡明な松平家の三男・松平喜三郎役を演じた。司会からも上記の設定と同じ紹介がされたが、桜田は「喜三郎の性格とはちょっとまた違うものが本編で見られると思います。楽しみにしていてださい」と、アピール。
本作で神木演じる小四郎には“巻き込まれ系プリンス”という名前がついているということで、最近巻き込まれているものは?という質問が飛ぶ。これに桜田は「神木隆之介くんは本当に巻き込みプリンスなんです。僕もう逃げられないと思ったことがあって……」と、切り出す。
「この作品は京都で撮影したんですけど、1日でも早く現場に入って、同じところに滞在させようとしてくるんです。それで撮影が終わったら、1日でも遅く僕を滞在させようとするんです。僕は基本家が好きなので、なるべく家に居たいので基本逃げ切っていました。それでも、事務所をはじめいろんなことを使って来させようとするんです。それでも僕は逃げていたんです。でも、京都に入る1日前か2日前に僕がお仕事をしていたら、眼の前から神木隆之介が歩いてきたんですよ。“何やってるの!?”って驚いて。その2日後にその仕事の続きで同じ人に会ったんですけど、同じような場所で撮影していたら神木隆之介が来たんです。もう逃げられないんだなって。これまで短期間で外で偶然会うことってなかったじゃん。『大名倒産』という作品の直前にそんなことがあったので、すごく不思議な縁を感じました。必死に逃げていたのに」
と、説明する桜田。そんな姿を見ながら神木は「すぐ帰りたがる。寂しいのに……。なんで泊まってくれないの?なんで早く帰ってきてくれないの?って言っていたんです」と、これまでにもそんな声をかけていたのだとか。
桜田はこのエピソードを「きょうまで言うの我慢しているの大変でした。早く言いたかった。もう一生逃げられないんだ、この人からと思いました」と、しみじみ話すと神木は声色をおどろおどろしく変えて「逃がさないよ」と言い出し、桜田も「怖いよ……」と、引き気味。
ここで桜田の“逃げられない”エピソードは完結したかと思いきや、本日のイベント直前の楽屋でも「寄っちゃお」と、椅子を寄せられたそうで、桜田は「座席は自由に座って良かったはずなのに、指定されました。『通はここね』って言われて“わかった”と返したら、隆(りゅう、神木の桜田からの愛称)が椅子を寄せてきて、もう逃げられないと思いました」と、とどまることを知らなかった。
ほかにも、神木が今月30歳のバースデーを迎えたことにちなんで、最近挑戦していることは?との質問が。桜田は「僕も先日、31になったんですけど、運動を日々の生活に取り入れたいなと思っているんです。最近腰が痛いなとか、年齢を感じる部分があるので心身ともに健康に気をつけていきたいなと思っています」と、体により気遣うことになったと告白していた。
映画『大名倒産』は6月23日より公開予定!
※イベント別記事
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※桜田通過去記事
・桜田通 神木隆之介から「もう逃げられない」と戦々恐々
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