アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』の中島裕翔が2023年9月から10月にかけて上演予定のPARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』(脚本・演出:蓬莱竜太)を主演することが14日、発表となった。
作家・上野瞭氏が1982年に理論社より出版した児童文学の同名作が原作。音楽はNHK大河ドラマ『どうする家康』でも音楽を担当していることで知られる稲本響氏が務める。
中島にとっては2021年の『ウェンディ&ピーターパン』以来、2年ぶりの舞台出演。今回演じるのは記憶をなくした猫「ヨゴロウザ」。一方、峠に住む隻眼のアウトローで、孤立しつつも皆から一目置かれている「片目」には柄本時生がキャスティングされていることも明かされた。
今回の発表にあわせ、脚本・演出を担当する蓬莱竜太氏、中島、柄本からそれぞれコメントが寄せられた。
●蓬莱竜太氏
これは野良猫たちの物語です。野良犬たちとの争いの中で猫たちは色んな苦難を味わいます。それはまさに人間世界の縮図のようです。幼い頃夢中で読んだ児童文学を、大人になった今の視点で大胆に翻案したいと思います。大人にも子供にも演劇の面白さを伝えられたら嬉しいです。
●中島裕翔
とても面白い題材だにゃと思いました。
まさか自分が猫ににゃるとは…この世界がどう表現されていくのかとても楽しみです。
擬人化された猫の社会を覗きに来てほしいにゃと思います。
●柄本時生
おそらく蓬莱さんと知り合って10年ぐらいだと思います。
その間、ずっとご一緒したいと思っていました。
お会いした時に、「いつ呼んでくれるんですか??」って言いました。
そうしたら、すごい速さで、この作品の出演が決まりました。
嬉しいのと同時に、下手を打てないぞぉというのがすごい頭の中を巡っています。
せっかくなのでうんと楽しんでうんと考えてうんと頑張りたいと思います。 宜しくお願い致します。
PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』東京公演は2023年9月にPARCO劇場、大阪公演は10月上演予定となっている。
■あらすじ
峠に住む野良猫たち、しかしその峠は野良犬たちに狙われていた。
統率力を持って動く犬たちに、勝手気ままに暮らす猫たちが住む峠が支配されるのは時間の問題であった。
そして、猫の「片目」は一匹だけそんな状況に危機感を持っていた。
ある時、峠に記憶を無くした猫が辿り着いてくる。
名前は「ヨゴロウザ」。
自分の名前しか覚えていない。
名前からして飼い猫であったことは推察されるがそれ以外のことは何も覚えていなかった。
「片目」は「ヨゴロウザ」と出会い、野良犬たちと対抗する組織を作るために「ヨゴロウザ」を峠のリーダーに担ぎ上げようとする。
「片目」は「ヨゴロウザ」のことが気に入り、「ヨゴロウザ」は「片目」を慕った。
「片目」は「ヨゴロウザ」に峠での生き方、戦い方など色々なことを教えていく。
そして、リーダーに求められること、それぞれの猫たちの性格、犬の怖さなど・・・
頑なな心を持った峠の猫たちも、リーダーシップを発揮していく「ヨゴロウザ」に対して徐々に心を開いていく。
ヨゴロウザと片目が様々な試練を経て、たどり着く道とは・・・
■公式サイト
https://stage.parco.jp/higeyosaraba
※中島裕翔過去記事
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・中島裕翔 結婚間近カップル悩み即答で解決!髙木雄也名前エピ披露