俳優・北村匠海が1日、東京・丸の内ピカデリーで主演映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 ‐決戦-』(監督:英勉/配給:ワーナー・ブラザース映画)公開記念舞台あいさつを俳優・山田裕貴、杉野遥亮、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、高杉真宙、高良健吾、間宮祥太朗、吉沢亮、英監督とともに開いた。
『週刊少年マガジン』(講談社)で漫画家・和久井健氏が連載し大人気となった『東京卍リベンジャーズ』が原作。不良だった絶頂気の高校時代から、しょぼくれた大人として生活をしていた主人公・タケミチ。ひょんなことから高校時代にタイムリープすることになり、未来で事故死する人生唯一の彼女だったヒナを救い、背を向け続けた人生を変えるためにリベンジを仲間たちとともに開始するという物語となっている。本作は今年4月21日に公開され48日間で180万人以上動員し興行収入24億円を突破している映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』の後編となる。
冒頭、会場と全国339の劇場でのライブビューイングのファンが見守る中、共演していた場地圭介役で今月16日に大麻取締法違反で逮捕された永山絢斗容疑者のことを踏まえたコメントをし、その後、切り替えて、トークを展開していくこととなった。
撮影についての話題の際に、英監督が「撮るときに“段取り”というリハをするんです。みなさんその段取りからトップスピードでやってくれるから、すぐ撮っちゃいたくなるんです。ああ、もったいねぇなぁと思いながらで。200人くらいでの戦いになるので、カットが聞こえないということもあって。みんなに“カット!カット!!カット!!!”と言わないと聞こえないくらいで」と、熱量が巻き起こす本作ならではのエピソードを披露。
これに、北村も「カットは聞こえなかったです」と笑うと、「段取りの段階からトップスピードでやっていて。たとえばマイキーとタケミチのシーンは、お互いの相乗効果なんです。段取りから来るだろうなと思っていたら、その通りで応え合う感じで。段取りでそれができると、僕も含めみなさん、本番はもっとやれるという気持ちになれるという気持ちになれるのかなというタイプなのかなって。だからみんな常に最速のスピードで、休むような撮影ではなかったと思います」と話していた。
その後、北村は吉沢を挟んで間宮とアイコンタクトをかわして楽しそうにする一幕もありつつ、司会からは仲間たちに言いたかったり伝えたいことは?という質問が。
北村は「ありがとう、マジで。ありがとうございましたですね。すげー青春だったなという感じがしてて。僕は役者人生の中でいろんなターニングポイントがあって、その都度毎回同世代の役者との出会いがあるんですよ。思い返せば小学4年生のときの(2008年公開)映画『ブタがいた教室』という作品だったり、(11年ドラマ)『鈴木先生』だったり、(16年ドラマ)『仰げば尊し』とか、そのたびにいろんな世代の仲間たちと出会って。この『東京リベンジャーズ』という作品では、主演で。これだけ自分の誇れる仲間たちが一緒に作品と向き合って戦ってくれて、それが、結果的に大ヒットという形になったりいろんな方に観て頂けるゴールを迎えて、すごく感謝しています。これもやっぱり、誰か1人ではなし得なかったし、地続きでいろんな仲間たちがこれだけ集まってくれたことに感謝していますし、いまライブビューイングを観てくださっているみなさんだったり、会場で観てくださっているみなさんだったり、仲間を見つけることができたなと思います。本当にこのメンバーでの舞台あいさつは最後になるかもしれませんが、また会いてぇなって、シンプルに思っています。この作品ではないかもしれませんが、別の作品か、どういう関わりかわかりません。それこそ悪役で裕貴くんと、お亮とバディを組むとかいろいろあると思います。ずっと役者仲間として、映画やドラマを作り上げていきたいなと思います」と、スピーチ。
そして最後にあらためてコメントを求められた北村は、「正直どうなるか分からなかったです、公開は。そうだしいろいろあったあとにプロデューサーに話しましたが、『僕は1人でも……自分が1人で立つことになっても舞台あいさつはしたい』『むしろ、それ1回だけでもいいんじゃないか』と。と、思ったら、みんな集まってくれました。自分を恨むような時間もあったんです。でも、やっぱり公開を待ってくれている人たちがすべてで、みなさまにこの映画を純粋に観てほしいという思いで、きょうまでやってこれたと思います。きっと、きっとこのメンバーで舞台あいさつに立てるのは、僕自身も最後になると思っているんですが、そういう寂しさもありつつ、このステージに立っていない仲間も含めて、僕たちがこの映画に費やした時間というのに嘘はないし、本当にみんな“Do My Best”でマジで頑張りました。この作品を成立させるため、そして完結させるために。その映画がやっと届くことに感謝しています。これからもこの『東京リベンジャーズ』という作品を愛して頂きたいと思います。僕たちもずっと愛し続ける作品ですし、自分たちの子供のようなものなので。この先もずっと愛して頂けたら嬉しいです」とスピーチ。
ちなみに、スピーチ内で使った“Do My Best”は、直前に清水が使ったセリフだったこともあり、清水はその言葉が出た瞬間にあ然とした表情を見せ、客席から笑いが漏れることもあった。
映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 ‐決戦-』は公開中!
※北村匠海過去記事
・北村匠海、清原果耶niko and …2023年ブランドアンバサダー起用
・吉沢亮「人生の半分は役者」に感慨!東リベ北村匠海客席から
・北村匠海熱い気持ちをスピーチ!「代表して謝ります」な状況!?