7月6日より放送となるTVアニメ『呪術廻戦』第2期。本作第1話の『懐玉』 先行場面カット&あらすじとともに、メインキャラクターを演じる五条 悟役の中村悠一のオフィシャルインタビューが4日、公開となった。
『呪術廻戦』は現在、漫画家・芥見下々氏が少年誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の作品。シリーズ累計発行部数8,000万部を突破し、2020年10月から2021年3月までTVアニメ第1期、初の映画化となる『劇場版 呪術廻戦 0』は、全世界興行収入265億円の大ヒットを飛ばした作品として知られている。
以下、中村悠一オフィシャルインタビュー全文。
――「懐玉・玉折」の原作やシナリオを読まれたときの印象を教えてください。
中村:物語の流れの大前提として必要な、過去にどんな出来事があったのかがわかるエピソードになります。本編でもとても重要な存在である“天元”という名前が出てきます。この世界の成り立ちというか、世界がどういうことになっているのか説明があるという印象だったので、過去の話ではありながらも、しっかりとこの先に繋がっていく大事な話だと思いました。
――「懐玉・玉折」の見どころはどんなところになりますか?
中村:五条 悟は生まれた時から高い能力を持っていたんですけど、それがこのエピソードを通して覚醒していく。どのような流れで能力が成長していくのかという所が、本作の見どころになってくると思います。
――演じている五条 悟の魅力を教えてください。
中村:これまでも通して答えているのは「わかりません」ということで、それしか言いようがないんです。僕自身は、キャラクターをこの作品の中で“生きる”ように作らなければならないので、その上で、この人の魅力はここですとは考えないし、わからないんですね……。オンエアを見たところで、カッコいいと思うシーンはあっても、彼の何がカッコいいのか具体的にはよくわからない。僕としては他のキャラクターに対して、成長したり、バックボーンや色んな面が見られたりするからカッコいいなと思う事はあります。今回そういう意味では、最強と言われている五条のバックボーンが少しだけ出てくるので、そこを魅力に感じていただければいいなと思っています。
――若き日の五条 悟を演じてみていかがでしたか?
中村:年齢的に若くするといっても、それは感覚的な部分で言葉にするのはすごく難しいんです。今回は「よりいい加減なところがあるのかな?」とか、「裏打ちされたものがない、根拠はないけど『自信』はあるんだろうな」等と想像してキャラクターを再構築していきました。これまで演じてきた五条って、色々な強敵と戦ってきた経験値がある上での振る舞いなんですよ。なので、そこから経験値を引いた状態にしていかなければいけないなと思いました。
――放送へ向けての意気込み、視聴者へのメッセージをお願いします。
中村:少しお待たせしてしまったかもしれませんが、TVシリーズ第1期と『劇場版 呪術廻戦 0』を経て、原作の続きをお届けできるタイミングが近づいてきました。今回はスタートから、五条 悟という人物をより深く知ることができます。そのあとは、第1期以上に戦いが多いシリーズになっていくのかなと感じております。主人公たちにとってもツラい戦いに突入してはいくのですが、盛り上がると思いますので(笑)、ぜひ作品を一緒に盛り上げていただきたいなと思っています。よろしくお願いします。
■第25話『懐玉』あらすじ
行方不明者が多発する曰くつきの洋館の調査に派遣された術師の歌姫と冥冥。洋館に潜入し、呪霊の結界術に気づいた二人は、結界を破るための行動に出るが、突如建物が崩れ始めてしまう。宙に放り出されたその瞬間、目の前に現れたのは―。2006年。最強の2人の、もう戻れない青い春が始まる。
※『呪術廻戦』過去記事
・中村悠一「作品に出ていることを忘れるほど熱中」!「じゅじゅフェス2023」
・呪術廻戦TVアニメ2期2023年放送決定祝して芥見下々氏よりお祝いイラスト&コメント到着!TVアニメ1期2022年4月より再度放送も異例の日曜夕方に
・King Gnu×「劇場版 呪術廻戦 0」広告JR渋谷駅前のハチコーボードで公開!雪駄氏による“呪いの女王”祈本里香の特級過呪怨霊の絵柄に
※記事内画像は(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会