玉森裕太「そっと手を差し伸べたくなるような可愛らしい女の子」を語る

玉森裕太「そっと手を差し伸べたくなるような可愛らしい女の子」を語る1

 “キスマイ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』玉森裕太が4日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでディズニー&ピクサー最新作映画『マイ・エレメント』(監督:ピーター・ソーン/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)日本版お披露目舞台あいさつイベントに、川口春奈、MEGUMIとともに登場した。

 本作は、火・水・土・風のエレメント(元素)たちが暮らす世界を描くというもの。先日、主人公の一人で、アツくなりやすくて家族思いな“火”の女の子<エンバー>の日本版声優を俳優の川口春奈が務めたが、玉森はもう1人の主人公で涙もろくて心やさしい“水”の青年・ウェイド役演じることとなった。

 (直前のカーペットイベント:玉森裕太「マイ・エレメント」は「映像もストーリーもとても素敵」

 以下、公式レポート部分。

 <火>のエンバーにちなんで赤色に染まったスモークの中から川口、<水>のウェイドにちなんで青色に輝くスモークから玉森、<風>のゲイルにちなんで紫色のスモークからMEGUMIが登場すると、会場は大盛り上がり!会場中の観客からの熱い歓迎を一身に浴びながら3人は舞台へ。『トイ・ストーリー』や『インサイド・ヘッド』など数々の感動の物語で世界を魅了してきたピクサーの最新作の声優に決定した際の心境について、川口は「まさか!という驚きと、私がピクサーの世界に仲間入りができるんだという喜び、そして初挑戦の吹替への不安や、楽しみでワクワクする気持ちなど、いろんな感情が一気に湧いてきたことを覚えています」と語り、「何から何まで想像していたものと違って、新しいチャレンジだと思いながら収録に臨んだんですけど、その中で難しさや楽しさを感じながら、めまぐるしくて濃い時間を過ごさせていただきました」と当時の心境を振り返った。玉森もまた、「僕もピクサー作品のいちファンなので、僕に務まるのかなという不安な気持ちやプレッシャーもありましたが、全力で魂を込めて声を入れさせてもらいました」と語った。さらにMEGUMIは「子育て中は『トイ・ストーリー』を80回くらい見たんじゃないかってくらい、ピクサー作品が常にそばにいてくれました。そんなピクサー作品に参加できるというのがとても嬉しいですし、普段なかなかほめてくれない息子も『めっちゃいい仕事してるじゃん』とほめてくれました」と喜びを明かした。

 すでに作品を鑑賞している3人だが、ピクサーらしいユニークな世界観の感想を聞かれると川口は「見始めてすぐにこのカラフルでポップなかわいらしい世界に没入できて、それぞれのキャラクター達の個性が光る映画になっていて感動しました」と、エレメントたちの個性溢れる世界観が印象に残っていると明かした。玉森も「ストーリーはもちろん、大きなスクリーンで見た映像もすごく美しくて、まさに“感無量”という言葉がぴったりだと思いましたし、最後は思わず拍手しちゃいました」と圧倒的な映像美を大きなスクリーンで観てほしいと観客に向けて笑顔を見せた。MEGUMIは 「はーちゃん(川口)と玉森君の演技も本当にすごかった。『はーちゃんと玉森くんこんな声出せるんだ!?』って驚きました」と、主人公を演じた川口と玉森の吹替を絶賛した。

 本作に登場するキャラクターは火・水・土・風の元素をモチーフにした個性豊かなエレメントたち。アツくなりやすく家族思いのエンバーの魅力について玉森は「エンバーはアツくなりやすいけど一生懸命で、だからこそそっと手を差し伸べたくなるような可愛らしい女の子です。なかなか素直になれないところもあるんですけど、それが本心ではないって伝わってくるから懲りずに手を差し伸べたくなるような、素敵なキャラクターです」と回答。水の青年ウェイドの魅力について聞かれると川口は「水のように柔らかくて柔軟性があって、ありのままのエンバーを包み込んでくれる優しさと懐の広さを持っている素敵なキャラクターです」と、心やさしいウェイドの魅力をたっぷりと語った。

 本作は既に世界で公開されアメリカの大手レビューサイトの Rotten Tomatoes では 92%を獲得、CinemaScoreRでは最高ランクのA評価を得ている。それらのレビューには、作品に込められたメッセージに感動するとの声が多く上がっている。そのひとつとして、だれかと出会うことでひとりでは気づけなかった新たな“自分の可能性”に気づくことが出来るというメッセージがあるが、主人公エンバーのように、この人に会ってから自分の可能性に気が付けたことがあったかを聞かれるとMEGUMI は「私が演じるゲイルは本編中ほとんどのシーンで叫んでいるにもかかわらず、収録中かなりの回数のテイクを重ねたんですが、そんなこだわりの強い監督のおかげで『わたしの喉って強いんだ』って気付かせてもらいました」と明かし、会場の笑いを誘った。また、エンバーに優しく語りかけるウェイドのように自身の周りで悩んでいる人がいたら、どのように接するか聞かれた玉森は「人によって“優しさ”ってちょっとずつ違うので、そっと見守ったりしっかり話を聞いてあげたり、その人に合った優しさを心がけています」と、ウェイド顔負けの柔軟なやさしさの秘訣を明かした。

 最後に、これから本作を楽しむ人々に向けて川口は「何か新しいことを始めるときや、新しい環境やコミュニティに身を置くときってやっぱり怖いし、一歩が踏み出せないこともあると思います。そんな気持ちを少しでも前向きにして背中を押してくれるような作品になっています。可愛らしい世界観をぜひ楽しんでもらえたら嬉しいです」、玉森は「自分じゃ気付けなかった可能性に気付かせてくれる人ってみなさんの周りにも絶対にいると思うし、背中を押してもらえるようなメッセージが込められていると思うので、いろんな方と一緒に何回も見に来てほしいです」、MEGUMIは「想像を超えた可愛らしいキャラクターの魅力にたくさん出会えるし、“多様性”や“ダイバーシティ”という言葉もよく聞くようになりましたが、『こういうことなんだな』って感じられる作品になっています」とそれぞれ温かいメッセージを贈った。

 そして、本作の完成を祝い、会場が一体となって「今年の夏は!マイ・エレメント!」の掛け声と同時に、カラフルなテープが会場を舞った。色鮮やかに彩られた会場は大いに盛り上がり、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

 映画『マイ・エレメント』は8月4日より全国ロードショー!

 ※玉森裕太過去記事
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