俳優・永野芽郁が31日、東京・丸の内ピカデリーで映画『こんにちは、母さん』(監督:山田洋次/配給:松竹)完成披露試写会に俳優・吉永小百合、大泉洋、宮藤官九郎、田中泯、山田洋次監督とともに登場した。
山田監督90本目の記念作品。東京の下町でいまこの令和を生きる、等身大の家族を描いた作品。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)。久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れたが、母親の様子に変化が。イキイキしているうえ恋愛までしている様子を見せ、昭夫は戸惑うのだが……。
夏ということで浴衣や和装姿で登場したキャスト陣。永野は淡い緑色が映える浴衣姿で登場し「山田組に2度めの参加になり久しぶりでしたが、素晴らしい先輩方とご一緒できて光栄です」と、喜びを噛みしめるように語りつつ、吉永、大泉が後ろ姿を見せるためその場でクルリと回ったことに倣って、「私も回りますね」と茶目っけたっぷりの笑みとともにその場を回って歓声を浴びた。
大泉が演じた父親に感じたことは?との質問が飛ぶと、永野は「えっ……」と戸惑ってなかなか整理がつかなかったようだが、「娘を演じた私からすると、父や母への甘えはすごくあるんです。ですから、大泉さんを前にすると、いつも以上に自分の気持ちが高ぶる瞬間もあったり、それをぶつけたくなって。それで、ぶつけると受け止めてくれて。すごく好きな父でした!」と、高評価。
さらに、撮影原画の大泉自身はどうだったかという声も飛んだが、永野は「カメラが回っていないときでも、本当にお話が面白いです!」というと大泉もこれにはニッコリで、「食い物の話ばっかりだったよね」と照れ笑いしていると、永野は「本当においしいごはん屋さんに連れて行って頂いて。娘のようにかわいがってくれました!」と、褒め倒し、大泉もニコニコが止まらなかった。
続けて吉永との共演の話題へ。永野は「すごく光栄でしたし、現場で吉永さんご自身がミシンを動かしている姿を観てその場所でその街で生きているおばあちゃんに本当に見えて、尊敬と憧れをいだきました」と、役に入り切る姿に感じるものがあったという。
さらに吉永との現場での思い出へ、「暮れたシーンを撮るときに、『おなか空いたら食べてね』とお菓子をくれたり、お手紙をくれて大事に大事に食べました」と、感激な思い出も披露していた。
ほかにも、作品にちなんで、最近“こんにちは”したことは?と振られて、永野は「撮影でいま地方に行っているんですけど、昨日帰ってきて宅配ボックスに荷物がたくさんたまっていて、こんにちはでした」と、俳優ならではのエピソードを披露していた。
映画『こんにちは、母さん』は9月1日より全国公開予定!
※永野芽郁過去記事
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