俳優・佐藤浩市と横浜流星がW主演し今月25日より公開予定の映画『春に散る』(監督:瀬々敬久/配給:ギャガ)。歌手・AIの本作主題歌『Life Goes On』ミュージックビデオ(MV)に横浜が出演していることが3日、発表となった。
作家・沢木耕太郎氏による作品。主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えてほしいと懇願。やがて2人は世界チャンピオンをともに目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく――。ほか、山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦が共演となる。
AIキャリアにおいて、自身が登場しない初めてのュージックビデオとなった今作『Life Goes On』。主題歌を手掛けた『春に散る』を観たAIが、「このビデオはとにかくひたすらカッコイイ映像の連続にしてほしい」という希望から、全幅の信頼を寄せる映像監督・番場秀一氏にディレクションを依頼。その世界観を表現するに足る人物としてのキャスティングについても、AI、監督、制作スタッフの満場一致で、『春に散る』でW主演を務めた横浜に出演をオファーしたところ、快諾したことから、今回のコラボレーションが実現とあいなった。
撮影では、<静と動>・<光と影>・<孤独と癒し>、そうした人生の対極的な描写を、ロケーション先の限られた空間の中で、丁寧に真摯にディスカッションを重ねて撮影。監督と横浜は、さながらそれ自体が2人による真剣勝負の試合の如く、緊張感あふれるセッションに。シャドーボクシングや印象的シーンのオマージュも取り込むことで、物語上の主人公・翔吾としての面影も垣間見得つつ、そこから広がって「1人の男が歩む人生観を表現した」という、MVに仕上がった。
また、MV撮影時のスチール写真も公開。MVとは違った瞬間を切り取った表情も楽しめる。
今回の出演へ横浜からコメントが寄せられた。
●横浜流星
――「Life Goes On」を聴いた時の印象は?
仁さん(佐藤浩市さん)と翔吾(横浜流星さん)の人生、そして、生き様を書いてくださり、本当に映画を底上げしてくれるような楽曲を提供してくださって、感謝してます。
ただ、仁さんと翔吾の人生だけではなく、本当にたくさんの方に刺さるような言葉が散りばめられていて、人生を歌っている曲だなというのは感じていて、本当に人生というのは戦いでもあるし、選択の連続でもあるし、光があれば闇もあるし、でも暗闇にいる人でも少しの光が刺すし、暗闇だからこそ、その少し刺した光がより輝いて見えるし、希望を感じられる。
なので、そんな人たちに寄り添って背中を教えてくれるような人生の応援歌のような曲だと思うので、自分も聞いた時は、すごく背中を押されました。
素敵な曲をつくってくださり、ありがとうございます。
――ミュージックビデオに出演した感想
翔吾の人生だったり、自分の人生を思い返すような撮影で、すごく印象深い撮影でした。イメージごとに撮影していたので、完成がすごく楽しみです!
楽曲『Life Goes On』は、8月23日に発売されるニューアルバム『RESPCT ALL』に収録を予定。8月3日から各音楽配信サイトで配信がスタートとなる。
※横浜流星過去記事
・横浜流星「新しい自分に出会えた」!「巌流島」宮本武蔵メイク裏話
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※記事内写真は撮影:上飯坂一