今春にNGT48から卒業する北原里英(26)が18日、都内で主演映画「サニー/32」(監督:白石和彌/配給:日活)の完成披露試写会に、共演のピエール瀧(51)、門脇麦(25)、リリー・フランキー(54)とともに出席。さり気なく背中を大きく露出したセクシーワンピース姿の北原はリリーに「せっかくだから見せちゃいなよ」とのせられ、セクシーな背中を披露しつつ、「人によって捉え方の違う作品。誰も予想できない怒涛の展開が待っているので、1秒も目を離さず楽しんでほしい」とセクシーにPRした。
“サニー”とは「犯罪史上、もっとも可愛い殺人犯」と呼ばれ、ネットなどでも神格化され、世間を騒がせた11歳の少女の愛称。事件から14年目の夜、仕事も私生活もイマイチな中学校教師・赤理(北原)が、柏原(瀧)、小田(リリー)のふたりに拉致され、雪深い山麓の廃屋に監禁し、サニーの狂信的信者の2人の男から”サニー”と呼ばれる…という物語。
北原が瀧とリリーに拉致されるシーンも話題だが、北原は「白石監督の『凶悪』が好きで、その”凶悪コンビ”とご一緒できるのが楽しみだった」とどこ吹く風。それでも撮影は過酷を極めたようで、「雪原を歩かされたときには何の涙かわからないが、涙が出てきて、その後、思わず白石監督を無視してしまった」と本音も吐露。瀧に舐められたりなぐられりするシーンもあるが、「舐められたり、殴られたりすることが何とも思わないくらい撮影が辛かった」と苦笑い。リリーが「瀧からりえちゃんのファンは舐める、殴るのどっちが嫌かな?と相談されたよ。どっちも嫌じゃねって答えた。(AKBからの)卒業一発目でいわゆる恋愛モノに出るより、これぐらいイカれたモノに出たほうがファンの心の置きどころもいいんじゃないかな」と笑わせれば、瀧も「(北原は)新潟の寒いなかでひとり、ずっと薄着でいて、主演の覚悟が感じられた。ずっと文句ばっかり言ってたのは僕とリリーさん」と現場でのヒロインの姿を絶賛していた。
この日は、今後、作品の宣伝活動に使われるという北原の顔を模した”サニー人形”がステージ上に登場。北原が「自分なので」と積極的に人形を縛りあげ、瀧とピエールが檻のなかに”サニー”を閉じ込めるという演出もあったが、リリーが「いったい何の儀式だよ」と場内を爆笑させていた。
2月17日公開(新潟・長岡のみ2月9日先行公開)。