“キスマイ”の愛称で親しまれるアイドルグループ『Kis-My-Ft2』の“宮っち”宮田俊哉が9日、東京・グランドシネマサンシャイン池袋で映画『バカ塗りの娘』(監督:鶴岡慧子/配給:ハピネットファントム・スタジオ)完成披露舞台あいさつに俳優・堀田真由、小林薫、坂東龍汰、鶴岡監督とともに登壇した。
作家・髙森美由紀氏が第1回『暮らしの小説大賞』を受賞した『ジャパン・ディグニティ』を映画化した作品。青森の伝統工芸・津軽塗をテーマに、軽塗職人を目指す娘・美也子(堀田)と寡黙な父・清史郎(小林)が漆や家族と真摯に向き合う姿を、四季折々の風景や、土地に根付く食材と料理、そこに生きる人々の魅力を織り交ぜ描く。なお、タイトルの“バカ塗り”は、津軽塗のことを指す言葉で、手間暇をかけたその工程はバカに丈夫と言われるほど、“塗っては研ぐ”を繰り返すさまをあらわしている。
舞台あいさつでは小林が「素晴らしい共演者と3週間一緒に仕事できたことが印象的でした。いい気持ちをもらえるよな時間になりました」と話すのを受けてか、宮田は、「約1年前くらいに撮影して、きょう久しぶり会ったんですけど、距離感が1年前と変わらず楽しくて、安心できる現場だなと思っています」としみじみ。さらに、上映前ということで「ネタバレにならない程度に、言葉に気をつけながら過ごしたいと思います」と、意気込んだ。
宮田は劇中では、スーパーで働く主人公・美也子がいつも自転車で通る際に見かける花屋の青年・尚人役で家族を繋ぎ、美也子が変わるきっかけのひとつになるキーパーソンとなる。役作りへ「まずどうしようかなと思って。美也子に一目惚れされるんです。そうすると、一目惚れされるって難しいなと思って……。それを考えましたね。そこから派生して、繋がっていくというものがあって、まずはそこからと思って演じました」と、突き詰めて役を作っていったという。ちなみに、司会から「一目惚れされる?」と問われると、「まあ……」とたっぷり溜めたあと、「NOではないですね、はっはっは」とのことだった。
さらに、堀田が宮田が出演している学校のシーンへ、「格好良く塀を乗り越えているんです」と、言い出しこれに宮田も照れ笑いしながら「イジってます!?」と堀田に返して和気あいあい。ちなみに、その塀を超えるときの役作りとして宮田は「何度も来てるんだよなって思って」と、こちらも考えを突き詰めてのものだったそうだ。
また、劇中ピアノ演奏も披露しているという宮田。このシーンの役作りへ、「作品でピアノを弾くのが初めてで、指とかが震えていたんです」と話しつつ、その緊張のためにシーンがもしもなくなるくらいだったら「しっかり練習していこうと思って」と、相当に弾き込んで向かったそうだ。
イベント後半には、作品にちなんで“バカみたいに続けていることは?“という質問が。これに宮田は、「ファンの方にも普段の僕のキャラクターとギャップがあるかも」と、“丁寧な前フリ”とともに、『アニメ鑑賞』というパネルを公開し、宮田といえば大のアニメ好きと知られており公言していることもあり観客たちは爆笑。「小さいころからずっと好きで、歯を磨くことと同じような感覚なんです。これからも観続けたいと思います!」と宣言。その直後に、観客たちに向かって「ギャップ感じてますか?」と尋ねた宮田だったが、拍手もほとんなく予想通りの回答だったことを窺わせていた。
そんな宮田は去り際に集まったファンにニコニコと何度も手を振り続ける姿も見せていた。
映画『バカ塗りの娘』は25日より青森県先行公開、9月1日より全国公開予定!
※宮田俊哉過去記事
・宮田俊哉「バカ塗りの娘」場面写解禁!やわらかく爽やかな笑顔
・宮田俊哉「バンドリ!」ガルパCMキャラ就任で120%披露
・玉森裕太「“美白エース”でいきます」や宮田俊哉のこだわりの再撮影で「おー、納得しました!」!Kis-My-Ft2新TVCM通して今夏エースになりたいものや2種類撮影とも