劇場長編アニメーション『クラユカバ』(原作・脚本・監督:塚原重義にて)が7月20日から8月9日までカナダ・モントリオールで開催された『第27回ファンタジア国際映画祭』で長編アニメ―ション部門の《観客賞・金賞》を受賞したことが15日、発表となった。
「クラユカバ」は映画祭開催中2回の上映が行われ、各回共満席となり、上映後に行われた塚原監督登壇のトークセッションでは、観客から多くの歓声が上がっていた。
そんな本作が受賞した観客賞は映画祭参加者からの投票により決定されるものとなっている。なお、本年の長編アニメーション部門には『THE FIRST SLAM DUNK』(原作・監督・脚本:井上雄彦)、『SAND LAND』(原作:鳥山明)など、日本でも話題を集めた作品が選出されており、その中で観客からの投票を集めたものとなっている。
本作は探偵業を営む荘太郎が、町で起こる奇怪な”集団失踪事件”の解明に挑む姿が描かれた探偵活劇となる。荘太郎を演じたのは講談師の六代目・神田伯山となっている。
※「クラユカバ」過去記事
・神田伯山氏 塚原重義監督は「単純に世界観が面白い!」!「クラユカバ」全編制作発表で「僕がやって良いんですか?」に続投即答される
※記事内画像は(c)塚原重義/クラガリ映畫協會