俳優・佐藤浩市と横浜流星がW主演し今月25日より公開予定の映画『春に散る』(監督:瀬々敬久/配給:ギャガ)。本作の新場面写真が20日、公開となった。
作家・沢木耕太郎氏による作品。主人公は、不公平な判定で負けアメリカへ渡り40年振りに帰国した元ボクサーの広岡仁一(佐藤)と、偶然飲み屋で出会い、同じく不公平な判定で負けて心が折れていたボクサーの黒木翔吾(横浜)。仁一に人生初ダウンを奪われたことをきっかけに、翔吾は仁一にボクシングを教えてほしいと懇願。やがて2人は世界チャンピオンをともに目指し、“命を懸けた”戦いの舞台へと挑んでいく――。ほか、山口智子、橋本環奈、哀川翔、片岡鶴太郎、坂東龍汰、窪田正孝、松浦慎一郎、尚玄、奥野瑛太、坂井真紀、小澤征悦が共演となる。
公開された場面写真は、横浜演じる翔吾がボクシングに真剣に向き合い、戦う姿を切り取ったもの。真剣な眼差しで拳を握る姿、試合前に天を仰ぐ姿など、その世界に入り込んでいる様子が窺えるもの。
近年のボクシング映画の傑作に、必ずこの人ありと讃えられる松浦慎一郎とともに、トレーニングしていた横浜。その練習へ松浦が横浜から「今まで松浦さんが作ったことのないボクシングシーンにしてください。そして、プロから見てカットでごまかしていると思われないようにしてください」と、真剣な眼差しとともに言われたという。
撮影も進んでいく中、4日間にわたって撮影された世界タイトルマッチでは、第11ラウンドは、現場でアドリブに変更。「流星くんに『僕が作ったことのないシーンはこれだ』と持ち掛けると、『やりましょう』と。リスクはあると説明しましたが、窪田くんも『流星くんなら大丈夫でしょう』と」と松浦は回想する。「僕のすべてを出し切りましたし、やはり流星くんと窪田くんだから、挑戦できたことだと思います。当時は毎日ピリピリしていましたが、終わってみれば幸せな環境でした」とのコメントを残している。
※横浜流星過去記事
・横浜流星 AI「Life Goes On」MV出演!「「1人の男が歩む人生観を表現」
・横浜流星「新しい自分に出会えた」!「巌流島」宮本武蔵メイク裏話
・横浜流星「シュウ ウエムラ ジャパン ブランドアンバサダー」に
※記事内画像は(c)2023 映画『春に散る』製作委員会