岡田奈々にとってSTU48とAKB48の違いとは?ラストはメンバー&観客全員で「瀬戸内の声」感動の大合唱

 瀬戸内7県を拠点に活動している『STU48』が21日、TOKYO DOME CITY HALLで『STU48単独コンサート~ファンになってください~』を開催し2000人の観客たちを全27曲で熱狂させた。

 『AKB48』グループが13日から21日までの9日間、連続で公演を開催するというイベントで、これまでに”リクアワ”の愛称で親しまれている『AKB48Gリクエストアワー セットリストベスト100 2018』をはじめ、チーム8の選抜メンバーによるコンサートや『NGT48』単独コンサート、横山由依や指原莉乃のソロコンなどで楽しませ、その最終日の公演となる。『STU48』は2017年に結成され、平均年齢16歳で『AKB48』グループの“末っ子”に当たる。

 この日は、ライブタイトル通り、30人の“名刺代わり”とばかりに、暗転した場内で1人1人それぞれにスポットが当たりダンスし名前も大スクリーンに表示される『DANCE』からスタート。そのまま全員で『STU48参上!』、『STU48』の瀬戸内バージョン、『NEW SHIP』を立て続けに披露し、ファンの気持ちを高ぶらせた。

 MCコーナーではメンバーたちから岡田が『AKB48』で見せる顔と『STU48』で見せている顔が違うという話題に。メンバーたちからも「なんか甘えてくるというか」「最初近づきがたかったんですけど、ライブのときのケイタリングで抱きついてきてくれて」と、証言が。これに岡田は「『STU48』って後輩しかいないから思いっきり甘えられる部分があって」と、自身も認めていた。

 さらに、メンバーのことを知ってもらうために48秒でメンバーたちが抽選で当たったメンバーの魅力を説明するコーナーも開催。トップバッターとなった三島遥香へは「強い」「意外と女子力」「100キロ持てる」「私の事好きですけどすぐ浮気します!」「制服に合ってないぞ」「頼りになるみんなのお母さん」と、良いことだけではなく私情をにじませているメンバーもいたが、三島も100キロ持てるということを見せるためにメンバーをお姫様抱っこしたりとサービス精神おう盛な様子も。

 続く張織慧へは、「めっちゃ自撮りのときに困ってる」「ツンデレ!」「すぐ動物にたとえる」といった言葉や最年少メンバーで13歳の森下舞羽へは、「年中テンションが高い」「私のすっぴんをカエルってディスってきました」「急に黙るときがある」「変態!」などハチャメチャなものも。

 さらに“濃い”メンバーが集まった際には『HKT48』の松岡菜摘のガチ勢ファンという田中皓子は、「劇場に通いたいなと思って、大学も福岡に通いたいと思って」というほどだったこと。さらには、午前10時30分からのライブ前の影ナレも担当した瀧野由美子は、その際に、緊張気味な声でしゃべっていたかと思えば、「朝から返事がないのはよくないですよ!」と、いきなりのドSな雰囲気を漂わせるあおりで、これにはファンたちも一気に目が覚めたように声を張ることになったり、岡田へもMC中に「瀬戸内7県って言えます?」といきなり振って岡田を少しだけ焦らせたり、『STU48』がライブ前にやっているというメンバー同士で背中を思い切り叩いて“気合を注入”するということで、それを岡田に対して実演することになり会場に音が響くような容赦のなさ具合を見せていた。

 終盤は、『AKB48』のヒットソングメドレーで一気にたたみかけるなか、ラスト前のMCでは瀧野が「いままでAKB48さんの劇場公演などに立たせて頂きました、全員でこんな大きな会場に立てるのが嬉しいです!」と、喜びを伝え『思い出せてよかった』を全員で歌い上げた。

 アンコールはSTU48カラーの水色と青色のサイリウムで場内が染まり「STU!」「48!」の掛け声がこだまするなかでのものに。そして31日発売のメジャーデビューシングル『暗闇』を披露。瀧野は「デビューまであと10日ですが、全然実感がないんです。こういう素敵な曲を頂けて、私はセンターに選んで頂けて、もう一生の宝物になるんじゃないかなと思っています」と、曲への思い入れを語った。

 そして岡田から「全部の力を出し切るつもりで」との呼びかけで『メロンジュース』『君のことが好きだから』を力いっぱいのパフォーマンス。その直後のMCで岡田は「私たちはこの日のコンサートのために1ヶ月以上前からみんなが頑張ってレッスンをしていたんです。でも、私だけソロコンの翌日からしか……」と、涙ぐみ「こんな大きな場所での公演だから絶対、絶対成功させたいってみんなが頑張っているのをグループLINEで知ってて、参加できてないことが本当に悔しかったんです。私が参加してから1人1人が本当に支えてくれて、それでこうしていま、ここに私も立つことができているので本当に嬉しいです。まだまだだなって自分たちで思うこともあるんです。それでも、私から見た1人1人は課題に取り組みながら頑張っていて。それを見ていて本当に好きだなと感じましたし、こんなグループのキャプテンをやらせて頂いていることが心から幸せで、ありがとうって感じています。これからもみんなと一緒だったらどんなことでも乗り越えられると思うし、デビューに向けてとてもいい1歩を踏み出せたと思います」と、スピーチするとファンからは温かい拍手が飛んだり、泣き出すメンバーもおり、エモーショナルなものに。

 ラストナンバーはSTU48オリジナル楽曲『瀬戸内の声』をメンバー全員でしっとりと歌い上げることに。途中から瀧野が観客に向けて「みなさんも歌ってほしいです!」と呼びかけ、会場全員で大合唱!感動的な空気に包まれるなか岡田から「これからもメンバー一同、スタッフ一同、力を合わせてみなさんに喜んで頂けるように一生懸命活動を続けていきたいと思います。これからもみなさんSTU48の活動をよろしくお願いします!」と、TOKYO DOME CITY HALLでの初の単独コンサートを終えた。

 ※記事内写真とSNSはレギュレーションにより削除しました。

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