俳優・高橋英樹(73)が25日、都内で高齢者向けの宅配外食提供サービス「ハッピーテーブル」記者発表会に、タレント・西村知美(47)とともに出席。「こういう便利なサービスがつくられていることに感激。みなさんに広く知っていただいて、その便利さが伝わるとうれしい」としみじみとPRした。
主に介護施設などで生活する高齢者がストレスフリーで定食、ファミリーレストラン、ハンバーガー、寿司など、好みの外食を宅配してもらえるもので高齢者でも美味しい外食の醍醐味を気軽に堪能できるのが特長。4月1日にサービスを開始する。
この日、大好きな食がテーマとあって、「家族で毎日楽しくやっているが、とくに食事の時間が楽しい。最近は食べる量が減って…寿司で108貫が過去最高、焼肉も13皿食べていたが、最近はさすがに量は一般的。それでも一人前半ぐらいかな」と食欲旺盛な高橋に、西村も「結婚当時はすぐに離婚夫婦とかいわれたが、お陰さまで結婚20周年!(夫、娘と)3人で食卓を囲む時間は限られているが、3人で食事に行って娘の笑顔を見ていると幸せを感じる。好きな言葉は食べ放題。90歳になっても健康なおばあちゃんでいたい」とそれぞれ、健康&家族円満な2人だったが、高齢者の食事については意外な気づきがあったとか。
「母を食事に誘うと100歳近くになっているのにステーキとか食べたいという。こっちが勝手にお茶漬けかなとか決めつけているけど、実は高齢者って意外にガッツリとしたものを食べたがっている」という高橋に、西村も「お店には行けなくても思い出のある食べものを頼むと、あのときの風景を思い出すきっかけになると思う」としみじみ。この日は2月に高橋が74歳の誕生日を迎えるということで、一足先にサプライズのバースデーケーキも登場したが、高橋は一口頬張り、「ああ、美味しい!元気でよかった!」とご満悦だった。
現在はともに健康元気いっぱいの2人だが、10年後の楽しみを問われると、高橋は「孫との会食が夢。楽しみだし、実現していてほしい」としみじみ。健康の秘訣は「よく寝てよく楽しみ、何事にも興味を持つこと」だというが、「娘(真麻)とはときどき、彼女が美味しいものが食べたくなったときに電話をかけてくる。(結婚のことを)プレッシャーかけると怒られるから、きょうも10年後のことならいいだろって、孫との会食を挙げた。孫にはありったけのものを食べさせたいね。品川区中の飴を買い占めて孫にあげるのが夢。それ、娘にいうと激怒するけどね」と茶目っ気たっぷり。真麻が先日、バラエティで授かり婚は父に怒られると語っていたが、「そうなってみないとわからないが、形は大事にしてほしい。古い人間だから。彼氏とは会ったことありますよ、数回だけど。どうなるんでしょうかね、よく考えなよと、あせらせないようにしている」と父親の愛情を垣間見せていた。