安藤サクラ「BAD LANDS」主演起用や、関西弁演技を楽しんだ理由とは

安藤サクラ「BAD LANDS」主演起用や、関西弁演技を楽しんだ理由とは1

 俳優・安藤サクラ主演で、アイドルグループ『Hey! Say! JUMP』山田涼介らが共演し29日より全国ロードショー予定の映画『BAD LANDS バッド・ランズ』(監督:原田眞人/配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント)。本作の新場面写真が8日、公開となった。

 第151回直木賞受賞の『破門』や小説『後妻業』などで知られる作家・黒川博行氏の小説『勁草』を、『検察側の罪人』や『関ケ原』などを手掛けた原田監督メガホンで映画化。<持たざる者>が<持つ者>から生きる糧を掠め取り生き延び、特殊詐欺に加担する主人公・ネリ(安藤)と弟・ジョー(山田)。2人はある夜、思いがけず“億を超える大金”を手にしてしまう。金を引き出す……ただそれだけだったはずの2人に迫るさまざまな巨悪。2人は果たして<危険な地>から逃れられるのか……をスリリングに描く。

 公開された場面写真は安藤演じるネリの鬼気迫るシーン。社会の最底辺で生きようとするネリの叫びをとらえた場面に、前田航基演じる残間に対し容赦なくナイフを突きつける狂気をはらんだ場面、加えて困難な状況のなか生きる術を模索するかのような、思いを巡らせる場面のものとなっている。

 安藤のキャスティングにあたって本作の柳迫プロデューサーは「実写化するにあたって誰が動いたら一番かっこよく見えるか、この物語に最もフィットするか。そこでひらめいたのが安藤さんでした」と語るとおり、裏社会に生きるネリをフィクショナルなヒロイン像ではなく、より現実に寄り添ったリアルなキャラクターとして思い描いたときに真っ先に名前が挙がったのが安藤だったのだという。

 大阪が舞台となる本作では関西弁のセリフ回しが要だったが、東京出身の安藤は「方言だと自由に演じられる気がする」と楽しんでおり、出身地や年齢・男女によって異なる関西弁の発音やイントネーションを吟味しながら、ネリ独特の口調を作り上げていたそうだ。

 ※「BAD LANDS」過去記事

 ・安藤サクラ&山田涼介「バッド・ランズ」新場面写!「美しいものには毒がある」

 ・山田涼介 映画館内ランウェー闊歩!「天国でした」なセリフで原田眞人監督に感謝

 ・安藤サクラ&山田涼介 奇奇怪怪な姉弟の謎めく場面写公開

 ※記事内画像は(C)2023「BAD LANDS」製作委員会

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