元『BiSH』のアイナ・ジ・エンド主演でアイドルグループ『SixTONES』松村北斗、俳優・黒木華、広瀬すずらが共演し10月13日より公開予定の映画『キリエのうた』(原作・脚本・監督:岩井俊二/配給:東映)。本作の新場面写真が解禁されるとともに、第28回釜山国際映画祭A Window on Asian Cinema部門で上映されることが5日、発表となった。
本作では、壮絶な運命と無二の歌声を宿したキリエの音楽がつなぐ13年に及ぶ壮大な愛の物語。降りかかる苦難に翻弄される男女4人の人生が、切なくもドラマティックに交錯していく。
公開された場面写真は、アイナ演じるキリエ(路花)、松村演じる夏彦、広瀬演じるイッコ(真緒里)の3人が無邪気にギターを楽しむ様子。さらに、キリエとイッコの出会い、路上ライブをするキリエのほか、教師のフミ(黒木)や、ギタリストの風琴(村上虹郎)、謎の少女イワンをとらえたものとなっている。
一方、第28回釜山国際映画祭A Window on Asian Cinema部門にて招待作品としての上映へ、岩井監督からコメントが寄せられた。
■岩井俊二監督コメント
実は、釜山国際映画祭には、個人的に深いご縁を感じています。僕の映画監督としてのキャリアが始まったのが1995年、映画祭が始まったのが1996年で、勝手ながらどこか双子のような想いを抱いています。これまでもたくさんの作品を上映していただいた、そんな僕のホームのような釜山国際映画祭で、この度、新作「キリエのうた」を上映していただくことになりました。アイナ・ジ・エンドさん、松村北斗さん、黒木華さん、広瀬すずさんという素晴らしい才能と共に撮影をした日々は、とても瑞々しく、いつまでも続いてほしいと思えるような至福の時間でした。
そんな最高の仲間たちと作りあげたひさしぶりの音楽映画を、まず最初に釜山で上映していただけることを大変嬉しく思っています。この作品が、そしてアイナさんの歌が、釜山の観客のみなさんにどう響くのか、今からとても楽しみです。
※記事内画像は(C)2023 Kyrie Film Band