グローバルボーイズグループ『JO1』白岩瑠姫、大平祥生、川尻蓮、川西拓実、木全翔也、金城碧海、河野純喜、佐藤景瑚、鶴房汐恩、豆原一成、與那城奨が9日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』（監督：酒井麻衣／配給：アスミック・エース）『夜きみ』大ヒット御礼！“会いに来てくれてありがとう ～from青磁～”舞台あいさつに登壇した。
小説サイト『野いちご』で連載され、第1回野いちご大賞を受賞した、作家・汐見夏衛氏のシリーズ累計発行部数55万部を超えている同名作品が原作。自由奔放で、絵を描くことが好きな謎めいた部分がある銀髪の高校生・深川青磁（白岩）、過去の「ある出来事」が原因で、優等生を演じているという女子高生・丹羽茜（久間田琳加）の主人公2人が紡ぐラブストーリーとなる。『JO1』は本作主題歌『Gradation』を歌唱していることからゲストとなった。
（前編記事：JO1「夜きみ」総力応援！河野純喜“茜”再現、鶴房汐恩お茶目さ全開やオチも）
以下、原稿後編。
本作の感想がメンバーに振られると、まずは金城からとなったが、熱弁を振るうことに。
「いやー、観ましたよ。僕映画館に1人で観に行って。やっぱり『夜きみ』を大きいスクリーンでぜひ観たいと自分のなかで思っていて。瑠姫くんにも内緒で観に行ったんですよ。本当に、青磁と茜の冒頭からの距離の縮まり方とか、普通の恋愛映画じゃないような、たくさんのメッセージ性が詰められていて。なんかずっと観た後に余韻にひたっていました」
手を伸ばす方が続出していたという
といい、司会から「周囲のお客さんの反応はいかがでしたか？」との声が飛ぶと「ええこと聞いてくださいました！1つ言いたいことがあるんです」という金城。「僕、自分の気持ちになるくらい嬉しかったことがあって、周りにファンの方がいて、瑠姫くんが学校の屋上に行って、景色を見せるシーンで引き上げるシーン。手を伸ばしている瑠姫くんに手を伸ばしている方がいて。これほんまなんですって！」とレポートしたが、「それくらい瑠姫くんが格好良かった。そしてそのうちの1人、俺（笑）」と、自身も手を伸ばしていたことを告白し場内を爆笑に包む。
さらに作品からメッセージを受け取ったという金城は「僕1回しか観てないですけど、茜が青磁のアトリエに行ったときに、青磁が『何してるんだよ』というと茜が『これ青磁くんが描いたの？』って聞くところで、茜の『青磁くんの観ている景色はこんなにいい色なんだ』って。絵を観たときに、色の概念がなくて、たくさんの色をこまめに使っていて、空ってこういう色で見えているんだってときに、みんなが見ている空が青いとかの概念ってなくて、みなさんが見てみた感じたパーソナルな部分が正しいと青磁教えてくれるというかそういうことを茜にメッセージとして伝えていたことが、自分にも伝えてくれているような気がして。そういう部分がいまの時代ではないですけど、なにかに固定されていないというか。自由に生きて創造性のあるもので、僕は大好きだなって」と、深みを感じたそう。
この金城の感想を受けて白岩は「観た後に2人で話をしたんです。そのときに、すっごいいろんな考察を僕に言ってきて、『このシーンのこの行動の意味は合ってる？』とめっちゃ観てくれていて、本当に1回だけかなというくらい、深いところまで観ていて」と圧倒されつつも、「感受性が本当に豊かな人なんだなった。褒めてます。素直にそれだけ入り込んでくれたのが嬉しくて」とも。
なお、豆原も“手を伸ばしていた”派だそうだが、「撃ち抜かれましたよ」とのことだった。
続けて、河野も「素敵な作品で空が好きで、映像美が素晴らしく感じました」と言えば、「ラブストーリーもそうですが、自由に生きる青磁と、葛藤を抱える茜が描かれているのはいろんなことに苦しむ若い方たちもすごく刺さるのでは。もっと自由に生きていいし、自分が見た景色や空が全部自分のものだというメッセージは自分にも刺激になりました」とのことだった。
豆原と與那城は公開初日に一緒に観たそうだが、豆原は「めっちゃキュンキュンしました。いいですよね。学生のお話なので普段見れない瑠姫くんとか、演技するとこういう感じなんだとかいろんな部分が観れて」という。そこでお気に入りという屋上シーンでの去り際の振り返りも豆原が再現し「自分も病気を抱えながらやっているということを伝えないけど、でも映像から伝わってくるものがあって」と、アピールした。
この振り返りが良かったという
與那城は「ストーリーがリアルに感じました。高校時代って楽しいことや羨ましい部分もありますし、マスクをつけて生活していたので茜の部分も分かる気がして」と共感もあったそうで、普段の白岩と比べて「窓から出てくるシーンが“瑠姫だ！”と思って少し笑っちゃいました」とのことだった。
ちなみに、まだ観ていないメンバーで誰と誰が一緒に行ってほしい？という問いかけに與那城は「青磁にもう1回行ってほしいですけど、プラス景瑚で」と挙げていたが、先程のあいさつで佐藤は「夜が明けたら、いちばんに君に“ハイキック”佐藤景瑚です」と言っていたことを踏まえて白岩は「さっきハイキックって言ってましたけど」と、引き気味だった。
イベント後半には、『以心伝心！Gradationゲーム』なるものも展開。これはスクリーンに投影された10の質問に登壇者がYesかNoで答え、徐々にYesの数を減らしてグラデーションをつけていくというゲームに。結果、減ることはなくゲームとしては敗北だったが、場内は盛り上がり、白岩から「きょうもたくさんの方が集まって頂いて幸せに思います。これからも『夜きみ』、『JO1』の応援よろしくおねがいします」と、アピールしていた。
その後、劇場の中通路に立って観客たちと一緒に記念撮影を行うことに。その際に司会から白岩はすでに6回観ていることがアナウンスされるなか、メンバーたちへはJAM（『JO1』のファンネーム）たちにニコニコと手を振るなどサービス満点でイベントを終えていた。
映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』は全国公開中！
ゲームの最後の質問で盛大に負けてしまい焦る白岩
ほとんどのメンバーが挙手
