米国アカデミー賞公認、アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2017」(以下、SSFF)とEXILE・HIRO(48)、作詞家・小竹正人がコラボした「シネマファイターズ」の完成披露試写会が1日、都内で行われ、プロデュースを担当したHIROは「感無量。映画が大好きで自分たちになりに背伸びせず、いい作品に取り組んでいきたいし、無限大の可能性を感じた」としみじみとPRした。
「シネマファイターズ」は昨年のSSFFでプロジェクトの始動が発表されたもので、同日開幕した今年のSSFFオープニングセレモニーの第2部として、プレミアム試写会が行われたもの。完成した6本のショートフィルム作品に出演した岩田剛典(28)、桜庭ななみ(24)、町田啓太(26)、玄理(30)、Dream Ami(29)、倍賞美津子(70)、AKIRA(35)、水崎綾女(28)、山田孝之(33)、石井杏奈(18)、河瀬直美監督(48)らも出席し、舞台あいさつを行った。
「SWAN SONG」に出演している岩田は「新潟の1mもある新雪のなかで一歩一歩かみしめながら、監督チクショーと思いながらの過酷な撮影だった。現実離れした世界観のなかで演じるのははじめてだったので楽しかった」としみじみ。共演の桜庭も「歩くシーンは岩田さんが進んでくれたから私も進めた。自分だけだったらカットかけていた…。その大変さが演技を助けてくれたと思う」と振り返った。
また、本格的な演技が初めてというAmiは「色のない洋服店」で初主演。「これまで演技に苦手意識があったが、監督、スタッフに支えてもらって何とか撮り終えたが、終わった後に演技の世界って楽しいなと思えた貴重な経験だった」としみじみ。「キモチラボの解法」でAKIRAと初共演した水崎は「AKIRAさんは顔が濃いのでどんな感じの方かと最初は緊張していたが、撮影現場ではとても気さくな方ですごく楽しい撮影になった」とご満悦。
一方、「パラレルワールド」に出演した山田は「さっき雪の話がでたけど、ボクは真夏にすごい暑いところに閉じ込められて死にそうになってがんばった。作品を観たら死にそうなのが伝わってきた」と苦笑い。「山田さんと撮影初日に会ってそのまま本番で、しかも台本無しのほぼアドリブでため口で話さなくちゃいけなくて心臓がバクバクした」という共演の石井に、山田が「ねえ、33歳のおじさんに制服着させて。すごいことやらすなと思った」と茶目っ気たっぷりだった。
舞台あいさつの終盤にはこの日が48歳の誕生日のHIROに同い年の河瀬監督が、「きょうはHIROさんの誕生日!」と振り、会場内から”Happy Birthday”のサプライズの祝福をうけ、照れ笑いを浮かべていたHIROだったが、「(シネマファイターズを)ボク自身、ワクワクしているので、ぜひ楽しんでほしい。秋には6作品が劇場公開されるので観にきてほしい」としみじみとPR。最後にSSFF代表を務める別所哲也(51)も「映画は長さではない。ショートフィルムからいろんな映画の魅力を見つけてほしいし、きょうから映画祭がスタートで、世界中のショートフィルムが上映されるのでぜひ観にきてほしい」と熱気ムンムンにPRしていた。