植田圭輔「ブラッククローバー」へ「期待を越えつつ、いい意味で裏切りながら」

植田圭輔「ブラッククローバー」へ「期待を越えつつ、いい意味で裏切りながら」26

 舞台『ブラッククローバー the Stage』(脚本・演出:伊勢直弘)が14日より東京・北千住のシアター1010にて開幕。その囲み会見のオフィシャルレポートやゲネプロ写真が公開となった。

 『ブラッククローバー』 は漫画家・田畠裕基氏が『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて2015年より連載している人気コミックス作品。 魔法が全ての世界で、 生まれながらに魔法が使えない少年アスタが、魔道士の頂点 「魔法帝」を目指す、 白熱の王道魔法バトルアクション。2017年にテレビアニメ化され、現在は映画『ブラッククローバー 魔法帝の剣』が公開中となっている。

 囲み会見には、主人公アスタ役の植田圭輔、ユノ役の武子直輝、ノエル・シルヴァ役の小宮有紗、ヤミ・スケヒロ役の桜庭大翔、マルス役の高崎翔太が登場した。以下、公式レポート部分。

 劇中の注目ポイントを聞かれた植田は「魔法が全ての世界の中で生身の人間たちがどう舞台上で表現するのかという所ですね。いい意味でお客様の期待を越えつつ、いい意味で裏切りながら、人間が演じるということの意味を出せる様に作り上げていますのでご注目頂けたら」とコメント。桜庭は鍛えあげた自身の筋肉が注目ポイントと語りつつ、キャスト達のビジュアルの完成度の高さに触れ「フィギュアが動いているような完成度!キャラクターがそのまま出てきたような作品になっています!」と興奮気味に語った。

 アスタの大剣を使ったアクションや、映像を駆使した魔法表現なども魅力の本作の稽古の様子について聞かれると、植田は自身が他のメンバーより遅れて稽古に合流したことを明かし、「僕の殺陣を入れている日に黒の暴牛メンバーが(自分の)稽古が終わるのを2時間位待ってくれていたんです。とキャスト同士の中の良さが伝わるエピソードを披露。更にアスタが使う大剣については「最初は重すぎて正直振れなかったですが、稽古を通して徐々にアクション出来るようになりました!」と話し、アスタの剣については武子も「マジで剣重すぎるので、終わった後に展示して皆さんに持って頂きたいです。すごいぞこれは!ってなると思うので!」と客席に呼びかけた。

 【自分だからこの役の魅力を引き出せたと思う部分は?】という質問では高崎が「今回植田さんと戦う役なのですが、初共演の時も敵役だったんです。あれから10何年経ってまたこうした役を演じるということで、植田さんとのこれまでの信頼関係の中でお芝居やアクションが出来ています」とコメント。

 小宮は「黒の暴牛メンバーをはじめ、キャストの皆さんがとても優しく暖かく接してくださるんです。その関係性があるからこそ、劇中でノエルが仲間になっていくシーンでより役に入り込めますし、活かせているなと思います」と語った。

 桜庭は再び筋肉アピールを入れつつ、「キャラクター毎に鍛える筋肉を変えていまして、ヤミはとにかく腕が太いんです。人間は利き手があるので、僕で言うと右手の方が太いんですが、今回衣装の都合上右手が完全に隠れてしまうんです。なのでヤミを演じている期間は左を鍛えて左右同じくらいの太さにしています!」とストイックなエピソードを明かし、共演者たちを驚かせた。

 武子はこれまでの自身のキャリアに触れつつ「ユノは一見クールな中に情熱を感じさせるキャラクターですが、僕はこれまで熱いキャラクターの役を演じることが多かったので、その経験がただクールなだけじゃないユノを演じる上で武器になっているかなと思います」と話し、植田は「フォルムですかね(笑)」と笑いを取りつつ、「僕が惹かれる役は一本筋が通っているというか、決めたことを何があっても曲げないキャラクターなんです。アスタはそこに自分だけじゃなく、周りの人のことも考えられていたり、友との約束があったり、こんなにカッコイイ役は無いなと思っています。この役を自分以外が演じているのが想像出来ないという感覚が、僕がアスタをやる魅力なのかなと思います」と力強く語った。

 【自分以外で注目の欲しいキャラクターは?】という質問には高崎が事務所の後輩であるマグナ役の毎熊宏介を挙げ、「漢!という感じで熱量が高いので注目して欲しいです!」とコメント。小宮はミモザを演じる加藤夕夏を選び、「稽古中にプリクラを撮ったりして仲良くなったので、その関係性が出ていたらいいなと思っています!」と語った。植田は先輩でありながら大らかな雰囲気で見守ってくれるという理由でロータス役の萬谷法英を挙げ、武子はクラウス役の菊池修司について「普通にクラウスという役を演じるとお堅い感じになると思うんですが、彼が演じることで可愛さが出ますし、何より座組の最大のムードメーカーなので注目です!」とコメント。桜庭は「二面性のある結構難しいキャラクターだと思うんですが、狂気の面を出している時は特に見入ってしまいますね。台詞の無い場面もこだわっているので、そちらも観て欲しいです」とラック役の三井淳平について語った。

 最後に公演を楽しみにしているファンに向け植田は「こんな素敵な仲間たちに会えるとは思っていませんでした。本当に良いチームワークを保ってここまでこれたと思っています。そうした関係性は舞台上に出ますし、何かあった時もきっと支え合えるし、良いシーンをより良くしていける自信があります。より多くの人にこの作品をお届けできたらと思います」とコメントし、囲み取材は終了となった。

 舞台『ブラッククローバー the Stage』東京公演は14日から同18日に東京シアター1010、神奈川公演は9月22日から24日にKAAT神奈川芸術劇場にて上演予定!

 ※記事内画像は(c)田畠裕基/集英社・ブラッククローバーthe Stage製作委員会

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