『映画プリキュアオールスターズF』(監督:田中裕太/配給:東映)公開記念舞台あいさつが16日、東京・新宿バルト9で開かれキュアスカイ/ソラ・ハレワタール役の関根明良、キュアプリズム/虹ヶ丘ましろ役の加隈亜衣、キュアウィング/夕凪ツバサ役の村瀬歩、キュアバタフライ/聖あげは役の七瀬彩夏、キュアマジェスティ/プリンセス・エル役の古賀葵が登場した。
2004年2月1日から放送が始まった『ふたりはプリキュア』を始めとする『プリキュア』シリーズ。今年20周年に突入し5年ぶりに全TVシリーズのプリキュアが大集合する映画最新作となる。本作で描かれるのは、プリキュアがみんなバラバラに飛ばされてしまった不思議な世界。それぞれが別の場所で、新たに出会った仲間たちと団結し、唯一の手掛かりであるお城を目指し“ドキドキワクワクの大冒険”が繰り広げる。
以下、公式レポート部分。
ついに封切りとなった『映画プリキュアオールスターズF』。公開日の9月15日(金)には、X(旧Twitter)で「プリキュア」「ミラクルライト」がトレンド入りするなど、大きな反響を呼んでおります。さらに、プリキュア映画として、イベント上映を除き初めての海外公開となる、タイ、ラオス、イタリア、カンボジア、台湾、香港、マカオの7つの地域で公開することが決定いたしました。(※イタリアはLucca Comics & Games 2023でのイベント上映)
客席にはプリキュアのコスチュームに身を包んだ子どもから、友達同士で見に来ている学生など、幅広い層の観客の姿で会場が埋め尽くされる中、「ひろがるスカイ!プリキュア」の声優キャスト、関根明良、加隈亜衣、村瀬歩、七瀬彩夏、古賀葵が登壇すると大きな拍手で包まれ、キャストが一言ずつ挨拶。
20周年記念作品であり、「ひろがるスカイ!プリキュア」のメンバーとしては、初めての映画作品でもある本作。MCより公開を迎えての気持ちを聞かれると、関根は「ホッとしている、というのに尽きます!映画のプリキュアは毎年とても感動する作品に仕上がっていますが、そんな映画にプリキュアとして参加できることはなんて幸せなんだろうと思っていたら、あっという間に公開日で…。ただただ幸せな気持ちでいっぱいです」と素直な気持ちを吐露。
加隈は「台本を読んだ時も収録の時も、ずっとワクワクしていて。お互いチームごとに収録をしていたので、お互いの感想は聞いていたんです」と明かし、「先に映画を観たスタッフさんからは“すごいです”という話も聞いていて。その時のスタッフさんの表情が印象的だったので、きっとお客さんも見終えたあとそんな表情をされるんだろうなと思って、さらにワクワクしています」とニッコリ。
続く村瀬は、開口一番に「今日プロデューサーやスタッフさんから、“好調な滑り出しです”という一言をお聞きして。嬉しいんですよ!ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、「僕ら以外にも、命をかけて映画に関わってくれているスタッフさんが大勢いらっしゃる。いろんな人が魂を削りながら良いものを世に出そうという思いで関わっているので、この一言は嬉しかったですね」と喜びを爆発させていた。
七瀬は「プリキュアに携わってきたスタッフさん、声優さんの想いがたくさんこもった作品になっていると思います。この映画をこれから初めてご覧になる皆さんが羨ましいくらいです。私もキュアバタフライとして携わらせていただいて幸せでした。楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送っていた。
そして古賀も、「大人からお子さんまで、幅広い世代の方に観に来ていただけていることが嬉しいです。プリキュアに20年分の歴史があるように、皆さんにもプリキュアと歩んできた想いや熱量があると思うので、熱い気持ちになりますね」と感慨深い様子で語り、「ここで皆さんと同じ時間を共有できて幸せです」と喜びを滲ませていた。
さらにトークは、実際に映画を鑑賞した感想についての話題に。
「20年繋がれてきたバトンや絆を感じると思う」と語る関根は、「きっと映画を見終えたあとは“推しキュア”が増えるんじゃないかなと思います。見ていなかったシリーズも見たくなるような映画に仕上がっていると思います。78人もプリキュアが登場するので!」と声を大にしてアピール。
加隈は「『プリキュア』でしか得られないものがあると思います。この感動ってなんなんだろうと思いました。改めてプリキュアの良さを感じるというか。プリキュアをたくさん浴びて、とにかく“好き!”っていう感覚になりますし、そういう熱い気持ちになれたのが映画の感想です」と熱弁。さらに4年ぶり(配布は3年ぶり)に入場者プレゼントとして復活した《復活!ミラクルライト》についても触れ、「ミラクルライトで一緒にプリキュアを応援できるのも良いですよね」と笑顔を見せた。
一方、「ストーリーラインも美しいし、キャラクターも個性的。素敵なところはたくさんあるけれど、一番は誰も“一人ぼっち”にさせないところ」と本作の魅力を表現したのは村瀬。「今までのプリキュアシリーズもそうですが、まあるい円の端っこにいる人たちも“おいで”ってしてくれるようなところ。プリキュアらしいというか、素敵だなって思いました。推しポイントですね」とプリキュアならではの魅力を推していた。
さらに、本作の【繋ぐ】というテーマになぞらえて、舞台挨拶に来られなかった遠方に住む子どもたちとプリキュアを繋ぐという生中継企画を実施。スクリーンいっぱいに本作のアンバサダーの子どもたちが映し出され、「ひろがるスカイ!プリキュア」のキャラクターたちも登壇し、子どもたちからプリキュアやキャストへ質問タイムが始まった。
まず初めに飛び出したのは、「私も大きくなったらプリキュアになりたいです。どうやったらプリキュアになれますか?」という質問。
関根はピュアな子どもの質問に感激のあまり涙を浮かべながらも、「ソラちゃんもはじめはお友達がいなかった子なんですが、みんなと出会ってたくさんのことを知って、今はプリキュアとしてみんなと活躍しています。周りのみんなを大切にして、一歩ずつ前に進んでいけばプリキュアになれると思います」と優しく語りかけていた。
さらに加隈は「プリキュアのみんなは、すごくキラキラしていて、カッコよくて…。一人じゃできないことも支え合いながら乗り越えています。一色一色が集まって虹色になるように、みんなで一緒にいるからこそできることもあると思います。自分の色を見つけて、その色を輝かせながら誰かために頑張っていたらプリキュアになれるんじゃないかな」とメッセージを送っていた。
続くアンバサダーからの質問は「たくさんお友達をつくるにはどうしたらいいですか?」というもの。
村瀬は「ツバサくんは内気な子なんですが、勇気を出してみんなの輪の中に入っていったらお友達ができました。お友達を作りたくても、なかなか話しかけられない子もいると思うけれど、一度勇気を出してみて話しかけてみたりしてもいいんじゃないかなと思います!」と子どもに寄り添いながら語りかけていた。七瀬も「私があげはちゃんから教わったのは、毎日気分を上げて笑顔でいたらみんなと繋がることができるということ。きっと笑顔でいればお友達が増えるかなと思います!」と元気いっぱいにアドバイス。そして古賀も子どもたちの姿に時折涙ぐみながらも、「エルちゃんはソラちゃんたち4人の姿を見ながら、いろんなことを教わったんです。一人で遊ぶのも楽しいけれど、みんなの方がもっと楽しいとか、力を合わせる大切さとか…。大切な人ができるのはすごく素敵なこと。大切な人からたくさんの愛情をもらって、エルちゃんはマジェスティになれたんです。大好きだなと思える人が見つかればいいところもたくさん見えてくると思うので、きっとお友達が増えていくと思います!」と愛情いっぱいに表現していた。
最後のアンバサダーからは「どうしたらヒーローになれますか?」という質問が。関根は、「ソラちゃんから教えてもらったのは、ヒーローはどんな時も笑顔でいること、今やりたいことをするということ。ソラちゃんのように目標に向かってまっすぐ進んで、誰のヒーローになりたいか考えてみてください。家族のお手伝いをすることでも、お友達の手助けをすることでも、ヒーローになれると思う。みんな誰かのヒーローだと思うので、これからも頑張ってください!」と力強く語りかけた。
アンバサダーの子どもたちは、憧れのプリキュアやキャストと話すことができ、喜びと緊張が入り混じった様子だったが、子どもたちの素直な質問に会場が笑顔に包まれた。
最後にキャストを代表して、関根は「この後みなさん映画を見られるということなので、ただただこの一言を言わせてください。たくさん楽しんでください!いっぱいプリキュアを応援してください!よろしくお願いします!」と熱いメッセージで締め括り、イベントは大盛り上がりで幕を閉じた。
『映画プリキュアオールスターズF』は15日より全国公開予定!
※記事内写真は(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会