アイドルグループ『NEWS』で作家・加藤シゲアキによる書き下ろしで10月25日に発売を予定している長編小説『なれのはて』(講談社)。本作のカバーデザインとティザーポスターデザインが25日、公開された。
作品の舞台は大正、戦前戦後の昭和の東京・秋田・新潟。物語のきっかけになるのは、終戦前夜に起きた日本最後の空襲といわれる、秋田・土崎空襲。これは秋田にルーツを持つ加藤が温め続けてきたテーマとなっている。やるせない人間の業(ごう)と向きあいつつ、一方で力強く生き抜こうとする人びとの姿を、一枚の絵のミステリを通じて描く。
カバーデザインは、「一枚の絵の謎」から始まる本作らしく「絵の具」をモチーフに、秋田・土崎空襲と密接な関係のある「石油」を想起させる黒が映える美しい装幀。紙の手触りや箔など、写真では伝わりにくい細やかな部分の作りも特徴の1つ。
メインのキャッチコピーは<生きるために描く。それが誰かの生きる意味になる>。ボディコピーは<一枚の絵を通じてたどり着く『いつか還る場所』>との文字も躍る。デザインを担当したのは、数々のベストセラーの装幀を手がけてきたヒットメーカーで知られる高柳雅人氏。総ページ数は 448 ページ。戦争、家族、仕事、芸術、いまの「加藤シゲアキのすべて」を詰め込んだ1冊に仕上がっている。
またカバーデザインにあわせて、9月22日には本書の刊行を記念した大特集号『小説現代 10月号』が発売となり、「『使命』から『覚悟』へ」と題された加藤のロングインタビューも掲載されている。
小説『なれのはて』は10月25日に四六判ワイド上製448ページで2145円(税込)で発売予定!
※加藤シゲアキ過去記事
・加藤シゲアキ最新長編小説「なれのはて」10月25日より発売へ
・加藤シゲアキ主演「エドモン」喜怒哀楽を演技で表現!感情弾ける舞台に
・加藤シゲアキ3年半ぶりの舞台は“忖度”なオファーも「いち役者としてチャレンジさせてほしい」!木村拓哉と同じ役受けたのは「嫉妬してしまう」【会見やりとりロングめ・前編】