アイドルグループ『嵐』二宮和也主演で俳優・波瑠らが共演し全国公開中の映画『アナログ』(監督:タカハタ秀太/配給:アスミック・エース=東宝)。本作の二宮と『なにわ男子』藤原丈一郎のシーンのメイキング映像が20日、公開となった。
お笑いタレント・ビートたけしが70歳で書き上げた初恋愛小説『アナログ』(集英社文庫刊行予定)が原作。全てがデジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという動機から始まった作品だ。二宮は、手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟役を。ヒロインで悟が惹かれていく謎めいた女性・美春みゆき役には波瑠が起用されている。藤原は本作で大阪支社の若手社員で悟の後輩にあたる島田役を演じる。関西弁のキャラクターで、愛嬌を感じさせるような役柄を演じている。
公開された映像では、悟を演じる二宮、島田を演じる藤原、生粋の大阪人といった上司の高橋を演じる宮川大輔がゴルフバトルを行いながら楽しそうに休憩する様子が映し出されている。
撮影がひと段落すると、まるで本物の同僚同士の休憩時間のように、3人は楽しそうに遊んでいる。先手必勝とばかりに気合満々な宮川のナイスショットに「今のはすごい!」と手を叩く二宮。続いて、藤原も負けじとクラブを握るが、ゴルフボールは遥か遠くへ…。苦笑いして立ち去ろうとする宮川と二宮に、「僕ゴルフ経験ないんですよ……!」と、言い訳をする藤原。それに対し「勝負したらそんなん言い訳や」「ビギナーズがね!」と二宮、宮川から総ツッコミに合い、タジタジになる藤原だった。
二宮と藤原は今回が初共演であり、藤原はなにわ男子加入後初めての映画出演ということで、現場では緊張しっぱなしだったそう。実はその様子を見ていた二宮が、藤原の緊張をほぐしリラックスして演技ができるようにと気遣い、今回宮川と共にゴルフバトルに誘ったという裏話も。
劇中でも、3人は大阪支社で抜群の掛け合いを披露。建築デザイナーとして、実際にそこを訪れる人を思い浮かべながらデザインに没頭する悟と、その姿を追いかける素直な後輩・島田、厳しくも部下想いな上司・高橋が作り出す空気は、観る者に仕事愛や思いやりの心を思い出させてくれる。本作では、悟とみゆきを取り巻くさまざまな魅力溢れる登場人物も見どころとなっている。
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