吉沢亮 宮﨑あおいと“息合わない事態”!?「クレイジークルーズ」座談会

吉沢亮 宮﨑あおいと“息合わない事態”!?「クレイジークルーズ」座談会1

 俳優・吉沢亮、宮﨑あおいがW主演し16日より配信しているNetflix映画『クレイジークルーズ』(監督:瀧悠輔)。本作のスペシャル座談会映像と新規カットが18日、解禁となった。

 エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船・MSCベリッシマを舞台に、お客さまからの注文に無心で仕えるバトラー・冲方優(うぶかた・すぐる/吉沢)と、ある目的のために客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦(ばんじゃく・ちづる/宮﨑)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディ。映画『花束みたいな恋をした』の坂元裕二が脚本を手がけ、坂元とドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』でタッグを組んだ瀧悠輔が監督を務める。共演には吉田羊、菊地凛子、永山絢斗、泉澤祐希、蒔田彩珠、長谷川初範、高岡早紀、安田顕がキャスティングされている。

 公開された11分49秒の映像の座談会に参加したのは乗客の理不尽なクレームに土下座も厭わず対応するバトラー・冲方優役を演じた吉沢亮と、出航直前に切羽詰まった様子でクルーズ船に乗り込んで来る乗客・盤若千弦役を演じた宮﨑あおい、そして2人に実際に会うのが今回初めてという脚本の坂元裕二氏。

 その冒頭には吉沢と宮﨑で「せーの」と、声を合わせて、視聴者をお出迎えをすることとなるが、吉沢は「パーティー“へ”ようこそー」といい宮﨑は「パーティー“に”ようこそー」と、“息がカッチリはあわず”吉沢はこの事態に噴き出しそうになりながらも次のセリフを言うというゆる~い一幕から。

 坂元氏は吉沢が演じた冲方について、「執事という職業に以前からとても興味があり、我慢している仕事だと思うのですが、耐え忍んでいる姿から滲み出るユーモアみたいなものを描きたいと思いました」とコメントすると、吉沢は「坂元さんの脚本でいつかお芝居したいというのが僕の夢だったので、 すごく嬉しかったです。演じた役も本来は主人公の立場にいない男が、今回は真ん中に立っているっていうのが、ちょっと不器用な感じがして、とても愛おしくて僕はすごく好きでした」と語っている。

 宮﨑が演じた盤若についても坂元氏は、「宮﨑さん(のイメージ)が盤若千弦っぽくないじゃないですか。 (本人は)ソフトな印象ですが、盤若千弦って(名前が)すごく硬い。ちょっとめんどくさそうな名前で、そのバランスの悪さが面白いなと思いました。50年代~60年代ぐらいのハリウッドのラブストーリーみたいなテイストを目指していたところがあって、そこに出てくるヒロインは、大体謎めいたよくわからない人として現れます。(本作でも)この人がどんな仕事をしていて、 どんなところで生まれて、どんな生き方をしてきたのかというのは、意識して描かなかったので、狙っていた通りよく分かりませんが、とてもユニークで愛せる女性になったと思って嬉しいです」と話すと、宮﨑も「本当にユニークなセリフがたくさんあるし、”この世で最も愚かな人間は店員さんに偉そうな人だ”という一言でも、すごい彼女の正義感というか、真っ直ぐな想いみたいなものが随所に散りばめられていたので、とても楽しかったです」と笑顔で語っている。

 そして冲方優の職業であるバトラーについても宮﨑は「私はバトラーさん(の正しい発音)が言えなくて。吉沢さんが“マヨラーです”と教えてくれて、やっと言えるようになったというのを思い出しました。初日からとても助けていただきました。セリフがやっぱり楽しいので、覚えるのも楽しいし、それをまた吉沢さんとテンポよくやっていくというのは本当に楽しい作業でした」とまさかのエピソードも飛び出している。

 ほかにも、吉沢は冲方の「思わず引き寄せて抱き寄せちゃうみたいな優の不器用さが出れば」というシーンや「大変でしたけどそのぶん楽しかった」とも。坂元氏が吉沢を「素晴らしい」と絶賛したシーンにはにかんで「たぶん吹き替えの人ですね」と、“別人”であることも明かしている。

 一方、解禁されたカットは、配信前から話題となっていたという冲方優と盤若千弦のキスする直前!?な胸キュンカットとなっている。

 また、本作の配信を記念し、17日から23日(午後4時から午後9時)まで、作中の名台詞と映像が流れるクルーズ船が、大阪・道頓堀を運行することも決定となった。

 ■座談会映像

 ※クレイジークルーズ過去記事
 ・「クレイジークルーズ」のMSCベリッシマに乗船!吉沢亮ら写真とともに紹介
 ・吉沢亮 大遅刻のはずが「普段の1.3倍盛れてた」!安田顕にからかわれてずっこける
 ・吉沢亮「台本を読んでキュン」なキスシーン!「クレイジークルーズ」イベ開催