スクールアイドルユニット『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の日野下花帆役の楡井希実、乙宗梢役の花宮初奈、村野さやか役の野中ここな、夕霧綴理役の佐々木琴子、大沢瑠璃乃役の菅叶和、藤島慈役の月音こなが18日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナでライブイベント『ラブライブ！蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ 1st Live Tour ～RUN！CAN！FUN！～』Day1を開催。フレッシュさあふれるパフォーマンスでこれまでの彼女たちの軌跡をたどるライブ構成で観客たちを魅了した。
『蓮ノ空女学院（はすのそらじょがくいん）スクールアイドルクラブ』は、スクールアイドル『μ’s』、『Aqours』、『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』、『Liella!』を輩出している、オールメディアで展開する『ラブライブ！』シリーズの新規プロジェクトとなるグループ。石川・金沢市から奥まった場所で、蓮の花の咲く湖の傍らにある私立蓮ノ空女学院が舞台。2023年4月より配信スタートとなったスマートフォン向けアプリ『Link！Like！(リンクライク)ラブライブ！』をはじめ、メンバーおよびメンバーを担当するキャストによる動画配信など、さまざまにメディアミックスされている。本ライブツアーは、『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』にとって初のナンバリングライブとなる。
【前編（「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」東京公演Day1！ユニットごと魅せる歌唱）より】
映像演出を挟んで、青の衣装に身を包んだ『DOLLCHESTRA』による楽曲『ジブンダイアリー』、『Mirage Voyage』。楽曲『眩耀夜行』の衣装となった『スリーズブーケ』は同楽曲をシンメトリーのようにダンスパフォーマンスしたり、『Kawaii no susume』では2人で大きく手を広げてハートを作るハッピー感あふれるステージングを披露した。
そして楽曲『ド！ド！ド！』の赤いノースリーブ衣装に身を包んだ『みらくらぱーく！』が登場。ハイテンポかつ同楽曲のファンシーさを素早い手の振付が多いダンスとともに表現し、続けて『ハクチューアラモード』を披露した。
その後も、夏が戻ってきたような、白とパステルカラーに彩られた上着と、おみ足眩しい膝上のデニムパンツ衣装の6人による『夏めきペイン』をはじめ、畳み掛けるようにユニット曲を次々披露。その最後に6人の歌声を重視した『明日の空の僕たちへ』を青空の映像をバックに歌い上げ、余韻を残してライブ本編を終えた。
アンコール明けにはメンバー6人がスクリーン上に登場。さやかが11月17日が「綴理先輩がお誕生日だったんです」といいお祝いしようと提案。これに綴理が「人生で一番幸せな誕生日だ。誕生日18日に変えよう」と嬉しさいっぱいといったコメントを繰り出すと「幸せな日に誕生日で良かった」と、しみじみ。会場一体となってハッピーバースデートゥーユーを歌い上げるなか、綴理は「生まれて初めてだ。こんなに温かくて、嬉しくて。みなさんのおかげですね。これからも頑張るよ。だから僕たちのことを見ていてほしい。きょうは本当にありがとう！」と、一礼し感謝を伝える。そして、「もらいっぱなしで終わるわけにはいかないな。じゃあ行こうか、いまならすごいことができそうだ」というと、キャストによるパフォーマンスがスタート。
『On your mark』6人で披露した後には、『みらくらぱーく！』による『ノンフィクションヒーローショー』、『DOLLCHESTRA』による“結び目”を意味する楽曲『KNOT』、『スリーズブーケ』による楽曲『千変万華』、6人でのハロウィン色あふれる楽曲『Trick & Cute』と、アンコール後にもさまざまな表情で魅せる。MCを挟んで、アンコール後の楽曲を振り返りながら、各ユニットでトロッコに乗り場内をめぐりながら楽曲『Legato』、『永遠のEuphoria』を連続歌唱して、歌唱を終えた。
そして1人1人からメッセージが。
月音は、ツアーが折り返しを過ぎたが「半分という感じがしないんです」と、まだまだ気持ちが上がり続けているそうで、「いま、ここまで来たんだという振り返るようなライブになりました。みなさんに楽しいをこの先も届けられたら嬉しいです」と、先を意識したメッセージを。
菅は、『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の楽曲1曲1曲に「ストーリーが絶対にあるんです。いろんな楽曲にそれぞれの思いが込められていて、『蓮ノ空』のみんながいまを生きているからこそ、ダンスが、声が届く……というか」と胸に言葉があふれて詰まったのか、なぜか隣にいた月音に絡む。月音は菅をいなす一幕を見せつつ、菅はそこから続けて「『蓮ノ空』ならではの景色が見れるのか、どんな未来になっているのか、想像がつかなくて、分からないなかですが、みなさんと一緒に日々を、1日1日を楽しんで過ごして行けたらいいなと思いました」と、心境を。
佐々木は綴理の誕生日にあらためて触れ、「綴理ちゃんは本当に幸せだと思います」と笑みを見せつつ「私はまだまだ綴理ちゃんのレベルには追いつけないけど、なんとか隣に立てるようにと頑張っている最中です。どうか、佐々木琴子の応援と綴理ちゃんの応援も。これからいろんな展開もあると思いますので、心配しすぎずに見守ってもらえれば」と、意気込みとともに。
野中は、『蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』メンバー内の学年・身長差などはあっても心の距離感として「学年が違うからこそ分かりあえる絆があるなと思うんです。私はこのツアーでみんなとも絆が深まったと思っています。ライブでは、これまでの振り返りで、その道筋の中には私たちがいますが、みなさんもいるんです。なんて言ったらいいのか不思議です」と、観客たちも物語の一部になっているという気持ちを。
花宮は、これまでにしたことのなかった曲振りを『明日の空の僕たちへ』でしたことに「この曲は『蓮ノ空』が色濃く出ていて、今の『蓮ノ空』を知ってもらいたという気持ちで演じさせて頂きました」という気持ちを込めていたことも明かしていた。
そして楡井。アンコールの楽曲が福岡公演より増えていると話しつつ、とくに楽曲『Trick & Cute』がハロウィンを意識した楽曲だったため、「ハロウィン曲まで増えて、みなさんと歩んできたからこそなんだなって」と、活動の軌跡が現実的な時間とリンクしているからこその楽曲が増えたとしみじみ話すとともに、今後も「どんどんいろんな軌跡が延びていくと思うので一緒に過ごしていただければ」と、呼びかけた。
そのまま観客たちに向けてのあいさつとなったが、その最後は2人ずつのユニットであいさつとなり、『みらくらぱーく！』は楽曲『ノンフィクションヒーロー』の歌いだしの印象的な歌とポージングで締めくくると、『DOLLCHESTRA』も佐々木の提案で『みらくらぱーく！』の2人と同じフレーズを歌ってポーズをするお茶目さを振りまく。『スリーズブーケ』は『Kawaii no susume』から2人で同楽曲の歌詞にあわせて「Kawaiiって言われたいのです！」と声をあわせて2人でハートを作って笑顔いっぱいでステージを終えていた。
■セットリスト
M1：Dream Believers／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
M2：Yup!Yup!Yup!／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
MC
M3：水彩世界／スリーズブーケ
M4：残陽／スリーズブーケ
M5：Sparkly Spot／DOLLCHESTRA
M6：青春の輪郭／DOLLCHESTRA
M7：謳歌爛漫／スリーズブーケ
M8：Holiday∞Holiday／スリーズブーケ
M9：スケイプゴート／DOLLCHESTRA
M10：Tragic Drops／DOLLCHESTRA
M11：DEEPNESS／スリーズブーケ＆DOLLCHESTRA
映像演出
M12：ジブンダイアリー／DOLLCHESTRA
M13：Mirage Voyage／DOLLCHESTRA
M14：眩耀夜行／スリーズブーケ
M15：Kawaii no susume／スリーズブーケ
映像演出
M16：ド！ド！ド！／みらくらぱーく！
M17：ハクチューアラモード／みらくらぱーく！
M18：夏めきペイン／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
M19：素顔のピクセル／スリーズブーケ
M20：アイデンティティ／みらくらぱーく！
M21：ココン東西／みらくらぱーく！
M22：Take It Over／DOLLCHESTRA
M23：明日の空の僕たちへ／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
EN1：On your mark／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
EN2：ノンフィクションヒーローショー／みらくらぱーく！
EN3：KNOT／DOLLCHESTRA
EN4：千変万華／スリーズブーケ
EN5：Trick & Cute／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
MC
EN6：Legato／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
EN7：永遠のEuphoria／蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
※記事内写真は(c)プロジェクトラブライブ！蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ
